ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

カトリヤンマ 2019<10月⑤>

2019-10-31 | カトリヤンマ

<10.30>

ホバリング見納め

10月も残すところ2日。埼玉のカトリヤンマは数が少なく、3回行っても満足にホバリングを見ない状態です。
撮れなくても最後のつもりで行きました。雨上がりで気温22℃、日当たりのよい所に出る条件が揃いました。

11時半頃、早くも明るい湿地で産卵した♀がすぐに姿を消し、同50分頃になって♂が低空を飛び回りました。
1分程でホバリング開始、待っていたシーンです。縄張りのリスアカネが攻撃を仕掛けても湿地を離れずに続行。
日が高い時間で勝手が違い、トンボの向きに合わせ右往左往して撮影。今季のカトリヤンマはこれが見納めです。

♂ 飛翔












約30分間の長いホバリング後、低木に止まって同じく30分程休止。再度ホバリングすることはなく終了です。

♂ 静止

2019.10.30 埼玉県

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オオキトンボ 2019<10月>

2019-10-30 | ・オオキトンボ

<10.28>

時期が遅れて

1週間前の播州は雲に覆われオオキトンボを見ずに帰りました。今週は懸念ない晴予報、諦めきれず出直しです。
午前の気温23℃、上々の天候でしたが、連結産卵は2対。殆どシャッターが切れず、再び痛い目に会いました。

11時10分頃、漸く飛来した連結態は岸に寄らず、その後はタイリクアカネとコノシメトンボの産卵ばかり。
正午が迫って焦るなか、同50分頃、最後の連結態が飛来するも、コノシメトンボに追われ沖に飛び万事休す。
当所は6年目ですが、これ程撮影機会に恵まれなかったのは初めて。時期が遅かったのか、深追いは禁物でした。

連結産卵


あまり撮らない♂の撮影にはよい機会でした。草原での活動開始は10時前後、活性がなく交尾の気配は全くなし。

♂ 静止




11時前に岸辺で縄張りする♂は数頭いたものの、止まってばかり。ホバリングするのはタイリクアカネのみ。





戦い終わってと言いたいところですが、戦いもなく正午頃に草腹で休止する♂です。当方も帰るしかありません。




2019.10.28 兵庫県

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コバネアオイトトンボ 2019<10月>

2019-10-29 | ・コバネアオイトトンボ

<10.27>

行かないことには

行くつもりでいて毎年時期を逸するコバネアオイトトンボ。関東の産地は芳しくないようで今季も見送りました。
時期が遅い感もありますが、行かないことには始まらず、初めての静岡です。正午頃から晴れ、気温は23℃。
見当をつけた辺りで1♂を目撃して久々の出会いに安堵。ここで生殖行動が見られるのか不安でも待機しました。

♂ 静止


12時半頃、いつの間にか♂が数頭水面に出てきた






草叢を探すと1♀が見られ、♂がいる水辺近くに飛びました。交尾の期待が高まりましたが、目撃できていません。

♀ 静止






13時過ぎ、いよいよ連結産卵が始まり、14時頃までに3対を目撃しました。

連結産卵









約40分間の空白の後、数対の連結態が飛来。見た限り15時半頃に産卵終了でした。時期的に前倒しの様子です。









左の連結態の♀は一旦産卵を終えましたが、この後、連結を解いて単独産卵に移行します。



♀ 産卵 すぐ上に飛び約30秒間単独産卵


♀ 静止 産卵後休止


連結態 産卵休止


池ではオオアオイトトンボが混生していて、この時期、コバネアオイトトンボより多いように見受けました。
前者は3対の交尾を目撃、近くの産卵場所に移動していきます。後者の交尾は目撃なく、連結態で飛来しました。

コバネアオイトトンボ♂とオオアオイトトンボ♀の連結態を目撃しています。しばらく連結して後は行方不明。

異種間連結 ♀はオオアオイトトンボ


<オオアオイトトンボ> 交尾態

2019.10.27 静岡県

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カトリヤンマ 2019<10月④>

2019-10-26 | カトリヤンマ

<10.23>

厳しい状況

晴間が広がって気温が上がる予報でカトリヤンマのホバリング撮影に。これで見られないと相当厳しい状況です。
正午過ぎに♂が飛来、下草に止まり時々探雌に飛立っては戻ります。この♂に期待しましたが、空振りでした。
気温は24℃で上々のコンディションでも、産卵は極端に少なく♀は広く分散しているようでもあります。

♂ 静止


別の湿地では水溜りの上で短いホバリングが見られました。真暗で撮り難く気乗りしませんが、取り敢えず撮影。

♂ 飛翔




すぐ止まる♂が目立ち、結局、待機した場所ではこの日もホバリングが見られませんでした。

♂ 静止




♀ 静止

2019・10.23 埼玉県

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タイリクアカネ 2019<10月>

2019-10-24 | トンボ科アカネ属

<10.20>

散々な遠征

天気予報がベストの2日を選定し関西遠征。初日はスナアカネ期待で臨海部、2日目はオオキトンボの予定です。
ところが、オオキトンボの池は雲に覆われて姿を見ないまま帰るという散々な遠征になりました。

初日の午前中まで晴れでしたが、スナアカネの姿なく、目立つのはタイリクアカネと想定外のネキトンボでした。
保険を掛けていたタイリクアカネの産卵も池の中央ばかりで思うように撮れずに終了。

交尾態 何度か目撃するも敏感過ぎる


これまで望む角度で撮れたためしがない 今回はロープの上


連結産卵 岸から遠い場所ばかり




やっと近くに 水中に多数の魚影




連結態 産卵休止


1♂がホバリングしたり止まったりして縄張り。連結態が飛来すると追い払い、ここでの待機は徒労でした。

♂ 飛翔






♂ 静止


別個体 これで打ち止め

2019.10.20 兵庫県

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