ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

マルタンヤンマ 2024<7月⑩>

2024-07-31 | マルタンヤンマ

<7.31>

再びぶら下がりヤンマ(13日目)

7月も末日、都区内の公園のぶら下がりヤンマを見に行くと、目撃なし。この時期に1頭も見ないのは異常です。
午前中は33℃で、最高気温35℃でしたが、時々日射があるものの曇りがちで、涼しい風が吹いた影響なのか。
下旬は夕立になる日が多く、この日も同じ天候。気懸かりなのは樹上を飛び回っている大量のカラスの存在です。
ぶら下がりがヤンマが時に捕食されている模様で、何らかの影響があることは否めません。

10日目から12日目までの様子を記載します。
10日目(7.24)・・最高気温36℃。12時半頃から突風が吹いて雷雨に。公園の高木に落雷。
            マルタンヤンマ4♂、5♀。ヤブヤンマ1♀を目撃。雷雨前の午前はまずまずの状況。
11日目(7.26)・・最高気温36℃。雷雨の翌日を避けて行ったが、雷雨以降、ぶら下がりヤンマが激減。
            マルタンヤンマ1♂、5♀。ヤブヤンマ1♀を目撃。とくにマルタン♂が減った。
12日目(7.29)・・最高気温39℃。2日空けて今夏一番の暑さに期待したが低調。完全にピークアウト。
            マルタンヤンマ1♂、2♀。ヤブヤンマ1♀。ネアカヨシヤンマ1♂を目撃。

<10日目> 10時40分頃




11時頃




12時10分頃 突風と雷雨が去った後、念のため見に行くとそのまま止っていた


♀のぶら下がり



2024.7.24 東京都

<11日目> 探し回っても♂が見られず諦めていると、13時過ぎに何時もはいない場所で撮影者が見つけた


♀のぶら下がり






<ヤブヤンマ> ♀のぶらさがり

2024.7.26 東京都

<12日目> 11時半頃 普段は見ない一角で発見した唯一の♂ 比較的若い個体






♀のぶら下がり ♀も少ない


<ネアカヨシヤンマ> ♂のぶら下がり 今季は多く普通に見られる




<ヤブヤンマ> ♀のぶら下がり 何故か見るのは♀ばかり

2024.7.29 東京都

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オオヤマトンボ 2024<7月>

2024-07-30 | ヤマトンボ科

<7.29>

今年も交尾態

都区内の公園のオオヤマトンボは今季少なく、ぶら下がりの目撃がないなかで、今年も交尾態を撮影しました。
ここ数日間に交尾態の目撃情報があり、諦めずに行って正解でした。今夏一番の暑さで最高気温39℃。

交尾態 交尾時間は2時間を超えて交尾解除まで待てなかった







2024.7.29 東京都

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ヤブヤンマ 2024<7月⑤>

2024-07-29 | ヤブヤンマ

<7.28>

労せずして交尾態

毎年通っているヤブヤンマの池、減少傾向で昨年は♂の飛来を見ていません。不安ながら様子を見に行きました。
現地では偶然出会った知人がまさかの交尾態を撮影中。10時半頃に交尾後移動しよい位置に止まったとのこと。
当地は9年目で、6年前に樹上に飛んだ交尾態を撮影しましたが、低位置での撮影は相当困難で諦めていました。
その後の移動でさらに低い場所に止まり、次も有難いことに労せずして撮影。お陰様で嬉しい誤算になりました。
正午に35℃まで気温上昇して、産卵は低調。老熟♂の探雌行動が活況でした。

交尾態




11時40分頃、♂が翅を震わせて交尾態のまま飛びました。交尾解除せず、さらに低い位置に止まります。

移動後の交尾態


12時15分頃 移動して35分後に交尾、連結解除 ♀は一瞬で飛び、♂は8秒止まる


13時50分頃 若い♀が約5分間産卵して♂に追われて姿を消す 14時頃再び現われるも2分で逃げた






池を占有していた縄張りの♂。執拗に探雌を繰り返しては池上の梢に静止し、他の♂が侵入すると追い出します。
産卵に飛来する♀を捕捉しようと追い回すので、若い♀は逃げてしまいます。かなりの老熟個体でした。

複眼に黒い染みが目立つ老熟♂



2024.7.28 東京都

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ナゴヤサナエ 2024<7月>

2024-07-27 | サナエトンボ科メガネサナエ属

<7.25>

捕食

樹上で静止するネアカヨシヤンマを探していると、虫を咥えたナゴヤサナエがふらふら飛んできて着地しました。

小虫を捕食する♀


向きを変える





2024.7.25 埼玉県

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ネアカヨシヤンマ 2024<7月④>

2024-07-27 | ネアカヨシヤンマ

<7.25>

盛況でも落着かず

何時までもぶら下がりを撮っているわけにはいかず、気温がやや下がる予報でネアカヨシヤンマの産卵撮影です。
12時40分頃からの2時間に待機ポイントに8回産卵に入り盛況でしたが、1分以上産卵したのは2♀でした。
探雌行動が途切れず、かつ念入りなので、落着くことなくすぐに飛んでしまいます。一方、交尾の目撃はなし。
気温は下がらず最高気温36℃、林内でも33℃。蒸し暑いのはネアカの産卵撮影には定番とはいえ息苦しい程。

13時10分頃 漸く撮影可能な朽木にきて産卵 30秒程留まる




13時30分頃 この日最長の1分間の産卵




14時10分頃 5秒もしないうちに飛ぶ


14時40分頃 折角近くに来ても10秒で飛ぶ 撮れてはいても撮った気がしない


探雌しては時々休止する♂ ♀が多いので探雌行動はいつになく活発で長く止まっている♂はいない






産卵が始まる前、午前中に撮影した樹上で休止する若い個体です。同じ一角で2♂、1♀を次々に目撃しました。

樹上の♀ 若く綺麗な個体




樹上の若い♂ ♀から3mも離れずに静止 ここでの探雌行動は見られず




すぐ近くにいた♂

2024.7.25 埼玉県

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