ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ムカシトンボ 2019<5月②>

2019-05-13 | ムカシトンボ科

<5.10>

見逃さず

今季は個体数が少ないと思われる都下のムカシトンボ。生殖時期も遅れるようなので、待つだけ待って例年の沢に出かけました。
ポイントの水流は過去にない程細く、沢を上ってくる♂は稀。本流で♀を見るものの素通りで産卵撮影には厳しい状況でした。

行った以上、産卵を撮影せずに帰れません。13時半頃、遂にポイントに♀が遡上、イタドリに止まるのを見逃しませんでした。
落着いたので、後は撮るのみ。場所を変えて通算約1時間半の産卵でした。平地の気温は上昇して最高気温27℃。

♀ 産卵


徐々に上に移動





産卵開始から約9分経過


約14分経過 行止まり


飛立って近くのジャゴケで一瞬産卵


すぐに飛立ちましたが、約5分で同じ岩に戻り、ここで約1時間5分の産卵。♂は殆ど飛来しないので見つからず、これ以上の進展はなし。









♂の探雌飛翔は午後から活発になり、そこそこの個体数が見られましたが、ホバリングは稀。まだ新鮮な個体が多いようです。

♂ 飛翔









2019.5.10 東京都

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ムカシトンボ 2019<5月①>

2019-05-07 | ムカシトンボ科

<5.4>

一区切り

3月下旬から4月上旬の冷え込みがきつく、4月中旬を待って都下のムカシトンボの羽化撮影に4回行きましたが、全て空振り。
タイミングが悪かったのか、脱出後の個体も見ないまま終了しました。羽化殻も殆ど見ず、個体数が妙に少なかったようです。
ムカシヤンマが羽化する時期ですが、このままでは心残り。こちらも羽化個体が少ないとのことですが、北関東まで行ってきました。

10時半頃、翅が伸びた後ながら、やっと羽化中の♀を見つけました。目撃はこの個体のみで、やはり今年は相当少ない様子です。
日が当たらず気温も低目、羽化の進行が遅いので1時間程で切り上げて山道を下り、摂食飛行する個体を見ながら帰還しました。
撮れて一区切りですが、こんな年もあるのでしょう。平地の最高気温は27℃、最低気温12℃、夕方は関東広範囲で雷雨。

♀ 羽化









2019.5.4 群馬県

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ムカシトンボ 2018<5月>

2018-05-05 | ムカシトンボ科

<5.1>

注文どおりには

今年は4月から出番が多く、休む間もなく5月です。前回から4日後、早いうちに行っておくべきと同じ渓流に出かけました。
すっきりと産卵を撮影したいのと、運まかせですが、前回撮れていない♂が産卵個体を捕捉するシーンが狙いです。

この日は気温が高く、午前中は全く活性がありませんでした。飛来した♀も前回よりかなり少ない状況で、産卵は1回のみ。
待機時間が長かったものの、産卵撮影に専念できました。平地の最高気温は29℃、現地は20℃位でした。

12時10分頃、よく産卵に来るジャゴケの岩壁に♀が飛来して産卵を始めました。落着くまで1分程待って撮影開始。

♀ 産卵








徐々に横に数10㎝移動


探雌の♂が何度も近くまで飛来しましたが、見つからないまま約26分経過。油断していると遂に連結されました。
折角の♂の捕捉も、岩壁なので位置が悪く重なった状態です。注文どおりにはいきません。連結して約20秒で飛立ちました。

連結態 ♂が連結した瞬間






正午前から探雌行動がやや活発になり、14時半頃になって数頭が一斉に出て、縄張りの長いホバリングを始めました。

♂ 飛翔











2018.5.1 東京都

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ムカシトンボ 2018<4月③>

2018-04-30 | ムカシトンボ科

<4.27>

素通りばかり

羽化が早かったので産卵も早いのは当たり前ですが、産卵ピークは5月になってからという固定観念があります。
曇りがちで気温も低く、♂があまり飛ばないので産卵個体が多いと予測して、やや早いと思いつつも兎に角行ってみました。
平地の最高気温は21℃、現地はせいぜい17℃まで。やや肌寒いような状況した。

♂のホバリングはたまに見られる程度でやはり出が悪く、これまでにない程♀が飛来しました。ただ、落着いて産卵したのは2頭。
♂に捕えられるシーンも目撃していますが、同一個体が何度も飛来しているように感じました。

産卵しない植物で一瞬産卵体勢になって上流に消えていくパターンで、結局は素通りばかり。まずはその様子です。

産卵に飛来した♀








ここでも産卵していない様子 約20秒止まる


以下、産卵シーンです。

♀ 産卵 すぐ移動


12時55分頃、落着いて約15分間、同じ葉で産卵した個体です。







14時30分頃、落着いて約25分間、苔及び近くの茎に産卵した個体です。







探雌飛翔及び縄張りのホバリングする♂です。

♂ 飛翔











2018.4.27 東京都

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ムカシトンボ 2018<4月②>

2018-04-13 | ムカシトンボ科

<4.9>

暗転

朝の気温が低い予報、前回の様子からすると、この日がムカシトンボの羽化撮影にはベストと想定し再び都内の沢に出かけました。
脱出前の個体を撮らないと終われません。狙いどおり9時頃に発見してカメラを構えました。仕事は終わったも同然で後は撮るのみです。

ところが、羽化が進捗しません。よくよく見ると、複眼が出た段階で羽化が止まっていました。信じたくない状況。

羽化不全


すっかり意気消沈してしまい、探索の気力が萎えたこともあってか羽化個体が見つかりません。羽化殻3個を見たのみ。
どう見てもこの日の羽化は少ない様子です。羽化の開始は早かったものの、まとまって羽化する日がないのかもしれません。

断念して下山する帰り道、♀の羽化をやっと見つけました。時刻は13時を回ったところで、遅い時間に羽化を始めていました。
運にも見放されたようで、これにてムカシトンボの羽化撮影は断念。この日の最高気温は22℃、最低気温2℃でした。

♀ 羽化






♂ 羽化直後 静止

2018.4.9 東京都

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