2012年までの回想です。
関東一円に生息するヤンマ科の撮影において、最大の難関はネアカヨシヤンマと予測していました。
まずはぶら下がり狙いに絞りましたが、やはり最後まで残って11年まで持越になりました。
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<2011>
ネアカヨシヤンマは、ぶら下がりヤンマで有名な都区内の公園では年に一度見られるかどうかです。
11年は、埼玉で撮影するつもりでいて出遅れてしまい、7月下旬に雨が続いて8月上旬は猛暑日がありません。
完全にタイミングを逸したところ、旧盆を前にして猛暑が復活。8月中旬になりましたが、兎に角出かけました。
見つかるのはヤブヤンマばかりでしたが、しつこく探していると違ったシルエットが視界に入りました。
ネアカヨシヤンマに初めて出会いました。
♂ 静止(初撮り)
2011.8.11 埼玉県
やっと見つけた個体でしたが、不用意に回り込んで飛ばしてしまい、翌々日、撮り直しに行きました。
今度はやや明るい場所にぶら下がっていました。この日も目撃は1♂でした。
♂ 静止
2011.8.13 埼玉県
<2012>
12年は、梅雨明け前の7月半ばに猛暑日が到来。昨年出遅れた埼玉のネアカヨシヤンマを最優先に行きました。
7月に2回行き、いずれも数頭のぶら下がりが見られる当たり年でした。逆にヤブヤンマは妙に少ない年でした。
初回は7月中旬。珍しく正午前から林縁に出入りする様子が見られました。この時間帯は止まっても敏感です。
午後になると完全に休止している個体がコンスタントに見つかりました。
♂ 静止
♀ 静止 一瞬姿を見せた
2012.7.16 埼玉県
2回目は10日後の7月下旬です。♀が産卵に飛来しましたが、あと一歩のところで撮れませんでした。
前回とは異なり、ぶら下がり始めたのは遅く13時半過ぎ。その後、次々に林縁に入ってきました。
8月中旬、産卵を目当てに行きましたが、時期が遅く、風が強いこともあり♂、♀とも見ませんでした。
♂ 静止
2012.7.26 埼玉県