ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ホソミイトトンボ 2024<4月>

2024-04-26 | ・ホソミイトトンボ

<4.25>

夏日

3日間日射しがなく、気温急上昇の予報です。ホソミイトトンボの活性化を期待して都下の公園に行きました。
10時過ぎの到着時、この日を待っていたかのように随所で生殖活動が展開されていました。最高気温26℃。
今年初めての汗をかきつつも、あまり労せずして綺麗なブルーの個体を撮影できるのは有難いことです。

草叢の交尾態




水辺の交尾態




連結産卵 好む産卵基質は水面に浮いた枯茎


11時半頃、ある一角に連結態が集まってきて、同じ枯茎で最大7対の集団産卵が見られた






正午になるとすべての連結態が姿を消し、以後、産卵に来ません。何故か午後は対岸に集合場所が変わりました。

1対が産卵を始めると2対が飛んできた 縄張り♂の干渉が多くここでは3対まで





2024.4.25 東京都

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ヒメクロサナエ 2024<4月②>

2024-04-24 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<4.21>

定位から

昨日撮影したヒメクロサナの羽化は殻から脱出後でしたが、何時もの撮り難い場所よりポジションが良好でした。
当たり年でピークを過ぎた可能性もあり、連日、同じ渓流に行きました。昨日よりも2℃程低く正午で20℃。
薄日が射すものの気温が上がらず、10時半になってから♂の羽化を発見。しかし、昨日と同じ進行段階でした。
一ついれば付近を探すのが鉄則。せめて休止から撮りたいものです。好運にも定位した個体が目に止まりました。

10時35分頃 ♀羽化 定位


斜面の不安定な枯葉に掴まっている 上の枯葉にも羽化殻


10時50分 裂開




10時54分 翅を抜く


10時57分 後肢が抜ける 裂開から休止まで約7分間 休止期も約7分間


11時4分 脱出開始 完了まで時間がかかり8分を要した














11時15分頃


11時35分頃


12時5分頃 定位から1時間半 飛立ちの約10分前 これにて移動


昨日より1時間遅れで最初に見つけた♂。これがいて同じ斜面の近くにいた定位の個体の発見に繋がりました。

10時30分頃 ♂羽化




10時50分頃


11時15分頃 開翅 なかなか飛ばす30分後に飛立ち


飛立ち後の着地 羽化場所の近くに一旦止まることが多い


定位からの♀の開翅を待っていると、現地で合流の知人が手招きしてくれたので見に行くと面白いシーンに遭遇。
例年、羽化をよく見るポイントですが、冒頭の♀を撮影していた11時頃に定位した模様です。

12時10分頃 同じ杉の枯れ枝で2頭が羽化 上♀ 下♀ 進行状況は2頭ほぼ同じ


12時23分 ♂が先に開翅


12時34分 ♀も開翅 ♂は上に這い上がって移動 飛立ちは♂40分、♀47分

2024.4.21 東京都

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ヒメクロサナエ 2024<4月①>

2024-04-22 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<4.20>

季節は進む

ムカシトンボの羽化が遅れ気味と言っているうちに、終わってしまった様子です。どう見ても少ない年でした。
季節は進み、例年どおりにヒメクロサナエの羽化が始まりました。東京は夏日になり、渓流は22℃で推移。
到着時には早くも1♂が羽化中でした。殻から出た直後で少々の出遅れ。この日は2♂、1♀を目撃しました。

9時35分頃 ♂羽化 日射しが強く早い時間に羽化が始まる




9時40分頃




9時50分頃


10時25分頃


10時55分頃 開翅して殻から離れる


最初の♂をひとまず撮って上流に向かい、数10m程先で次を見つけましたが、これも殻から抜けた後でした。

10時頃 ♂羽化 最初の♂とほぼ同じ段階でタイミング悪し 




10時5分頃




10時35分頃 飛立ちは11時15分で最初の♂から20分遅れ


正午を過ぎて、ノーマークであった対岸の崖で飛立ち間近の♀が羽化していました。多分この日最後の羽化です。

12時25分頃 ♀羽化




12時28分 開翅とほぼ同時に飛立つ

2024.4.20 東京都

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シオヤトンボ 2024<4月>

2024-04-21 | トンボ科

<4.19>

羽化見られず

何年間もシオヤトンボの羽化を見てきた神奈川の湿地、週初にも行って連続で外しました。新しい羽化殻は2個。
羽化は早めに終わったようで、生殖活動は活性化。年々個体数が減少して厳しい状況です。最高気温24℃。

♀ 産卵










縄張りの♂ 若い個体が目立った

2024.4.29 神奈川県

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コサナエ 2024<4月>

2024-04-19 | サナエトンボ科コサナエ属

<4.18>

間に合う

ホンサナエの羽化に丁度よい頃とみて埼玉の河川中流域に行きましたが、気配なく見事に外してしましました。
時間的にまだ間に合うコサナエの池に移動。とは言うものの14年前に行ったきりで健在かどうか分かりません。
11時半過ぎの到着でぎりぎりのタイミングでしたが、数頭の羽化が確認でき、改めて目を皿にして探しました。
当所の羽化環境が分かって、裂開直後の♀を発見。本日最後の羽化個体です。薄曇りで22℃。

12時12分 中・後肢が抜ける前


休止期 約11分間


12時24分 脱出開始






40秒で脱出完了


12時30分頃


12時40分頃


12時50分頃


13時3分 開翅 10分後に飛ぶ


草叢に着地


この池での正午前後の羽化は他に3♂、1♀でした。すでに飛立った個体も見られ羽化殻は数個目撃しています。

♂羽化




♀羽化

2024.4.18 埼玉県

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