ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

キイロサナエ 2018<5月②>

2018-05-31 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<5.29>

帳尻合わせ

キイロサナエの産卵を撮影して一段落。次の♀の飛来待ちで水路を眺めていると、13時頃に水中のヤゴを発見。
この時期、この時間に羽化するのか、半信半疑で見ていると、上陸して定位しました。
泥深いこの水路ゆえの事情があり、遅い羽化もあり得ます。いかにも不安定な場所でしたが、無事羽化しました。
今季は羽化を撮っていないので、帳尻合わせのラストチャンス。まさか羽化と産卵を同じ日に撮影できるとは。

暗いのと不安定のためか、定位から開翅までは、やや長く約1時間3分。♀の羽化を時系列で追います。

13:10 定位


13:24:56 裂開


13:25:24 複眼を抜く


13:26:20


13:26:37


13:27:30 翅を抜く


13:30:36 前肢、中肢を抜く


13:30:49 後肢を抜く


13:31 休止 休止期約9分


13:38:26 休止


13:40:07 脱出開始


13:40:16


13:40:34 脱出完了まで30秒

13:41


13:47 脱出から約7分後


13:51 脱出から約11分後 翅の伸張


14:01 脱出から約21分後 腹部の伸張


14:07 脱出から約27分後


14:17 開翅 


開翅後すぐに飛立てず、一旦閉じる 移動して最初の開翅から約30分後、漸く飛立つ


♀ 羽化直後 静止

2018.5.29 埼玉県

コメント (3)
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キイロサナエ 2018<5月①>

2018-05-31 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<5.29>

一日一回

昨年キイロサナエの産卵を撮影した小川に行きました。昨年は行った2日とも目撃しましたが、1日1回でした。
撮れたのは2日で1回。時間が読めず相当の覚悟で待機することになります。最高気温は高く28℃。

縄張りの♂は午前中から1頭のみで不安でしたが、12時9分、流れのない泥深く暗い場所に♀が飛来しました。
水路の上の木の葉に止まるのを見て駆けつけると、すでに卵塊が出ていました。鮮やかな黄色の若い個体です。

♀ 静止 卵塊造り


1分半程で飛び、1回打水して今度は水路際の笹に止まって、再び卵塊形成を始めました。





約1分で飛び、ゆっくりホバリングして間歇打水産卵を始めました。約2分間で3回程打水して産卵を終了。
ここは狭い水路で上からしか撮影できず、卵塊を捉えることは不可能です。

♀ 産卵




打水












♂ 静止 縄張り行動





2018.5.29 埼玉県

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ヤマサナエ 2018<5月>

2018-05-30 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<5.27>

難関

昨年見つけたヤマサナエの産卵場所の様子を見に行きました。昨年は目撃しなかった♂が縄張り行動しています。
姿を消したり現われたり2♂が来るようで、産卵ポイントであることが改めて実証されました。
14時半から17時まで待機、♂が不在の時間帯もありましたが♀は現われず。産卵撮影はなかなか難関です。
結局、♂のホバリングを撮影するしかありませんでした。最高気温は26℃。

♂ 飛翔 縄張り行動














♂ 静止 縄張り行動





2018.5.27 神奈川県

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ミヤマサナエ 2018<5月>

2018-05-29 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<5.26>

少数派

再び、同じ日の羽化です。オジロサナエを撮影していると大き目の個体が視界に入りました。ミヤマサナエです。
当所で何度か羽化直後の個体を見ていますが、少数派で羽化撮影ができるのは何時のことやらと思っていました。
多数のオジロサナエが羽化するなかで、目撃はこの1頭のみ。後程、辺りを見て羽化殻1個を確認しました。
12時49分、あと一歩で裂開前から撮影できたので残念ですが、♀の羽化を時系列で追ってみます。

12:49 翅が完全に抜ける直前


12:50:48 前肢が抜ける直前


12:51:48 後肢が抜ける


12:52 休止 休止期約6分


12:54 休止


12:57:50 脱出開始


12:57:57


13:58:00 脱出完了まで10秒


12:58:18


12:59 脱出から約1分後


13:01 脱出から約3分後


13:09 脱出から約11分後


13:10 翅の伸張


13:16 脱出から約18分後 腹部の伸張


13:22 脱出から約24分後

2018.5.26 埼玉県

7年前になりますが、当所で撮影した羽化直後の♂です。

♂ 羽化直後

2011.6.15 埼玉県

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アオサナエ 2018<5月>

2018-05-29 | サナエトンボ科アオサナエ属・ホンサナエ属

<5.26>

一発勝負

オジロサナエの羽化撮影後はアオサナエの産卵待機。流れが緩くなった実績のあるポイントを選定しました。
5日前に比べ日射しが少なく、縄張りの♂が半減し活性がありません。産卵には好機と前向きに捉えて待ちます。

15時50分頃、漸く♀が飛来しました。40秒間の産卵、最後に1回打水して飛び去りました。
ホバリングの大半は後を向いてばかりで焦りましたが、方向を変えた一瞬がヒット。一発勝負で撮れました。
17時まで待機して産卵は1♀のみです。最高気温26℃。

♀ 産卵



2018.5.26 埼玉県

前回撮影した縄張りの♂です。

♂ 静止 縄張り行動









2018.5.21 埼玉県

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