ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コサナエ 2024<5月②>

2024-05-16 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.15>

1週間後

前回から1週間後の東京のコサナエ。交尾態狙いで行きました。天気上々で♂の活性がよく、交尾の成立は2例。
しかし、いずれも樹上高くに飛び、撮影できませんでした。最高気温25℃でも正午は21℃で低め。

産卵場所で♀待ちする♂ 先週より♂が圧倒的に多く気がつくと樹上から降りてきている状態






気温が上がっていないのに何故か倒立姿勢


♀の目撃数は先週とほぼ同じですが、産卵のスタートが遅く正午過ぎ。♂を警戒してどれも落着きがありません。

まだ黄色みの強い個体が大半で多様な場所に現われて産卵 動きが激しく、草叢のなかで静止すると見失う








静止して卵塊形成する♀ またしても草被り

池の草叢のなかではシオカラトンボが多数羽化していました。先週よりかなり増えています。

<シオカラトンボ> ♀羽化


♂羽化



2024.5.15 東京都

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コサナエ 2024<5月①>

2024-05-11 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.8>

2年ぶりの東京産

2年ぶりの東京のコサナエ。昨年は行く日が悪く撮影できませんでした。活動に当たり外れがあり結構厄介です。
雨上がりのこの日、正午前後に晴れて黄色が鮮やかな若い♀の産卵を数回目撃しました。最高気温24℃。

10時55分頃 最初の♀が明るい場所で産卵開始


1分の産卵の間に3回休止した 静止時間は6、7秒間


11時頃 続いて現われた♀ 20秒で♂に捕まり交尾態で樹上に 交尾の目撃はこの1回で撮れず


目撃回数は多いものの、大概は草のなか。シャッターチャンスは少なく、草の間から姿を見せるのを待ちます。

正午頃 池の草の中に潜り込んでの産卵










12時15分頃から10分間 池端に出て産卵する個体






12時50分頃 曇って最後の産卵 飛翔して卵塊を形成して放卵前 卵塊は明確に写し込めない


以前から静止の卵塊形成を狙っていますが、静止は短時間で卵を撮影できるのは止まった場所次第です。

11時50分頃 40秒程静止して卵塊を形成




撮りたかったシーンに遭遇しましたが、残念ながら草叢のなかで草被りはどうにもなりませんでした。

12時40分頃 1分半程ホバリングしてから1分50秒静止 形成した卵塊が大きくなって飛ぶ


草叢に潜んで♀を待つ♂


黄色みの強い若い♂




池ではシオヤトンボの生殖活動の盛りで、シオカラトンボが羽化し、クロスジギンヤンマが産卵に来ました。

<シオカラトンボ> ♀羽化後 羽化殻が2個重なっている

2024.5.8 東京都

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コサナエ 2024<4月>

2024-04-19 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.18>

間に合う

ホンサナエの羽化に丁度よい頃とみて埼玉の河川中流域に行きましたが、気配なく見事に外してしましました。
時間的にまだ間に合うコサナエの池に移動。とは言うものの14年前に行ったきりで健在かどうか分かりません。
11時半過ぎの到着でぎりぎりのタイミングでしたが、数頭の羽化が確認でき、改めて目を皿にして探しました。
当所の羽化環境が分かって、裂開直後の♀を発見。本日最後の羽化個体です。薄曇りで22℃。

12時12分 中・後肢が抜ける前


休止期 約11分間


12時24分 脱出開始






40秒で脱出完了


12時30分頃


12時40分頃


12時50分頃


13時3分 開翅 10分後に飛ぶ


草叢に着地


この池での正午前後の羽化は他に3♂、1♀でした。すでに飛立った個体も見られ羽化殻は数個目撃しています。

♂羽化




♀羽化

2024.4.18 埼玉県

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コサナエ 2023<5月>

2023-05-14 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.12>

気が滅入る

ここ数回、目的のトンボを外してばかりで気が滅入ります。今回もしかりで、遠くまで行って撮ったのはコサナエ。
産卵の目撃は3回です。最高気温22℃、風が強く20℃を超えたのは一時のみで低気温でした。

11時50分頃 約1分間の産卵 次の瞬間に尾部を振って卵をばら撒く




12時20分頃 20秒間の産卵




13時20分頃 30秒間の産卵


静止しての卵塊形成はなく一時休止して樹上に飛んだ




日当たりのよい場所に時々降りてくる♂ ♀を捕捉して交尾成立の目撃は1例のみ




池ではクロイトトンボの連結産卵が盛んな一方、羽化が続いていました。

<クロイトトンボ> 交尾態 白粉が生ずる前の若い♂ ♀は青色の♂型 どちらも綺麗な個体

2023.5.12 群馬県

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オグマサナエ 2023<4月>

2023-04-22 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.18>

東海のコサナエ属(その2)

フタスジサナエの羽化を探していた10時過ぎ、オグマサナエの♀が飛来しました。2年連続での産卵撮影です。
昨年は20日で早い時期の産卵に驚きましたが、さらに2日早い。ほぼ同じ場所で同じ時間帯での目撃でした。
タベ、フタスジサナエとは異なり滅多に産卵を見ることができず、これで2回目。見逃さなかったのは幸運でした。

約3分間の長い産卵でしたが、動き回る姿を追うだけで精一杯です。放卵時はとくに激しい動作で打空します。

♀ 産卵 当然ながら黄色が鮮やかな若い個体




小さな卵塊を形成して水辺の草叢に卵をばらまく 卵塊を造り始めているところ 


数mの範囲を飛び回り、慌ただしく方向転換 












約3分後に静止 数秒で飛び一度打空して産卵終了


♂ 縄張り行動は殆ど見られず、活動はこれからの様子 相当敏感でなかなか寄れない


同じポイントにしばし姿を見せたタベサナエの♀。産卵はしませんでした。♂の目撃はありません。

<タベサナエ> ♀



2023.4.18 愛知県

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