ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

アオヤンマ  2016<6月②>

2016-06-30 | アオヤンマ

<6.25>

6月のその後

アオヤンマの池の環境が変化して交尾の目撃回数が減っています。葦原から出てくる個体数は以前の半分以下。
さらに確率の低い産卵には全く遭遇しません。初旬から単体も殆ど撮影できていない状況です。
この日は雨上がりで久々の青空が見られた絶好の天候ながら、交尾、産卵は不発。最高気温はやや高く29℃。

♀が池端の木に一時休止してから高い梢に飛びました。葦原の見えない所で産卵していたようです。

♀ 静止

2016.6.25 東京都

6月中旬、埼玉の様子です。前夜からの雨が早朝に止み、晴れ上がって気温がどんどん上昇して最高気温30℃。
草叢で♀を目撃、産卵を期待しましたが、狙いどおりにはいきません。♂が飛来して交尾態が飛び出しました。
枝の影を避けるべく距離を詰めると飛ばれ、これまでです。

交尾態


♂ 静止

2016.6.17 埼玉県

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アマゴイルリトンボ  2016<6月>

2016-06-29 | ・アマゴイルリトンボ

<6.18>

運よく交尾態

この日はアマゴイルリトンボが主目的ではないので森の中を一周した程度ですが、運よく交尾態を撮影しました。
朝のうちは暗雲がかかり強風が吹いて、♀は道端に集まっていたものの、成熟♂が殆ど姿を見せませんでした。
漸く晴れ間が出ると♂の動きが活発になってきました。とはいっても、簡単には交尾に至りません。

静止の♂に突っかかる♂


やっと飛翔する連結態を見つけましたが、交尾寸前に他の♂に干渉されて草叢に逃げられました。

連結態


半ば断念していたところ、産卵場所のすぐ上にいる交尾態を見つけました。

交尾態


小移動してよい位置に着地 撮影中も日が射したり陰ったり




交尾を解いて連結産卵に向かいますが、撮影困難な場所に潜り込まれました。

連結態


♂ 静止




♀ 静止



2016.6.18 福島県

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カラカネトンボ  2016<6月>

2016-06-27 | エゾトンボ科

<6.18>

産卵見られず

約1週間前、カラカネトンボを目的に中越に行って1頭も見られず、他の生息地で意地でも撮影したくなります。
梅雨時の天候待ちの日、関東地方も広く晴れましたが、会津に行きました。高原の気温は低く24℃前後。

10時頃到着すると、黒い雲が次々に通過して強風が吹く厳しい状況でした。それでも飛ぶ♂がいたので一安心。
日が射すと多数の♂が水面に出てきましたが、皮肉なことに今回は争いが激しくゆっくり撮ることができません。
狙いの産卵は、6時間程いた守備範囲で一度も見ませんでした。連結態で飛ぶのは2回目撃しています。

♂ 飛翔











2016.6.18 福島県

時期がやや遅かった昨年はまったく♀の目撃がなく、産卵は2年連続の空振りでした。
同所で♀を撮影したのは4年前。夕方近くに♀が飛来しましたが、水面際を低空飛行し草陰に消えました。

♀ 産卵


見失ってからの再発見時は、もがいて水没寸前の状態。植物に後肢か絡んだようですが、よく分かりません。









救出後です



2012.6.18 福島県

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ハッチョウトンボ 2016<6月>

2016-06-24 | ・ハッチョウトンボ

<6.15>

素早い

グンバイトンボの交尾態を探していると、正午直前に晴れてきてハッチョウトンボの生殖活動が見られそうです。
急ぎ湿地に行くとすでに産卵中でした。日が翳った12時15分には終了。約15分間でしたが間に合いました。
小さいので目が慣れるまでは見逃しがちです。飛来した♀は2、3頭で、縄張りの♂に次々に交尾されました。
交尾は数秒間で終わり、産卵を始めても数秒間で休止します。相変わらず何とも素早い動きです。

交尾態










短時間で何度か交尾態が撮れたものの、突然始まる産卵には翻弄され続けます。好んで産卵していた場所です。

♀ 産卵




見つけてピントを合わせるうちに大概は草の陰に入ってしまいます。











産卵する♀と警護の♂です。産卵を休止すると♂は近くに止まります。





♀ 産卵休止


最後まで産卵していた♀が湿地を離れて近くの草叢に着地しました。♂が追うことはありません。

♀ 静止 産卵後


昼下がり14時半の湿地の様子です。♂は定位置にいても、この時間に産卵する♀を見たことがありません。

♂ 静止






♀ 静止 隣接する草叢で目撃

2016.6.15  岐阜県

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グンバイトンボ  2016<6月②>

2016-06-22 | ・グンバイトンボ

<6.15 >続編

少ない産卵(午後の部)

待機したポイントで、午前中のグンバイトンボの連結産卵はゼロ。午後に期待したものの1対に終わりました。
昨年は、正午前後をピークに14時過ぎまで多数の連結産卵を見ています。小川の澱みに変化はなく不可解です。
一方、午前の様子から半ば断念していた交尾態ですが、妙な展開もあって2対を撮影できました。

12時半、漸く連結態が飛来して産卵を開始しました。5分程で産卵を止め、水辺のツルヨシに止まります。

連結産卵


静止した連結態


しばらく見ていると交尾を始める様子。移精行動はせず、何度も失敗しながら約3分かけて交尾態になりました。
交尾未済であったか、再交尾なのか不可解な行動でした。



交尾失敗


再度試みる


交尾態 




交尾は約30分間に及び、その後、再び連結産卵を始めました。

連結産卵




産卵移動


連結産卵


約1時間の連結産卵後、産み足りないのか単独産卵を始めます。一時休止しながら30分以上続きました。

♀ 単独産卵










近くに止まっていた警護の♂が様子を窺って飛ぶと、交尾拒否の姿勢を見せる


待機場所では他の連結態の飛来はなく、これを逃していたら産卵撮影ができずに終わるところでした。
時期が早いのか日が悪いのか分かりません。別の場所で2対を目撃していますが、草陰に潜って撮れていません。

交尾態は他に1対撮影。14時前、草叢の♀を縄張りの♂が連結し移精した時、別の♂に干渉されて飛びました。
見失って近くを丹念に探し、交尾態を発見しました。

交尾態




強い風が吹いて移動



2016.6.15 岐阜県

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