ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ネアカヨシヤンマ 2017<7月③>

2017-07-31 | ネアカヨシヤンマ

<7.31>

何時もの パターン

久々に猛暑日の予報、ネアカヨシヤンマのぶら下がりが狙い目。どこに行くか迷いつつ前回の湿地に行きました。
最高気温34℃でも、ぶら下がりは見られず探雌の♂も殆ど姿を見せません。結局、産卵のみで終わりました。
前回から10日以上経過、気象条件は良好でしたが、産卵の頻度、行動パターンに大きな変化はありませんした。

♀ 産卵 生木の1.5m程の高さで産卵  



ここは朽木


別の湿地を覗くと産卵中の♀が樹上に飛びました。産卵再開のパターンで、約10分間待つと降りてきました。 
この♀も生木に産卵。この木が気に入ったようで、約8分間小移動しつつ産卵しました。よい位置には来ません。







別個体 草の隙間から


♀ 静止



2017.7.31 埼玉県

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カトリヤンマ 2017<7月>

2017-07-30 | カトリヤンマ

<7.29>

雨の林で

雨の林で成熟を待つカトリヤンマの様子を見てきました。今年も多数の個体が集まっていて安泰です。

♂と未成熟♀ 洞になった所で雨宿り


広角で撮ると画面に7頭、うち6頭が♂


ほぼ成熟した個体が、♂を中心にちらほら見られました。

♂ 静止






♀ 静止




今のところ未成熟個体が多数派、例年どおり成長過程は様々です。

♂ 未成熟 静止






♀ 未成熟 静止







2017.7.29 栃木県

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ハネビロエゾトンボ 2017<7月>

2017-07-29 | ・ハネビロエゾトンボ

<7.29>

生殖活動盛況

どこへ行くにしても天候が不安定な状況です。天気の影響が少ないハネビロエゾトンボの撮影に行きました。
よい頃合いで、思いどおり生殖活動が盛況。3時間程の待機で産卵の目撃は6回、5♀が♂に捕捉されました。
捕捉前に産卵の撮影機会が十分にあり、4♀を撮影。朝方の雨が止んで曇天、最高気温は低く28℃です。

正午前、度々産卵が見られる暗いポイントに最初の♀が飛来して、約1分後♂に捕まりました。

♀ 産卵






数分後、明るいポイントに♀が入った気配、産卵場所を探していました。ここはストロボなしで撮影可能です。
いつの間にか別の♀が現われ、2m程の間で入り乱れて産卵。草陰で一瞬見失うと2♀の見分けがつきません。
約4分間、撮影を楽しみましたが、時間差で順次♂に捕まりました。











後に来た♀


後に来た♀が先に捕まりました。画面の片隅に写っていた交尾態です。

交尾態 飛翔


これまで見たなかで、最下流での産卵です。約20秒で♂に見つかりましたが、この♀は逃げ切りました。
約40分間に4♀の産卵が集中し極めて効率的でした。この後は続かず、しばらく飛来なし。





産卵する♀に♂が掴みかかるシーンを狙っていますが、タイミングが合わずまともに撮れたことがありません。
♂が♀を押さえ込んだ所にカメラを向けると、♀の姿がなく連結に失敗して一瞬気絶した♂がいました。

気絶した♂ 


30秒後に飛立つ


大概は樹上高く飛ぶ交尾態が何とか撮れる位置に止まりました。この♀は産卵開始前に捕まりました。

交尾態




定番の♂のホバリング、縄張り行動です。

♂ 飛翔

















2017.7.29 栃木県

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アオヤンマ 2017<7月④>

2017-07-28 | アオヤンマ

<7.28>

いよいよ終盤

いよいよアオヤンマも終盤。前回から4日後、前2日は真夏日にならず、この日も気温が上がらないようで再訪。
予報が外れて最高気温は32℃に上昇。風があり前回より少し低いものの、生殖行動には厳しい状況でした。
ところが、終盤ならではの現象か予想外の盛況。産卵に入る♀を数回、交尾態は4対を目撃しました。

正午前、産卵場所を探して飛び回る♀が葦原の奥に消えてしまい、落胆していると交尾態で飛び出しました。

交尾態


位置を変えて撮影していると、面白いシーンを目撃。林内で探雌していた♂が交尾態に飛びかかりました。



交尾態の♀に襲いかかる♂


交尾態の♂の腹部と♀の肢を掴んで止まる


引き剥がそうとしているのか♀の肢を離さない 




約1分半経過、先に交尾態が動きました。攻撃の♂から逃れて葦原に移動。

交尾態


先の件で神経質になっているのか5分程で再び移動して撮りやすい枝に止まりましたが、約1分20秒で樹上に。
交尾態で飛び出して樹木に静止してから約10分間の出来事でした。



♀が現われ、葦原をうろうろして今度は外側に着地。2年越しで狙っていたポイントでいよいよ産卵です。
ところが、♂の気配を察したか数秒間で飛びました。横から撮影できましたが一瞬で、冷や汗ものでした。

♀ 産卵


♀が消えた辺りをよく見ると、水面から50㎝もないような所に交尾態がいました。移動時に捕まったようです。
発見時、再度他の♂が交尾態に止まっている状態でしたが、撮影不能な位置。すぐに樹上に逃げて落着きました。

交尾態


この時期、まだ若い♀を見かけることがありますが、今季の観察はこれにて終了するつもりです。

♀ 静止

2017.7.28 東京都

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アオヤンマ 2017<7月③>

2017-07-27 | アオヤンマ

<7.24>

チョウトンボ捕食

終盤のアオヤンマです。この時期、まとめて交尾態を見る日がありますが、気温が上昇して目撃はゼロでした。
最高気温は33℃、体感はそれ以上の暑さでした。当然葦原の探雌行動も鈍くなる状況です。

ピークは過ぎても多数飛び回るチョウトンボを♂が捕えました。時に見る光景でも近くに止まることは珍しい。

♂ 静止 チョウトンボ♂を捕食




若い♀が草叢で捕食して去った後、♂が現われて♀が飛んだ辺りを低空飛行で丹念に探しました。

♂ 飛翔 探雌行動


午後、気温が上昇すると探雌行動は殆ど見られなくなり、暗がりを探すとぶら下がりの♂がちらほら。
アオヤンマの場合、暗い所にいても大概は見つける前に飛ばれてしまいます。

♂のぶら下がり

2017.7.24 東京都

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