ヨツボシトンボ ２０１５＜４月＞

＜４．３０＞

羽化の経過

曇天で都区内のヨツボシトンボの羽化撮影です。殻は目立つ所で見るものの、範囲が広く探索は難航しました。
探し回って羽化中の♀を目撃。翅が伸びた状態でした。しばらく撮ってから辺りを探索して休止期の♂を発見。

休止期からの♂の羽化の経過を追っていきます。

9:26　休止の個体を発見  


9:29　すぐに動き始めて脱出開始








脱出直後


9:32


9:34


9:37


9:53


10:34   翅のヨツボシがはっきりしてきた


11:15   開翅　脱出後１時間４６分経過




11:51   処女飛行して草叢に着地


先に羽化を始めていた♀です。

♀　羽化




♀　羽化直後　別個体


日が射すと水辺に出てきて縄張りする♂が見られました。

♂   静止



２０１５．４．３０   東京都

ハラビロトンボ ２０１５＜４月②＞

＜4．２９＞ 続編

半成熟の交尾と産卵

草叢で多数の未成熟、半成熟を目撃して、生殖活動は数日後とみて撤収を始めると半成熟♂が池に出てきました。
しばらくして♂が集合し縄張り争いが始まり、♀も飛来して争奪戦になりました。交尾後の♀は小休止して産卵。
産卵が見られるとは、午前中の様子からは想像できませんでした。

縄張り飛翔する半成熟♂


♂数頭が出てきて縄張り争い






♀が飛来するとすかさず連結


交尾態で飛び回る




着地は数秒間




交尾態に襲いかかる♂




交尾を解いた瞬間




♂が争う間隙を縫って産卵が始まる



２０１５．４．２９    横浜市

ハラビロトンボ ２０１５＜４月①＞

＜4．２９＞

羽化直後から成熟途上

ハラビロトンボの羽化が盛りの頃。昨夏干上がった湿地の様子を見に行きました。曇がちで最高気温２３℃。
大半は羽化を終えたようで、多数の未成熟、半成熟が草叢に潜んでいました。午前中、池に出る♂はいません。
１０時半頃、羽化中の１♂を発見しました。すでに翅が伸びた状態です。

♂   羽化






羽化環境


♀   羽化直後


野原の様子


♂の未成熟から半成熟に至る様々なステージの個体を並べました。青灰色の粉をおびた成熟個体はまだ見ません。

♂   未成熟




♂   半成熟

午後に池に出て縄張りする♂


♀   未成熟


♀   半成熟





２０１５．４．２９　横浜市

シオヤトンボ ２０１５＜４月②＞

＜４．２７＞

争奪戦

シオヤトンボの産卵を撮らないとシーズンが始まった気がしません。再び鎌倉の湿地に行って飛翔撮影です。
夏日になった湿地で♀の争奪戦が展開されました。産卵に来ると即刻交尾態になり、数秒後に産卵の繰り返し。
♀は何度も交尾を余儀なくされていました。交尾飛翔は悉く外れて、ストレスばかりが溜まりました。

完全に粉をふいてない若い♂


交尾態




♀   産卵　


















産卵警護の♂








産卵中の♀を♂が襲う




♂が争う間に♀は交尾を回避して逃げる


身を伏せる♀

２０１５．４．２７　鎌倉市

コサナエ ２０１５＜４月＞

＜4．２４>

羽化の盛り

新潟や福島に遠征すると、うんざりする程見られるコサナエですが、都内では限られた所のみに生息しています。
初めての羽化の撮影に多摩の池に行きました。９時前は早過ぎで、９時半になってから発見。最高気温２３℃。

♀の羽化、時間の経過を追っていきます。

9:30　休止期


9:37　脱出開始


脱出して前進




9:42　翅の伸長が始まる


9:44


9:46


10:03


1-:18　開翅　発見して４８分後


最初の♀は羽化時間が早かったようで、次の目撃は１１時近くになってからです。休止期の♀を発見しました。

10:50   休止


11:03   脱出


脱出直後


11:06   翅の伸長が始まる


11:09


11:24


11:38   開翅　先の♀と同じく発見から４８分後


11:41　飛立ち草叢に着地




見つけた個体の撮影にに拘っているうち、あちらこちらで羽化が始まっていて、ピークは１１時頃のようでした。
撮りやすい位置でも羽化したのは後になって分かりましたが、遅くなる程、光の反射が強くなります。

♀   羽化直後の２頭






♂   羽化


♂   羽化直後




正午を過ぎても羽化する個体が見られましたが、これにて撤収です。

♂   羽化



２０１５．４．２４   東京都