ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

マルタンヤンマ 2023<7月⑧>

2023-07-31 | マルタンヤンマ

<7.31>

8日連続の猛暑日

7月下旬は、月末まで8日間連続の猛暑日になり、4日間は都区内の公園通いでした。さすがに飽きてはいます。
当所に行けば木陰があり、まず外さないのは有難いこと。この日のマルタンヤンマの目撃は2♂、♀10頭以上。
ぶら下がりの目撃が♂か♀の一方に極端に偏る日がよくありますが、性差による違いがあるのか不思議です。
このところ♂は午前に姿を消してしまい午後は♀のみ。最高気温36℃、湿度50%、午後から風が吹きました。

若い♂のぶら下がり 翅は煙っているが胸部背面は完全にブルーになっていない




移精しそうな動きをしたがここまで


次の♂は地面すれすれ 草の間からしか姿が見えない


普段見ない場所にいた若い♀ 10時半頃、公園の外周道路から撮影 14時時点でも移動なし


若い♀が多い


草叢の地面すれすれの♀






約2週間ぶりにネアカヨシヤンマを目撃しました。やはり、当所は少ないようです。ヤブヤンマは3♂。

<ネアカヨシヤンマ> ♂のぶら下がり



2023.7.31 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオヤマトンボ 2023<7月②>

2023-07-30 | ヤマトンボ科

<7.26>

今季2度目の交尾態

猛暑日のぶら下がり。まだ撮れていない埼玉に行くか都区内の公園か、迷いながら後者を選択して正解でした。
帰り道の木道を行くと、目立つ所にオオヤマトンボの交尾態が止まっていました。こちらの方に余録ありです。
長年通っていますが、シーズン中に交尾態を2回撮影したのは初めてのことです。最高気温は38℃。

14時15分頃 止まっていた交尾態






前回、暑さに負けて交尾解除まで待てず中途で断念しています。今回は意地でも外せず、その瞬間を待ちました。
ところが、日が当たるようになって突然交尾態が飛びます。息を潜めて長時間待ってこの始末。愕然としました。
これまでかと覚悟したところ、周回して近くの樹上に着地したので撮影継続。仕切り直しです。

15時8分頃 発見から53分後


しばらくして♂の行動に変化が見られ、いよいよ解除が近いムード


15時25分 発見から約1時間10分で交尾解除 8秒で連結を解いて飛ぶ 今回は撮影成功


交尾態に出会う数分前まで撮影していた♂のぶら下がりです。

♂ 静止









2023.7.26 東京都

<7.28>

未成熟のぶら下がり

今季はオオヤマトンボが多いのか巡り合わせがよいのか、未成熟のぶら下がりに遭遇。初めて撮影しました。

♂ 未成熟 




成熟過程の複眼


池端にオニヤンマ♀が止まっていました。時に♂は見ますが♀は珍しい。産卵場所からはかなり離れています。

<オニヤンマ> ♀ 

2023.7.28 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マルタンヤンマ 2023<7月⑦>

2023-07-28 | マルタンヤンマ

<7.26>

低湿度

猛暑の連続で最高気温38℃目前まで上昇。午前中に35℃になりマルタンヤンマが多数ぶら下がっていました。
しかし、気温は上がり続けても午後になると大半は姿を消して、新たに降りてくる個体は殆どいません。

13時過ぎ、林縁と反対の池側に珍しく2♀が止まり、しばらくして1♂が飛来しました。通常見ない現象です。
ぶら下がり探索ではあまり気にかけない湿度ですが30%に低下。ここまで乾燥すると水辺を好むようです。

池岸を往復して池を覆う低木に静止した♀ 


クリーニング行動とみられる 産卵後の可能性あり






10分程して別の♀が飛来して近くに止まった 


コシアキトンボ♂が休止するような場所


腹部先端に泥土が付着 どこで産卵したのか当所では滅多に見ない


ほぼ同時に♂が飛来 上の♀と1mも離れていない場所に止まる




以下は林縁のぶら下がり。水辺に来た個体の他に4♂、6♀を目撃しましたが、13時頃には姿を消しました。

この日の一番若い♂ 胸部側面はほぼブルーになっているが背面は黄色




やや高い梢の成熟♂


少し低いが奥の暗がりにいた成熟♂ 以上の3♂は到着時の11時前からぶら下がっていた


正午過ぎに降りてきた成熟♂ どちらかというと水辺に近い所にいた


12時15分頃の地面すれすれの♂ 13時には飛んでいて、これ以降林縁側に降りた個体はない




上の♂から数10㎝上にぶら下がっていた♀




午前中に撮影した若い2♀


別個体



2023.7.26 東京都

<7.28>

湿度戻る

撮りたいトンボは多々あっても、猛暑日の連続で通常の活動は期待できず、都区内の公園に行くしかありません。
数日間低かった湿度が50%に上昇。最高気温36℃で午前中から相当蒸し暑いわりにぶら下がりが低調でした。
結局、目撃は湿度に左右されるというより風通し次第で、見られる場所に出てくるかどうかに尽きるようです。
極端に乾燥した前回は例外で、今回は水際での目撃はありません。マルタンヤンマの目撃は2♂、4♀でした。
ヤブヤンマは3♂と減少、ネアカヨシヤンマは16日を最後に何故か姿を見ていません。

午前からぶら下がっていた若い♂ 胸部背面は黄色のまま






13時過ぎに地面すれすれにいた成熟♂




小移動後

2023.7.28 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マルタンヤンマ 2023<7月⑥>

2023-07-27 | マルタンヤンマ

<7.25>

まさかの巡り会い

梅雨明け後の都区内の公園。前回から8日経ちマルタンヤンマの様子を見てきました。目撃は1♂、6♀で低調。
36℃でも都心より低い珍現象で、風通しがよく午後の湿度が30%台になってから降りてくる個体はいません。

唯一の♂は右後翅が欠損していました。もしや8日前の後翅が曲がった♂かと検証すると、胸部前面の班が一致。
まさか、同じ個体に巡り会うとは思ってもいませんでした。前回とほぼ同じ一角にぶら下がっていました。

後翅が欠損した半成熟♂






成熟度合いを比較する絶好の機会でしたが、腹部第2、3節のブルーの色付きくらいしか変化がありません。
翅が欠損した経緯、摂食行動への影響は不明ですが、正常な発育状態ではなく遅れているように思われます。



8日前の撮影


成熟♀ 飛立ち直前 


別個体 さすがに未成熟♀の目撃はなし


ヤブヤンマは個体数が減ってぶら下がりの目撃は1♂、1♀。探雌行動も見られず、不活性でした。

<ヤブヤンマ> 複眼が美しい若い♀





2023.7.25 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネアカヨシヤンマ 2023<7月③>

2023-07-25 | ネアカヨシヤンマ

<7.24>

信じられない

3回目のネアカヨシヤンマの産卵撮影。前回の20日は草のなかで撮れていませんが、それなりに飛来しました。
ところが、この日の目撃は1♀。多分同じ個体が2、3回飛来して着地は1回のみ。信じられない状態でした。

今度こそ落着くと期待した唯一の♀は、近くに止まっていた♂に気付いたのか、寄る前に飛んでしまい散々です。
最高気温36℃、木陰でも34℃。ここまで暑いと不活性になるのか、昨年も極端に少ない日がありました。

13時50分頃の産卵 飛来したのはこれのみ




ぶら下がりを撮りに行ったわけではありませんが、さすがに高気温で多数の♂がぶら下がっていました。

午前から産卵ポイント付近の高い梢にいた♂




すぐ近くにもう1♂


12時20分頃、探雌に飛来して水際に静止した♂


12時半頃のぶら下がり♂




13時40分頃のぶら下がり♂


移動して近くに止まった


ハグロトンボが異常に発生して、困ったことに産卵体勢になった♀が驚いて飛び去るケースが散見されます。

<ハグロトンボ> ♂ 静止

2023.7.24 埼玉県

前回、当地では滅多に見ないヤブヤンマがネアカヨシヤンマと同じような所にぶら下がっていました。

<ヤブヤンマ> ぶら下がりの♀

2023.7.20 埼玉県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする