<7.13>
炎天下
キイトトンボの生殖活動が盛りになる頃です。池に隣接する草叢では産卵に向かう連結態がちらほら見られます。
これらの殆どは交尾済であり、待ってもまず交尾には至らず、したがって移精行動を目撃することはできません。
偶然飛んできた連結態の移精シーンにやっと遭遇しました。炎天下、撮影に行った成果あり。最高気温32℃。
猛スピードで飛んできた連結態が静止して、即移精 20秒で終了
交尾態になってから止まり直した
2度目の移動 敏感ですぐ移動するが、遠くには行かない
3度目の移動
4度目の移動 交尾後7分経過
別個体 連結態の交尾を待つよりも静止している交尾態を探す方が早い
緑色型♀の交尾態
腹部の一部が瑠璃色に見えた♀
連結産卵
2025.7.13 東京都
<6.5>
神秘的な体色
キイトトンボの羽化が始まる頃、都下の公園に様子を見に行くと、目撃したのは1♂のみ。早過ぎたようです。
神秘的な黄色の体色が魅力で、脱出前から撮りたいのですが、探すのは容易でありません。今回も殻から出た後。
草原で♂数頭を見ましたが、生殖行動はまだこれから。10日もすれば賑やかになるでしょう。晴天で28℃。
♂の羽化 脱出直後
2分後 翅の伸長初期は急速に進行する
5分後
12分後 翅がほぼ伸びきる ここから腹部が伸長していく
草原の若い♂ 生殖行動はまだ始まっていない 目撃は♂のみ
<ショウジョウトンボ> 池端の♂
2025.6.5 東京都
<6.17>
羽化の進捗
昨日、キイトトンボの羽化撮影に行くと産卵が始まっていました。時期の認識不足で、急ぎ都下の公園に出直し。
草叢で未成熟が多数見られ、やはり羽化のピークは過ぎていた様相です。炎天下、定位のヤゴを探し回りました。
しかし、発見できず、脱出後の個体を見つけるのが精一杯。翅伸長の初期段階の進行が急速で撮影に焦りました。
腹部の伸長後の進捗は遅く、これまでの目撃の大半はその段階でした。今季一番の暑さを体感。最高気温31℃。
♀羽化 暑い盛りの13時頃 脱出直後で発見があと一歩遅かった
翅の伸長は兎に角早い 発見から1分半
3分でここまで伸長 体色の黄色が美しい
左側にも羽化殻があった
発見7分後 翅がほぼ伸びきる
同12分後 腹部の伸長過程
同16分後 よく見る羽化ステージ ここからが長い
♂羽化 腹部の伸長後
未成熟♂ 腹部先端の背面に黒色斑が出始めた段階
交尾前と思われる連結態 簡単には交尾しない
胸部が完全に緑色になる前の若い♂
連結産卵 まだ少ないが所々で2、3対が集合していた
2024.6.17 東京都
<6.16>
蜘蛛に捕まる
朝方のヤブヤンマの羽化を撮影後、昼でも羽化するキイトトンボの池に移動しました。気温が急上昇して29℃。
羽化個体が見られる一方、すでに産卵が始まっていて、撮影を開始した途端に連結態の♀が蜘蛛に捕まりました。
羽化を撮影していると近くに連結態が飛来
蜘蛛に襲われて連結態で飛び上がるも振り払えずに落下 ♂は逃げて♀が捕まった
♀羽化
♂羽化 大半は羽化殻から離れている
連結産卵 蜘蛛に襲われた個体を含め3対を目撃
単独産卵後、休止する♀
2024.6.16 東京都
<6.8>
6年ぶり
キイロサナエの産卵には時期が早いようで、アオヤンマの生息地の新規開拓に行きましたが、撮影に至らず。
気温が高過ぎて次の候補はベニイトトンボ。かって都区内の多産地では簡単に撮れたものの、今や幻で6年ぶり。
個体数は少なく、炎天下の撮影で苦労させられましたが、何とも魅力あるイトトンボです。最高気温29℃。
交尾態 目撃はこれのみ
連結態が水面に現われても、直ちに産卵とはいかない
漸く産卵 目撃は2対
<アオモンイトトンボ> 交尾態 これを撮るのも久しぶり
2024.6.8 埼玉県