ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ナニワトンボ 2023<10月②>

2023-10-25 | ・ナニワトンボ

<10.18>

別世界

オオキトンボの溜池から移動しナニワトンボの撮影です。この溜池は完全に水が落とされ、池底の大半が乾燥化。
広範囲で連結産卵が見られ、前日の大阪とは別世界でした。通常ならば必須のストロボなしでの撮影が可能です。
限られた日陰はリスアカネが占拠して、殆どの連結態が日向で産卵します。13時半を過ぎてもまだ活況でした。
まずは大阪で撮り損なった交尾態を優先して撮影しました。快晴で気温25℃。

産卵場所近くにいた交尾態




堤防の土手中腹には13時頃でも交尾態が集中していた


干上がった池底での連結産卵



















2023.10.18 愛媛県

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ナニワトンボ 2023<10月①>

2023-10-20 | ・ナニワトンボ

<10.17>

環境変化

今季のナニワトンボは大阪に行きました。昨年は初回で手探り状態でしたが、それなりに連結産卵を目撃した池。
同じポイントを目指すと、池の水位が低く池端の環境がかなり変化していました。果たしてどこで産卵するのか。
縄張りの2♂がいた近辺で待機しましたが、11時を過ぎても気配なく11時半頃にやっと2対が飛来しました。
以後はまばらで12時半頃の3対で終了。連結態の目撃は少なく8対、大半は水が退いた石の上での産卵です。
単独産卵が目立ち、交尾の目撃なし。ピークを過ぎていたのかもしれません。秋晴れで最高気温25℃。

11時半頃 最初の連結態が暗い枯れ枝の上で産卵






しばらくして池側から飛来した連結態が産卵前に静止 その後見失う


11時40分頃 石の上での連結産卵


10時50分頃 同じ石の上 連結を解くのが早くおちおち連結産卵が撮れない


連結解除の瞬間


単独産卵に移行し約2分間産卵










12時半頃 同時に3対が飛来 やはり石の近くで産卵






最後の連結態


産卵休止の老熟♀


産卵しても極短時間で休止する 3回程飛んで上空に消えた






石の上で縄張りする♂ 


草叢の♂ どれも♀を捕捉できず





2023.10.17 大阪府

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ナニワトンボ 2022<9月>

2022-09-30 | ・ナニワトンボ

<9.30>

草のなか

今季のナニワトンボは、予てからの候補地で個体数が増加傾向にあるという大阪の自然公園に行ってみました。
初めて行く所で産卵場所の選定から開始。環境のよい池端を探すうちに11時を過ぎ、産卵が始まっていました。
他によいポイントがあるかもしれませんが、連結態が集中してまずは成功。13時過ぎまで産卵に飛来しました。
しかしながら、草のなかに潜り込まれて個体数のわりに思うように撮影できずに心残り。最高気温は29℃。

連結産卵 草の隙間に出た時に上から撮るしかないので卵の落下の撮影は困難








草のない所に来るのは極僅かな時間






連結産卵から単独産卵に移行した♀




交尾態












縄張りの♂







2022.9.30 大阪府

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ナニワトンボ 2021<10月②>

2021-10-22 | ・ナニワトンボ

<10.15>続編

翅端に褐色斑

昨年の当地で、翅端に褐色斑のある♀を目撃しています。産卵前に連結態で静止していたので判明したものです。
斑は淡色なので飛翔中での判別はまず不可能。今回、多数の♀を撮影しているので改めて画像を検証してみました。
交尾態、連結産卵では見られず、単独産卵の1♀に褐色斑が認められました。意識しての撮影でなく不鮮明です。

♀ 単独産卵 翅端に褐色斑のある個体




同一個体 後方は警護の♂ 連結産卵時は未発見






産卵後休止 この角度からは容易に判別できる


以下、一般的な無斑の♀です。連結産卵からの移行は少ないものの、単独で飛来しての産卵が多く見られました。

♀ 単独産卵








♀ 静止 産卵後休止


縄張りする♂も多数目撃しています。気温が27℃に上昇しても日当たりのよい所ばかりに待機していました。

♂ 静止 縄張り行動











2021.10.15 兵庫県

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ナニワトンボ 2021<10月①>

2021-10-20 | ・ナニワトンボ

<10.15>

驚く程の交尾態

今季のナニワトンボ、昨年に続き兵庫に行きました。3回目にしての当たり日で、驚く程の交尾態を見ました。
初回はポイントが絞れず、2回目は強風で連結産卵3対のみでしたが、今回は無風の快晴で最高気温は27℃。
同時に飛来して移動する交尾態もいるので数え切れないものの、10時から13時半の間に15対以上を目撃。

交尾態 最初の目撃は10時15分頃 気温24℃














交尾を解除した連結態は、産卵を始める前に必ず近くで一旦休止します。二度、三度移動することもあります。

連結態


連結産卵 最初の産卵は10時50分頃 明るい場所で産卵する連結態










明るい所で産卵する連結態は少なく、好むのは光と影がまだら模様の所。♂の干渉が多く今回も苦戦の連続です。
これまでになく多数の連結産卵を撮影しているのに、肝心の卵が落下するシーンはピンボケばかりでした。















連結産卵後に単独産卵に移行する♀は稀でしたが、縄張りの♂が多いので交尾した♂はしっかり警護しました。
12時半を過ぎた頃、単独で飛来する♀が目立ち始めました。多く見られたのは枯れ枝が積まれていた一角です。
♀は枯れ枝の下に入って産卵しますが、午前中から待機している♂が♀を捕えての交尾が再び活発になりました。

♀ 単独産卵




縄張りの♂


交尾態










最後の目撃は13時15分頃 気温27℃


交尾を解いた直後


連結態 産卵前の休止




枯れ枝の下に入って産卵するので一旦潜り込むと出てきません。撮影できるのは姿が見えているうちの一瞬です。

連結産卵



2021.10.15 兵庫県

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