ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ウチワヤンマ 2021<6月②>

2021-06-30 | サナエトンボ科ウチワヤンマ属

<6.28>

ダブル産卵の顛末

梅雨時の予報は当てになりませんが、晴れ間がありそう。前回交尾態を撮っていないウチワヤンマに行きました。
午前中から交尾飛翔を見たものの、狙った場所には飛来しません。そのうち日が陰り、風が強くなって不活性に。
1時間以上待ち、14時頃に日射しが戻ると湧いて出るように交尾態が飛び回りました。気温は29℃で推移。

風の影響なのか産卵場所が1ヵ所に集中し、1時間程に4♀が同じ所で産卵するという珍しい展開になりました。
15時過ぎ、単独で飛来の♀が産卵を始めると交尾態が2対飛来、交尾を解いた♀が接近して産卵する顛末です。

交尾態と産卵中の♀


交尾態が着地


約8秒後、次の交尾態が飛来してホバリングを始めるも交尾を解かず飛び去る


着地した交尾態は次の交尾態の飛来に驚いて飛び上がり再び着地 約5秒後に交尾を解く 産卵中の♀は無反応


交尾を解いた♀が先の♀に接近して産卵を開始 争うことはなく先の♀は数秒後に産卵終了




後から産卵した♀


同じ場所で25分程前に産卵した♀ ウチワ部分を上から撮る機会は少ない




35分程前に産卵した♀ いずれも縄張りの♂が不在の時間帯


♂ 飛翔 上の♀警護


♂ 静止 縄張りに侵入する♂を警戒する


侵入♂が縄張り♂に止まる 次の瞬間双方が飛ぶ

2021.6.28 東京都

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オジロサナエ 2021<6月②>

2021-06-28 | サナエトンボ科ヒメサナエ属・オジロサナエ属

<6.26>

一時に集中

晴れて気温上昇の予報、オジロサナエの撮影に行きました。久々に晴天下の出発でしたが、晴れ間は13時まで。
生殖活動が一時に集中し、連結態の撮影ができて成果あり。13時半以降は姿を見ませんでした。気温は27℃。

遅れをとった右の♂が先に連結した♂を攻撃




連結態の♂に連結を試みる


連結した♂は♀を放さず、遅れた♂は約3秒間で断念して飛び去る 


約15秒で体勢を整えて飛び、空中で交尾態になって樹上に


交尾失敗のケースです。連結態になったものの、激しく抵抗した♀は水没してしまいました。

連結態




水没した♀ ♂は飛び去る


♀ 産卵


♂ 静止







2021.6.26 埼玉県

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キイロサナエ 2021<6月④>

2021-06-27 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<6.24>

終盤迫る

相変らず大気不安定の予報、山沿いは避け平野部のキイロサナエの撮影です。今季5回目、終盤が迫っています。
漸く落着いて産卵する♀に遭遇して、飛翔しての卵塊形成を撮影しました。産卵の目撃はこの1♀です。

10時7分頃、50m程先の水路で♀の影を見て駆け寄るとホバリング中。産卵意欲旺盛で6分近い産卵でした。
日射しがない時間帯で♂の姿はありません。撮影時は雨粒が当たり始めた状態で24℃。最高気温は27℃。

♀ 産卵 約30秒間飛翔して卵塊を形成




打水後 約10秒間ホバリング


静止して卵塊を形成 打水せずに樹上に飛ぶ


約1分後 3m程離れた所に降りてきて打水 草の間に入って約1分間のホバリング




打水せずに樹上に消えて、約1分15秒間後に降りてきて打水 ホバリングして薄っすらと卵塊を形成




打水のペースが早くなり、約1分半の間に数回打水して産卵を終了


ストロボ使用で打水を狙ってみたが、何とも位置が悪い




♂はまだ数頭いるようですが、曇天で不活性。晴れ間が出ると降りてきて縄張りしていました。

♂ 静止







2021.6.24 埼玉県

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメサナエ 2021<6月②>

2021-06-25 | サナエトンボ科ヒメサナエ属・オジロサナエ属

<6.22>

目の前

前回は気象条件が悪く、ワンチャンスで終わったヒメサナエの産卵撮影。午後から晴の予報なので出直しました。
日射しがある時間が少々長くても基本曇天。日によって行動パターンが異なるので、目を凝らして♀を待ちます。
14時頃、日が射すと1♂が降りてきましたが、一瞬で樹上に飛びそれきり。約30分後に♀が姿を見せました。
一旦石に止まってからホバリングを始め、40秒近く産卵。日射しはなくても少し明るくなった時間帯でした。

4時間待ちで目撃1回、産卵撮影にはかなり厳しい状況です。撮れたのは目の前に飛来したからに他なりません。
まだ2回目でピークの時期は分かりませんが、♂の出具合から当地の個体数は少ないようです。23℃で推移。

♀ 静止 


静止して卵塊形成


約5秒で飛立ち、約6秒間のホバリング後に打水


打水後、殆ど移動せずにホバリングを続行


飛翔して卵塊形成 ホバリングはやや長い約27秒間


2回目の打水 コンマ1秒タイミングが早過ぎた


打水後、飛び去る


♂ 静止 30分後、1mも離れていない所で産卵した

2021.6.22 東京都

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コオニヤンマ 2021<6月>

2021-06-23 | サナエトンボ科コオニヤンマ属

<6.18>

食欲旺盛

黄色が鮮やかなコオニヤンマの若い♀が同じ小川で2回カワトンボを捕食。午前と午後の目撃で多分別個体です。
大きな獲物を好み食欲旺盛、この時期でも活躍中のカワトンボが狙われました。梅雨の晴れ間の日、気温27℃。

♀ 静止 カワトンボ橙色翅型♂を捕食




♀ 静止 カワトンボ無色翅型♂を捕食



2021.6.18 埼玉県

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする