ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ショウジョウトンボ 番外編

2019-01-14 | トンボ科番外編

敢えて撮らないトンボ(その2)

ごく普通に見られるショウジョウトンボは一般的に馴染みのあるシオカラトンボより出会う機会が多いようにも感じます。
真っ赤な成熟♂が目立つせいかもしれません。敢えて撮らないトンボですが、池の環境変化で全く見なくなることがあります。

過去の画像を探してみました。始めに羽化の様子。ショウジョウトンボの羽化は2015年6月に掲載しています。

♀ 羽化





2015.6 東京都稲城市

♀ 羽化


♂ 羽化

2016.5 都区内

空中での僅か数秒間の交尾後、♀は直ちに産卵します。交尾はカメラを向けた途端に終わるので狙って撮ることができません。
開けた水面に出て産卵する♀、障害物がなければカメラが向きます。大概はアオヤンマの交尾待ちの間に撮影していました。

♀ 産卵

2008.9 都区内


2014.6 都区内








2014.5 都区内



若い♀の産卵

2014.6 都区内

産卵警護する♂を見ることがありますが、大概は他の♂と争いになり上空に舞い上がってしまいます。画像は巡回飛翔です。

♂ 飛翔

2013.5 都区内

複眼まで真っ赤に成熟した♂は真夏の日中、炎天下でも盛んに行動するので水面に出れば大抵撮影できます。
しかし、日射しが強烈で思うように赤色が撮れないので気力が萎え、暑さに耐えてまで敢えて撮る気になれません。

♂ 静止

2007.7 都区内




2013.6 都区内


2015.6 都区内

♂ ほぼ成熟 静止

2013.6 都区内


2008.7 都区内

赤くなる前の成熟過程の♂は♀と同じ様な体色です。真っ赤になる直前から未成熟までの♂を並べてみました。
羽化後間もない個体は♂、♀とも翅が薄く色づいて輝き独特の美しさがあります。

♂ 半成熟 静止

2016.5 都区内



同 捕食

2015.5 都区内

♂ 未成熟 静止

2009.5 静岡県磐田市


2013.5 都区内


2015.6 都区内

以下は、成熟から未成熟の♀の画像です。

♀ 静止



2014.6 都区内

♀ 半成熟 静止

2014.5 都区内

♀ 未成熟 静止



2015.5 都区内

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シオカラトンボ 番外編

2018-12-14 | トンボ科番外編

敢えて撮らないトンボ(その1)

シオカラトンボはいつでも撮れるはずと、敢えて撮ることがありませんが、昨今まとめて見る機会が減っています。
撮影に行く時期や場所にもよるのでしょうが、共生する所ではオオシオカラトンボの方が目立っています。
一番馴染みのあるトンボでも、そのうち撮影に苦労することになるかもしれません。過去に撮影した画像を探しました。

トンボの羽化を初めて撮影したのはシオカラトンボ。シオカラトンボの羽化の記事は2015年6月に掲載しています。

♂ 羽化



2008.5 東京都八王子市

トンボがトンボを捕食するシーンは、ヤンマ科では度々見かけるものの、トンボ科のトンボではあまり見ません。
草が被ると撮らないことが多く、これまでに撮ったイトトンボ以外のトンボを捕食するシーンは全てシオカラトンボです。

♀ 老熟 静止 マユタテアカネ♂未成熟を襲う




移動して捕食

2014.7 栃木県真岡市

♂ 静止 マユタテアカネ♂未成熟を捕食

2008.8 東京都立川市

♂ 静止 アオイトトンボ♂を捕食

2013.9 栃木県真岡市

♀ 未成熟 静止 おそらく未成熟のイトトンボを捕食

2010.7 千葉県野田市

交尾態は自然にカメラが向くので何度も撮影していますが、♀の緑色の複眼を捉えるのに苦労します。

交尾態

2009.7 千葉県市川市


2009.8 横浜市


2011.9 栃木県真岡市


2014.5 埼玉県嵐山町


2014.8 東京都稲城市

トンボを撮り始めて交尾、産卵が珍しかった頃の画像です。交尾後、産卵に移行、♂の産卵警護は通常のパターンです。

交尾態


♀ 産卵 ♂ 警護

2007.7 都区内

昼下がり、他に撮るものがないなかでの撮影です。産卵前のホバリングが長かったのが好都合でした。

♀ 産卵 ♂ 警護






♀ 産卵


♀ 飛翔 


♂ 飛翔 産卵警護

2011.6 群馬県館林市

♀ 河川中流域の本流での産卵


上の♂は産卵警護

2016.6 埼玉県嵐山町

老熟♀の産卵

2017.7 神奈川県横須賀市

単体の画像はないかと思いつつ探してみると、ありました。成熟した♂の複眼はなかなか綺麗です。

♂ 静止

2008.7 都区内


2012.7 都区内



縄張りの♂を攻撃する♂

2015.8 東京都あきる野市

白粉を帯びる前の未成熟♂の画像です。

♂ 未成熟 静止

2011.6 埼玉県嵐山町


2014.7 埼玉県杉戸町

♂ 羽化直後 静止

2012.5 都区内

ムギワラトンボと呼ばれる♀です。♂型の♀には未だに出会っていません。

♀ 静止

2007.8 東京都八王子市

♀ 未成熟 静止

2008.6 神奈川県鎌倉市

♀ 羽化直後 静止 

2013.4 神奈川県鎌倉市

♂、♀ともに力尽きた終焉真際の光景です。水没しそうな♀が♂にしがみつきます。

左♂ 右♀



2011.10 埼玉県長瀞町

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ヨツボシトンボ 番外編 <2010.5~2012.5 東京都他>

2014-04-14 | トンボ科番外編

<2010.5> 都内のヨツボシトンボ

09年5月、都内にヨツボシトンボが生息することを知り、日野市の池に行きましたが、曇天で見られず。
翌10年5月、同じ池で多数の個体を確認。交尾態も目撃しましたが、高速で飛び回り歯が立ちませんでした。

♂ 静止




♂ 飛翔


♂ 静止






捕食

2010.5.3 東京都


<2011.5> ヨツボシ王国

11年のGWは天候不順でGW明けから本格始動。5月初旬、前年にヨツボシトンボを撮影した池に出かけました。
4月の冷え込みがきつく発生が1週間程遅れたようで生殖活動の活性化はもう少し先の様子でした。

♂ 羽化直後


♀ 羽化直後


♂ 静止








捕食



2011.5.8 東京都

1週間後、再び様子を見に行くと、気温が25℃に上がり、♂が一斉に池に出てきて縄張り行動をしていました。
個体数は前年よりはるかに多く、この年が当地のピークであったと思われます。

♀が飛来すると♂が壮絶な奪い合いを展開します。前年、悔しい思いをした交尾態を意地でも撮るつもりでした。
交尾態で約10秒、全速で飛び回るので骨が折れますが、何度も現われるだけにシャッターチャンスがありました。

連結の瞬間 追う♂が2頭、向き合う♂と♀ 合わせて6頭


♂ 飛翔 縄張り争い


交尾態 飛翔


交尾態 静止 珍しく一瞬止まる


♀ 産卵





2011.5.15 東京都


<2012.5> 悲惨な結末

12年、例年行く池に大量のザリガニが発生。ヨツボシトンボは激減しシーズン中に数個体しか目撃しませんでした。
以来、当地の様子を見に行っていません。

♂ 静止

2012.5.12 東京都

5月初旬、熊谷市の池に行きました。当地では生殖活動には時期が早く羽化中の♀がいましたが、発見が遅れました。

♀ 羽化








♀ 羽化直後 別個体

2012.5.5 埼玉県

5月中旬、桶ヶ谷沼のベッコウトンボの撮影時、ヨツボシトンボが多数見られ生殖活動がピークのようでした。

♀ 産卵

2012.5.13 静岡県

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