<10.3>
今年も新潟へ
10月初旬ともなれば、マダラナニワトンボの連結産卵。今年も新潟に行きました。快晴の26℃で汗ばむ天候。
産卵の始動は昨年同様、遅めの11時半。とくにピークの時間帯がなく満遍なく飛来して13時まで続きました。
猛暑による湿地の乾燥化を心配しましたが、一部のポイントを除いて問題なく、昨年よりも多数見られました。
連結産卵 11時半から一斉に連結態が集合して産卵
♀が何故か一瞬肢を伸ばした
珍しく産卵中に一時休止
連結態と干渉する♂
産卵の途中で連結を解くケースが大半で単独産卵に移行しました。気温によるものなのか、昨年と同じ現象です。
単独産卵
下の影は警護の♂
単独産卵と警護の♂ 警護は短時間で終了する
2♀の産卵 こういうシーンは滅多に見ない 一様に単独産卵に移行したことを示している
単独産卵が多いにも拘わらず、交尾の目撃は1対のみでした。残念ながら見上げる土手の上に着地。
交尾態
縄張りの♂
2023.10.3 新潟県
<10.2>
遅いスタート
ナニワの次はマダラナニワトンボ。2日後、新潟に行きました。9月下旬の気温が高く時季は手探り状態でした。
11時の時点で連結産卵の目撃は1対、11時半まで気配がなく心配しましたが、35分に数対が同時に飛来。
遅いスタートでも12時半頃にほぼ産卵終了、昨年より減少しているのは明白でした。快晴で最高気温28℃。
連結産卵
連結解除直後の♂
昨年は連結解除後の単独産卵を殆ど見ませんでしたが、何故か十中八九の連結態が単独産卵に移行しました。
♂が放すタイミングは総じて早く、2分間程度のパターンが大半で1分間で連結を解くケースも見られました。
単独産卵 警護の♂が飛び回る
約2分間警護した♂ 通常の警護は極短時間で終わり産卵終了まで続くのは珍しい
長いと約2分間続いた単独産卵
単独産卵が目立ちましたが、♂が連結解除後にしっかり警護して、昨年に続き交尾態の撮影ができませんでした。
林で交尾して連結態で産卵に飛来するので、この時間帯での目撃は単独産卵の♀を別の♂が捕捉した交尾態です。
単独産卵の♀を狙う縄張りの♂
11時頃に池端に出ていた♂ 3♂しか目撃せずどうなることかと思った
2022.10.2 新潟県
<10.3>
3年ぶりの新潟
今季のマダラナニワトンボは9月中旬の山形で外してしまい、確実に撮影できる新潟に3年ぶりに行きました。
当地では衰退の気配なく、相変わらず多数の連結産卵が見られました。晴天で気温は汗ばむ程の27℃。
11時から12時半頃まで休みなく次々に産卵、ダブルでの撮影を狙いましたが、そう簡単にはいきません。
連結産卵
連結態 珍しく♂が一瞬休止
連結を解いた後、産卵を続行する♀が極少数見られました。♂が疲れて放すようで警護する気配はありません。
単独産卵の♀が縄張り♂に捕捉されて交尾に至ることがありますが、この日は目撃なく交尾の撮影はならず。
♀ 単独産卵
縄張りの♂が産卵する連結態を襲うシーンを度々目撃しました。掴みかかるまでには至りません。
連結態と干渉する♂
♂ 静止 縄張り行動
2021.10.3 新潟県
<10.2>
低調
今年は熊出没にとくに警戒が要るとのこと。マダラナニワトンボは遭遇のリスクがない岐阜の産地に行きました。
結果は低調、11時20分頃から50分までの約30分間に数対の産卵でした。晴れたり曇ったりで気温26℃。
待機場所で撮影したのは時間差で飛来した3対。時間をかけて行くので不満ですが、行く日次第で仕方なし。
連結産卵
縄張りの♂とマユタテアカネ♂の攻撃を交わしながら産卵する連結態は動きが激しい
安定したホバリングを見せた連結態
♀ 静止 産卵直後 単独産卵は見られず
♂ 静止
♂ 飛翔
2020.10.2 岐阜県
<9.27>
岐阜の産地へ
減少が懸念される岐阜のマダラナニワトンボ。2年前は現地入りしたものの雨が降り出し、3年ぶりの様子です。
♂が水辺に現われたのは遅く10時55分頃。2♂が辺りを飛んで争い、時々止まります。気温は27℃。
♂ 静止
♂ 飛翔
♂のホバリングを撮影して連結態を待つと、11時24分頃、産卵が始まりました。ほぼ同時に2対が飛来。
その後、間断なく飛来して気がつくと別個体がいる状態でしたが、縄張り♂に干渉されるので広範囲を飛びます。
連結産卵
11時50分頃、産卵終了。2桁近くの連結態が一時に集中したものの、26分間はあまりに短く心残りでした。
単独産卵する♀は見られず、1♂がしばらく待機していましたが、13時頃に姿を消しました。
♂ 飛翔
♂ 静止
2019.9.27 岐阜県