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ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

サラサヤンマの回想<後編>

2013-11-28 | サラサヤンマ

<2012>

12年は、6月初旬に三浦半島のサラサヤンマの有名生息地を探索しましたが、目撃できませんでした。
翌週、確度が高い栃木の湿地に出直しました。個体数が多いとみて2週連続で行き、産卵場所を突き止めました。

以下は12年6月の栃木での記録です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1回目(6.10)

曇、最高気温25℃。午後に着くと草原で1♂が摂食飛翔中。15時を過ぎてから奥の暗い湿地に♂が現われた。
ピーク時は7、8頭の姿を確認。ホバリングは短く、すぐ止まる。16時になると姿を消した。♀は見られず。

♂ 飛翔


♂ 静止













2012.6.10 栃木県

2回目(6.17)

午前中に雷雨、午後は快晴、気温29℃まで上昇した。13時頃の到着時、すでに奥の湿地で♂がホバリング中。
前回の半分も出なかったが、ホバリングは長めである。14時を過ぎるとホバリングが見られなくなった。
15時頃から♀が出始め、♂のいない草叢を低く飛び産卵場所を探していた。15時半、窪地に潜った♀が産卵。
接近して何とか撮影したが、敏感ですぐに飛ばれた。

♂ 飛翔






♂ 静止










♀ 産卵





2012.6.17 栃木県

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サラサヤンマの回想<前編>

2013-11-26 | サラサヤンマ

2012年までの回想です。

サラサヤンマはアオヤンマと時季が重なるので、どちらを選択して出かけるか、毎年の悩みどころでした。

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09年6月初旬、まだ見ぬサラサヤンマを求めて、記録を頼りに埼玉の自然公園に出かけました。
湿地を飛ぶサラサヤンマを目撃。しばらくして木道脇で静止の♂を見つけて初撮りしましたが、手ぶれでお粗末。
その後、撮り直しに何度も行きましたが、見かけることがありませんでした。 

<2010>

10年、シーズン初撮影は思いもよらぬサラサヤンマ。4月下旬の風の強い日、都区内臨海部での出来事でした。
草叢で羽化している個体を発見。半信半疑でしたが、次第に斑紋がはっきりしてきました。

♀ 羽化









2010.4.29 東京都

前年、埼玉にサナエトンボを撮りに行った時、近くの湿地でサラサヤンマを見ましたが、撮影できませんでした。 
6月上旬、同じ場所でホバリングする♂を遠方から確認しましたが、接近する途上で姿を消してしまいました。 
仕方なく移動したところ、林内を飛ぶ♀を目撃しました。運よく道端に出てきて、足下で産卵体勢になりました。
ところが、最悪のタイミングで散策する人がやって来ます。飛ぶ直前の♀を何とか撮りました。

♀ 産卵

2010.6.6 埼玉県

6月下旬、遠征した帰り道、見当を付けていた湿地の暗がりに入ると、飛んでいた♂が低い位置に止まりました。
今までと違って逃げる気配がなく、やっと♂を撮影。やがて2♂が隣り合わせでホバリングを始めました。

♂ 静止








♂ 飛翔 

2010.6・20 栃木県  


11年は、ムカシヤンマ探索中に♂を見ましたが、あっという間に消えて、以後も撮影できずに終わりました。
                                                                      

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アオヤンマの回想<後編>

2013-11-16 | アオヤンマ

<2012>

12年、それまでは夏に行っていた都区内の公園に、時期を早めて5月下旬に行ってアオヤンマに出会いました。
その後、何度か足を運びましたが、姿は見るものの撮り難い場所ばかりなので、当地は断念しました。
6月下旬、昨年見つけた埼玉の生息地に出かけました。明け方に雨が激しく降り、到着時はまったく飛びません。
日が射して気温が上昇すると状況が一転して、あちこちから驚くほどの数の交尾態が飛び出しました。
葦原に踏込んでは逃げられ、見つけても草が被る繰り返しの後、正午前に撮れる位置の交尾態に巡り会いました。

被写体は湿地の奥で遠く、見通せる隙間は1ヵ所のみ。苦労の末、遂にアオヤンマの交尾態を撮りました。

交尾態




最初の交尾態 ♀が葉隠れ


♀ 静止 未成熟 捕食





2012.6.23 埼玉県


生態が少し分かってきて、撮り易い所を探しました。まずは、以前から行くつもりで行けていなかった横浜の池。
これまでのなかで一番近く、生息が確認できたので続けて行くことにしました。

以下は、同所での12年7月の記録です。

1回目(7.14)

梅雨の後半、時々晴れ間があり30℃まで気温が上昇した日。正午前から2時間程の探索。
5月下旬、初めて訪れた時は確認できていなかったが、池に隣接する湿地に数頭が潜んでいた。
探雌する♂が見られ、1♀が池から飛来して草叢で休止。しばらくして蜘蛛を捕えた♂が飛来して一時静止した。

♀ 静止


♂ 静止 捕食





2012.7.14 横浜市

2回目(7.22)

猛暑日が連続した後、前々日から気温が急低下して、最高気温は23℃。
雨上がりの晴を期待したが、曇天のまま。1頭も飛ばないので樹林で休止の個体を探し、1♂を発見して撤退。

♂ 静止



2012.7.22 横浜市

3回目(7.29)

薄曇、33℃まで気温上昇。8時半に行ったが不活発。2♂を見たが竹藪に逃げられる。
気温が高く、着いた時間が遅かったようである。個体数も少なく、諦めてぶら下がりヤンマ探しに移動した。
                                  

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アオヤンマの回想<前編>

2013-11-14 | アオヤンマ

2012年までの回想です。 

今年、撮る機会が一番多かったヤンマはアオヤンマ。かなりの時間を費やしましたが、それには伏線があります。
最初に出会うまで苦労した分、今でも思い入れの強いヤンマなのです。

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<2010>

トンボを撮り始めて一番気になる存在はアオヤンマでしたが、生息地を知らず、初見は4年目の10年でした。
6月中旬、文献等を参考に出かけた沼では見られず、近くを探索して回り、偶然生息する池にたどり着きました。
しかし、初めて見たアオヤンマは葦原の奥を飛ぶばかりで、とても撮影できる状況ではありませんでした。
同下旬に再び行くと、葦原から飛出した♀が近くに静止しました。やっと撮影できて一つの達成感がありました。

♀ 静止(初撮り)

2010.6.26 群馬県

♂ 静止 老熟

2010.7.18 千葉県


<2011>

11年も古い記録を頼りに探索。7月初め、期待半ばで行った池が当たりで、アオヤンマの摂食を目撃しました。

♀ 飛翔






♀ 静止

2011.7.3 埼玉県

同じ日、別の目的地に移動すると、草叢に潜むアオヤンマ♂が時折姿を見せて、運よく低木に止まりました。
完全に休止モードで、漸く美しい個体を至近距離から撮影するチャンスが到来しました。

♂ 静止







2011.7.3 埼玉県

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カトリヤンマの回想<後編>

2013-11-08 | カトリヤンマ

<2011>

11年は、カトリヤンマのホバリングのそれまでの認識と大きく異なり、4回行ってすべてのに日に目撃しました。
以下、11年秋の記録です。撮影地はすべて秩父郡長瀞町です。

1回目(10.16)

前日が雨で、30℃まで気温上昇した真夏日。14時過ぎからホバリングする♂が時折現われた。

♂ 飛翔



2011.10.16 埼玉県

2回目(10.23)

前日が雨、25℃に気温上昇。午前中からホバリングが始まり、湿地の各所で目撃。一番活性のある日であった。
正午過ぎに2、3♀を目撃。草叢に潜るので産卵を撮るのは至難であるが、岩畳で産卵を目撃した。

♂ 飛翔
















♀ 産卵

2011.10.23 

3回目(10.29)

22℃止まりの日。午後から日が射す場所でホバリングした。15時過ぎは目撃なし。♀が飛来するも見失う。

♂ 静止 捕食して複眼に花粉が付着した




♂ 飛翔

2011.10.29  

4回目(11.3)

午前は曇、午後に日が射す場所でホバリングしたが、すぐ下草に止まる。14時半には姿を消した。気温22℃。

♂ 飛翔






♂ 静止


老熟♂ これを見て、今季は終了



2011.11.3 

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