ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ムカシトンボ 2024<4月④>

2024-04-16 | ムカシトンボ科

<4.14>

異常な状況

昨日の沢の下流部ではムカシトンボの羽化が比較的順調に進行しているように見受けられ、連日で出撃しました。
ところが、予測したポイント付近でのこの日の羽化はゼロ。気温が上がりトラフシジミが飛び交うばかりです。
正午で断念しての帰り道、林道沿いの思わぬ場所で1♀を発見してボウズを免れました。快晴で最高気温25℃。
それにしても今季の羽化は異常な状況で、狙ったシーンの撮影はいよいよ難しくなってきました。

12時15分頃 ♀羽化 帰りまで見ていない場所で発見が遅れた




12時30分頃


13時30分頃 色付いてきた


13時51分 開翅


昨日、油断してシャッターすら切れなかった飛立ちを待ちます。開翅して約2分後の早い飛立ちでした。

13時53分 翅を震わせて殻に這い上がると同時に飛立つ2秒間の様子







2024.4.14 東京都

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ムカシトンボ 2024<4月③>

2024-04-15 | ムカシトンボ科

<4.13>

時期が読めない

前回から2日後、朝から気温が上がりムカシトンボがまとめて羽化するムードです。再び同じ沢に行きました。
しかし、11時まで気配なし。諦めて別の沢の様子を見に移動しました。ここは日当たりがよく気温が高めです。
19年の洪水以降、あまり羽化を見ていない林道沿いで2♂、1♀が羽化していました。羽化殻も付近に2個。
一両日で羽化が始まった気配ですが、上流部ではこれからの様子。こちらも時期が読めません。最高気温23℃。

11時半頃 ♀羽化 殻から離れていた




13時15分頃 ♂羽化 この沢でこれまでの最下流部での羽化






13時30分頃 開翅 2分程で翅を閉じてしまい油断しているうち55分頃飛立つ


羽化不全の♂ 外見に異常はないが、殻から離れていて開翅しても飛べない様子

2024.4.13 東京都

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ムカシトンボ 2024<4月②>

2024-04-12 | ムカシトンボ科

<4.11>

後が続かず

例年ならばムカシトンボの羽化によい頃です。前回から4日後、同じ沢に行きましたが、後が続かず羽化はゼロ。
4月になっても20℃超えが稀のまま中旬入りです。この日は前日の居残り1♀で羽化殻もなし。現地は15℃。

居残りの♀







2024.4.11 東京都

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ムカシトンボ 2024<4月①>

2024-04-08 | ムカシトンボ科

<4.7>

遅れ気味

ムカシトンボの羽化にはまだ早いと思いながら、昼前から晴れて20℃を超える予報で念のため見に行きました。
結果は、運よく1♀を目撃。周辺に羽化殻は見当たらず、おそらく当所での今季最初の羽化と思われます。
3月の気温が上がらず今季は遅れ気味ですが、これから一斉に羽化が始まることでしょう。現地は20℃。

10時頃 ♀羽化 休止期前


休止期 約16分間






10時19分 約50秒で脱出


脱出直後


11時頃


12時25分頃


13時4分 開翅 


約3分後 飛立ち フレームアウト


<ホソミイトトンボ> ブルーに色付き始めた♀が日当たりのよい河原で摂食していた

2024.4.7 東京都

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ムカシトンボ 2023<5月>

2023-05-19 | ムカシトンボ科

<5.17>

今季の見納め

5月中旬ながら関東各地で真夏日を記録。平地より5℃は低い渓流を選択してヒメクロサナエ狙いで行きました
不活性なのは予想どおりで前週に続いて空振りでしたが、前回すでに終盤であったムカシトンボを辛うじて撮影。
今季のムカシトンボは出現期が早く、この時期に撮影できたのは幸運でした。目撃は1♂、1♀で見納めです。
現地は22℃前後で推移。平地の最高気温は30℃。

11時過ぎ、♂が来ない渓流に♀が飛来。落着くのを待って回り込むつもりでしたが、落着かずこれまででした。

♀ 産卵したのはここのみ 辺りを転々と移動して2分程で飛び去った




♂はポイントに3回飛来しましたが、多分同じ♂と思われます。この時期ならではの渋い個体です。

13時10分頃 3分程留まりホバリング ♀が来る気配なく虚しい行動


14時10分頃 殆どホバリングなしで通過 これが最後


ヒメクロサナエ♀の目撃は4時間待ちで1回、産卵せずに樹上に飛びました。行く日次第とはいえ、厳しい。

<ヒメクロサナエ> ♀が現われてから1時間後に樹上から一瞬降りてきた♂ 目撃はこの1回

2023.5.17 東京都

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