ネアカヨシヤンマ ２０１９＜７月②＞

＜７．３０＞

連日のぶら下がりヤンマ（その２）

マルタンヤンマを探しているとネアカヨシヤンマがいました。当地では数年前から減少傾向で３年振りの撮影。
１♂のみでしたが、久々に姿を見ると嬉しくなります。一方、何時もいるヤブヤンマの目撃はありませんでした。

♂のぶら下がり

５日前に産卵撮影した湿地に移動。１５時過ぎがよい頃合いとみましたが、産卵タイムは終わっていた様子です。
産卵時刻は日替わりで、産卵後と思われる２♀を撮影。最初の♀はネアカヨシらしく蜘蛛の巣の近くで休止。

♀　静止




別個体


暗い所でぶら下がっていた♂です。

♂のぶら下がり



２０１９．７．３０　埼玉県

マルタンヤンマ ２０１９＜７月②＞

＜７．３０＞

連日のぶら下がりヤンマ（その１）

こう暑いと木陰のぶら下がりしか選択肢がありません。所を変えて連日のマルタンヤンマです。最高気温３５℃。
出がよく午前３♂、午後３♂を目撃しました。午後の♂は午前に見た個体が重複している可能性があります。

♂のぶら下がり　やや高い樹上


すぐ近くにいた若い♂




別のエリアの♂


午後の♂です。午前中、やや高い枝にいた個体が午後になって低い場所に移動していることがよくあります。
以下は、同じエリアでの撮影です。

♂のぶら下がり






上の♂が飛んでから約２５分後　同一個体の可能性が大


上の♂が移動




１３時５０分頃に降りてきた別個体




♀は午後に３頭目撃。最初の♀は産卵で腹部に泥が付着した老熟気味の個体。高い樹上にいました。

♀のぶら下がり


別個体

別個体　若く美しい個体





２０１９．７．３０　埼玉県

マルタンヤンマ ２０１９＜７月①＞

＜７．２９＞

梅雨明けの猛暑日

梅雨明けと同時に猛暑日。いそいそと都区内の公園にぶら下がりヤンマを見に行きました。最高気温は３５℃。
ところが、低木が刈られて環境が変わり、マルタンヤンマが降りてきても見つかる場所が限られる状態でした。
１５時近くの帰り際、奥まった所でやっと１♂発見。葉の間で撮れる角度は１ヵ所でした。他は未成熟１♀。

 ♂のぶら下がり




午前中、最初に見つけた個体は未成熟♀です。

未成熟♀のぶら下がり


他の目撃はヤブヤンマ２♂です。

＜ヤブヤンマ＞　♂のぶら下がり



２０１９．７．２９　東京都

オオセスジイトトンボ ２０１９＜７月②＞

＜７．２６＞

交尾態に苦労

今季撮影したオオセスジイトトンボ、オオモノサシトンボ、アマゴイルリトンボ、どれも交尾態を外しています。
当所のオオセスジが最後の機会です。到着早々、交尾態を見つけましたが、撮影準備中に交尾を解きました。
その後は連結しても交尾に応じない♀ばかり。予想外に苦労した末、やっと２対を撮影してきました。

連結態　交尾を解いた直後


交尾態


移動後




交尾態　別個体


移動後



２０１９．７．２６　宮城県

アオヤンマ ２０１９＜７月②＞

＜７．２６＞

不思議な一角

台風接近の予報で再び東北に。東京でさっぱりのアオヤンマですが、昨年の沼では高い確率で産卵が見られます。
前回の７月上旬も♀の飛来を２回目撃。勿論、飛来しても撮影できるかどうかは別。産卵する場所次第です。

午前中から気配がないまま時間が経過。外れを覚悟しましたが、１２時５０分頃、♀がガマの繁みに入りました。
手前のガマが邪魔で落着くのを見計らって除けようとすると飛びましたが、周回して同じ所に戻ってきました。
仕切り直しです。上から下に移動するので隙間から姿が見えるのは僅かな時間。約６分間で上空に飛びました。
不規則に産卵痕が並んでいるのは、最初の産卵時のものがあるためです。気温２９℃、暑さに耐えて何とか撮影。

♀　産卵


少し気温が下がった１５時４０分頃、次の♀が飛来。数１０ｍの範囲を右に左に飛んで産卵場所が定まりません。
産卵せずに飛び去る可能性もあります。見失うとおしまいですが、何とか目で追うことができ無事着地して産卵。

もう１♀が飛来するも二兎は追えません。まず♂を見ることがなく、産卵の♀のみが飛来する不思議な一角です。

♀　産卵　強い風の影響もあるのか約１分間で移動






１０ｍ程飛び、ここでも落着かずに約２分間で移動


３ヵ所目で漸く落着きました。長時間の産卵になりそうですが、これにて時間切れ。


２０１９．７．２６　宮城県