ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

アオハダトンボ 2014<5月>

2014-05-31 | ・アオハダトンボ

<5.25>

個体数増す

埼玉の河川中流域、初夏の風物詩はアオハダトンボです。例年行くポイントで撮影してきました。
昨年は水域に出る個体がまだ少なく、多くは草叢に潜んでいましたが、渇水で澱みがなく産卵が気懸かりでした。
昨年と同じ日でも、今年は川岸に集まっていました。年々水質が悪化傾向ですが、個体数は増えている様子です。

生殖活動の本格化には時期が早いようで、交尾に至る個体が少ないなか、1♀の産卵を目撃しました。

♀ 産卵






産卵♀と警護する♂です。産卵を中断すると、産卵を促すような行動をしていました。

♂ 静止

2014.5.25 埼玉県

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アオサナエ・ヤマサナエ 2014<5月>

2014-05-31 | サナエトンボ科アオサナエ属・ホンサナエ属

<5.25>

初夏の中流域

この時期恒例になった埼玉の河川中流域のサナエの撮影に行きました。撮れたのはアオサナエ、ヤマサナエです。
ヒメサナエや約1週間遅れて羽化するオジロサナエの未成熟が草叢から飛立つ頃ですが、目撃しませんでした。

<アオサナエ>

毎年見ないと落着かないアオサナエは今年も健在でした。狙いは産卵ですが、♀の姿さえ見ませんでした。

♂ 静止






♂ 飛翔

2014.5.25 埼玉県

過去の画像から。3年前の11年6月、当地で撮影。
草叢で休止する♀。何らかのトラブルにより頭部を負傷していました。これ以後、♀に出会えていません。

♀ 静止



2011.6.15 埼玉県

<ヤマサナエ>

縄張りするヤマサナエが、長いホバリングを見せました。後肢を伸ばす、独特のスタイルです。

♂ 飛翔






♂ 静止



2014.5.25 埼玉県

5月中旬の未成熟個体です。愛知のフタスジサナエと同じ草薮にいました。

♀ 未成熟 静止

2014.5.16 愛知県

過去の画像から。10年5月の当地で撮影。川から少し離れた草地で、ウスバシロチョウを捕食していました。

♀ 静止 捕食



2010.5.16 埼玉県

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アオヤンマ 2014<5月③>

2014-05-31 | アオヤンマ

<5.24>

♀の鉢合せ

今季もそろそろアオヤンマの交尾態を撮りたいものです。前回から1週間後、都区内の同じ池に行きました。
池の周りを歩いていると2頭が縺れて草叢に落下し、交尾と思って駆けつけると♀同士が争っていました。
何が起きたのかすぐには理解できませんでしたが、同時に飛来した2♀が鉢合せし、片方が攻撃したようです。
そこに♂が現われ、しばらく様子を窺いながらゆっくり周りを飛んでいたシーンが印象的でした。

草叢のなかでは、成熟♀が未成熟♀の右の翅の付け根に噛付いて、胸部の肉もろとも食いちぎっていました。
これで決着したかと思いきや、さらに胸部、腹部に噛付いて、約3分半後、倒した♀は上空に飛び去りました。

♀同士の争い










前週に続いて、再び壮絶な場面に居合わせました。今回は捕食目的ではなく、共食いには至りませんでした。
終日いても1頭も撮れない日がありますが、滅多にないシーンに連続して巡り会うとは不思議なものです。
倒された♀は右の前翅、後翅とももぎ取られていました。♂同士であればこうした決着にはならない気がします。

倒された未成熟♀

25℃を超え、探雌の♂が少ない割に交尾態をよく見ましたが、撮れたのは2回で落着く前に逃げられました。

交尾態




♂ 静止






♂ 静止 捕食



2014.5.24 東京都

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クロスジギンヤンマ 2014<5月②>

2014-05-31 | クロスジギンヤンマ

<5.23>

奇妙な止まり方

その後の横浜の森。初旬に多数いたハラビロトンボは半減し、時にクロスジギンヤンマの餌食になっていました。
捕食シーンを2回見ましたが、高い梢に飛ばれて撮影はできませんでした。
クロスジギンヤンマの♂が奇妙な止まり方をしました。ふらふらと低木上を飛び、へたり込むように草藪に着地。
♂同士のバトルの直後のようでした。

♂ 静止


池には3♂が飛来して時折激しく争っていました。一瞬、池端に休止した♂です。



1♂が珍しくホバリングを繰返していました。同じ♂が何度も現われたようです。

♂ 飛翔




朝方飛来した♀は、即刻♂に見つかって池から逃げました。再び♀が産卵に来たのは約3時間後です。
猛スピードで周回して葦原に潜り込みます。かなり敏感でしたが、しばらく産卵。再び♂が現われて逃げました。

♀ 産卵



2014.5.23 神奈川県


<5.24>

再び止まり

翌日、アオヤンマの様子を見に行くと、池に着いた途端にクロスジギンヤンマが産卵に現われました。

♀ 産卵




すかさず♂が現われましたが、♀に逃げられ連結失敗。♀が振り切った辺りでしばらく見張っていました。

♂ 静止

2014.5.24 東京都

前週、当所での撮影です。

♂ 飛翔

2014.5.17 東京都


<5.31>

又もや止まり

西多摩にサラサヤンマの撮影に行くと、昨年の湿地は池と化してクロスジギンヤンマが飛んでいる有様でした。
産卵が期待できそうな場所を探して待機しましたが、午前中に一瞬♂を見たのみで、4時間待って空振りでした。
梢に消えるヤンマの影を見て、探すとクロスジギンヤンマが止まっていました。翅が傷んだ♂が約1時間の休止。
東京で初の真夏日になった日。気温が上がり過ぎたようです。

♂ 静止

2014.5.31 東京都

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クロサナエ 2014<5月>

2014-05-30 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.18>

儲けもの

先週に続いて、同じ渓流にムカシトンボの産卵撮影に行きました。運次第ですが、ヒメクロサナエの産卵も期待。
ムカシトンボの探雌飛翔は見られても、前回からさらに数が減って通過ばかり。♀の目撃はありませんでした。
見切りを付けて別の沢筋に移動。ここでも♂は見かけるものの、たまに現われて、やはり通過するのみ。

しばらく待機し、日陰にサナエトンボの姿を見つけました。クロサナエがホバリングしながら産卵していました。
目立たない所に突然現われるので、近くで見るのは滅多にないチャンス。期待していない分、儲けものでした。

♀ 産卵




産卵場所から20m程下流、木漏れ日が射す川原に降下するサナエトンボの影を見ました。
接近するとクロサナエ♂が薄暗い石の上で縄張り。回り込む前に樹冠に上がりました。目撃はこの1♂のみです。

♂ 静止

2014.5.18 東京都

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