ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

エゾトンボ 2023<9月>

2023-09-24 | エゾトンボ科

<9.18>

意外な場所で

丘陵地の林道を歩くと、何とエゾトンボが飛んでいました。近くの流れは干上がっていて湿地も見当たりません。
意外な場所で、しかも縄張り飛翔が見られて不思議な感覚でした。3♂を目撃してホバリングした1♂を撮影。

縄張り占有してホバリングする♂






付近の林縁では成熟を待つヒメアカネとオツネントンボがちらほら見られました。

<ヒメアカネ> 静止する若い♂


♀ 未成熟


成熟した♀

2023.9.18 長野県

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タカネトンボ 2023<9月>

2023-09-19 | エゾトンボ科

<9.14>

暗い池

オオルリボシヤンマの産卵待ちの間、タカネトンボが何度も探雌して飛び回りました。産卵が見られそうです。
見逃さぬよう見張っていると、15時前に暗い池に♀が飛来しました。産卵終了直後、隣の池に続いて♀が飛来。
相変わらず激しく飛び回り、最初の♀はまったくヒットせず、2番手の♀を何とか撮影しました。

激しく動き回って産卵する♀


方向転換


卵を飛ばす前 排出した卵が見える

2023.9.14 兵庫県

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タカネトンボ 2023<8月>

2023-08-31 | エゾトンボ科

<8.30>

明るい所で

乗鞍高原のムツアカネは低調でしたが、午前中からタカネトンボが探雌して飛び回り、産卵を2回目撃しました。
高原では明るい場所で産卵するので、平地なら不可欠であるストロボなしで撮影が可能です。その分撮りやすい。
10時10分頃、♂が来ない水辺で2分半の産卵。いつもながら激しく動き、草から出るのを待っての撮影です。

打水の直後の♀ 以下同じ個体




打水して水滴を造る過程 この段階で卵を排出している


一度打水して、方向を変えながらホバリングし腹端に卵を含んだ水滴を造ると、草叢に向けて水滴を飛ばします。
一連の動作は徐々に早くなり、打水、放卵、打水を2、3秒のサイクルで繰り返します。

打水直後




上から4秒後 卵を飛ばし打水してから再び同じ場所でホバリング 


上から1秒後 卵を含んだ水滴ができた瞬間に草叢に向けて飛ばす 水滴が丸くなる直前


腹端を振って水滴を飛ばす 丸くなった水滴を狙うが外ればかり


方向転換


探雌する♂

2023.8.30 長野県

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カラカネトンボ 2017<6月>

2017-06-30 | エゾトンボ科

<6.23>

5年ぶりの産卵

沼で探雌飛翔するカラカネトンボの個体数はこの3年間で最高。オオトラフトンボにも攻撃を仕掛けていました。
ホバリング時間が微妙でピントが合う瞬間に移動して毎度ストレス大ですが、数が多いので撮影機会はまずまず。
♀は死角になった所に来るので、交尾態は目撃したものの、いつもの待機場所では産卵が見られませんでした。
ところが、意外な場所で5年ぶりに産卵に遭遇しました。

♂ 飛翔




光線状態がよいのはこの角度のみで同じパターンばかり




気分転換で沼周りを巡っている時、目の前に♀が現われました。♂を見ることのない一角で予期せぬ場所でした。
やっと出会った産卵、激しく動き回るので必死で追いますが、暗い草叢に入り込まれてあっけなく見失いました。

♀ 産卵



2017.6.23 福島県

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カラカネトンボ  2016<6月>

2016-06-27 | エゾトンボ科

<6.18>

産卵見られず

約1週間前、カラカネトンボを目的に中越に行って1頭も見られず、他の生息地で意地でも撮影したくなります。
梅雨時の天候待ちの日、関東地方も広く晴れましたが、会津に行きました。高原の気温は低く24℃前後。

10時頃到着すると、黒い雲が次々に通過して強風が吹く厳しい状況でした。それでも飛ぶ♂がいたので一安心。
日が射すと多数の♂が水面に出てきましたが、皮肉なことに今回は争いが激しくゆっくり撮ることができません。
狙いの産卵は、6時間程いた守備範囲で一度も見ませんでした。連結態で飛ぶのは2回目撃しています。

♂ 飛翔











2016.6.18 福島県

時期がやや遅かった昨年はまったく♀の目撃がなく、産卵は2年連続の空振りでした。
同所で♀を撮影したのは4年前。夕方近くに♀が飛来しましたが、水面際を低空飛行し草陰に消えました。

♀ 産卵


見失ってからの再発見時は、もがいて水没寸前の状態。植物に後肢か絡んだようですが、よく分かりません。









救出後です



2012.6.18 福島県

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