goo blog サービス終了のお知らせ 

ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コサナエ 2025<5月②>

2025-05-16 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.13>

前回からほぼ1週間

前週、時期が早過ぎて不活性であった東京のコサナエ。曇、雨が続いた後の晴天になり、様子を見に行きました。
広範囲に♂が待機していて前回と様変わり。11時からの10分間に数頭の♀がまとめて飛来して産卵しました。
しかし、♂を警戒して激しく動き回り、直ちに姿を消します。1分以上の産卵でないと簡単にはヒットしません。
地域の最高気温26℃の夏日、林内は23℃。生殖行動は日替わりですが、気温が上昇して活性化したようです。

11時頃 他の♀は数秒で姿を消すなか、1分20秒間産卵した♀




あまり見ない濃い黄色の♀が飛来したが、一瞬で姿を消す


50秒産卵して静止した♀ 11時から10分間に♀が集中したが、以降は通常ペースになった


13時30分頃 数秒で姿を消した♀ 11時半からの約2時間は1♀を目撃したのみ




13時45分頃 あまり移動せずに1分30秒間安定して産卵する♀が現われた






14時半頃 産卵直後の♀ 気がついた時は産卵が終わっていた


池の中で♀を待つ♂


樹上の♂


下草に降りて♀を待つ♂


かつてないほど多数の♂が見られ、交尾成立も3回目撃しましたが、残念ながらいずれも着地を見失いました。
以下は、連結態を襲った♂が♀を横取りし交尾に至ったシーン。一瞬で♀を捉え、3連結にはなりませんでした。

先に連結した♂(左下)を押し倒して♀を連結する♂ 連結して瞬時に飛んだ

2025.5.13 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コサナエ 2025<5月①>

2025-05-09 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.7>

不活性

GW明けは東京のコサナエに丁度よい時期のはず。行ってみると、生殖活動が遅れているのか産卵の目撃は2回。
雨の翌日で、地域の最高気温は23℃でも林のなかは18℃。低気温が不活性の要因であったのかもしれません。

ポイントに向かう道中の草原にいた黄色が鮮やかな若い♂ 時期が早いのか嫌な予感




縄張りする♂ 池に出ていたのはこの♂のみ


11時を過ぎて姿を見せた♀ 地面の草に止まり産卵の気配なし


池のなかで静止する♀ これも産卵の気配なし


11時20分頃、漸く産卵が見られた 草が伸びておらず、隠れる場所がないので激しく動く






1分程産卵して静止 卵塊形成するかと思いきや飛び去った


2時間後の13時20分頃 次の♀が約2分間産卵 3回静止したが、卵塊形成はしていない





2025.5.7 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コサナエ 2024<5月②>

2024-05-16 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.15>

1週間後

前回から1週間後の東京のコサナエ。交尾態狙いで行きました。天気上々で♂の活性がよく、交尾の成立は2例。
しかし、いずれも樹上高くに飛び、撮影できませんでした。最高気温25℃でも正午は21℃で低め。

産卵場所で♀待ちする♂ 先週より♂が圧倒的に多く気がつくと樹上から降りてきている状態






気温が上がっていないのに何故か倒立姿勢


♀の目撃数は先週とほぼ同じですが、産卵のスタートが遅く正午過ぎ。♂を警戒してどれも落着きがありません。

まだ黄色みの強い個体が大半で多様な場所に現われて産卵 動きが激しく、草叢のなかで静止すると見失う








静止して卵塊形成する♀ またしても草被り

池の草叢のなかではシオカラトンボが多数羽化していました。先週よりかなり増えています。

<シオカラトンボ> ♀羽化


♂羽化



2024.5.15 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コサナエ 2024<5月①>

2024-05-11 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.8>

2年ぶりの東京産

2年ぶりの東京のコサナエ。昨年は行く日が悪く撮影できませんでした。活動に当たり外れがあり結構厄介です。
雨上がりのこの日、正午前後に晴れて黄色が鮮やかな若い♀の産卵を数回目撃しました。最高気温24℃。

10時55分頃 最初の♀が明るい場所で産卵開始


1分の産卵の間に3回休止した 静止時間は6、7秒間


11時頃 続いて現われた♀ 20秒で♂に捕まり交尾態で樹上に 交尾の目撃はこの1回で撮れず


目撃回数は多いものの、大概は草のなか。シャッターチャンスは少なく、草の間から姿を見せるのを待ちます。

正午頃 池の草の中に潜り込んでの産卵










12時15分頃 池端に出て産卵する個体






12時50分頃 曇って最後の産卵 飛翔して卵塊を形成して放卵前 卵塊は明確に写し込めない


以前から静止の卵塊形成を狙っていますが、静止は短時間で卵を撮影できるのは止まった場所次第です。

11時50分頃 40秒程静止して卵塊を形成




撮りたかったシーンに遭遇しましたが、残念ながら草叢のなかで草被りはどうにもなりませんでした。

12時40分頃 1分半程ホバリングしてから1分50秒静止 形成した卵塊が大きくなって飛ぶ


草叢に潜んで♀を待つ♂


黄色みの強い若い♂




池ではシオヤトンボの生殖活動の盛りで、シオカラトンボが羽化し、クロスジギンヤンマが産卵に来ました。

<シオカラトンボ> ♀羽化後 羽化殻が2個重なっている

2024.5.8 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コサナエ 2024<4月>

2024-04-19 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.18>

間に合う

ホンサナエの羽化に丁度よい頃とみて埼玉の河川中流域に行きましたが、気配なく見事に外してしましました。
時間的にまだ間に合うコサナエの池に移動。とは言うものの14年前に行ったきりで健在かどうか分かりません。
11時半過ぎの到着でぎりぎりのタイミングでしたが、数頭の羽化が確認でき、改めて目を皿にして探しました。
当所の羽化環境が分かって、裂開直後の♀を発見。本日最後の羽化個体です。薄曇りで22℃。

12時12分 中・後肢が抜ける前


休止期 約11分間


12時24分 脱出開始






40秒で脱出完了


12時30分頃


12時40分頃


12時50分頃


13時3分 開翅 10分後に飛ぶ


草叢に着地


この池での正午前後の羽化は他に3♂、1♀でした。すでに飛立った個体も見られ羽化殻は数個目撃しています。

♂羽化




♀羽化

2024.4.18 埼玉県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする