ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オオトラフトンボ 2017<6月>

2017-06-29 | ・オオトラフトンボ

<6.23>

三度目の正直

今季のオオトラフトンボは、6月になって新規開拓で山梨、長野に行って空振り。長野では目撃すらなしでした。
この時期、新潟か福島かあるいは止めるかと迷いつつ、やはりもう一仕事。天気予報を頼りに福島に行きました。
例年の沼は昨年より植生が良好で、遠いながらも3♂が飛び交って漸く撮影できそうなムードです。
無論、産卵狙いですが、当所では2年連続で見ているものの1日1回のペースで運次第。快晴で最高気温25℃。

10時41分、何処から来たのか♀が近くの岸辺に止まりました。これから卵塊造りが始まるに違いありません。
久々に訪れた絶好のチャンス、慎重に近寄りました。それにしても撮り難い場所。アジサイの葉の奥です。

着地した♀ 


卵塊形成前


約30秒後、卵塊形成を始める


約50秒経過


約2分30秒経過 落着いたので手前の葉を持ち上げて撮影




着地して約7分経過、卵塊も大きくなり、いよいよ産卵に飛立つ頃です。息を飲んでその瞬間を待ちます。
ゆるゆる飛ぶ想定が、猛スピ―ドで遠く沼の中央に。一度戻ったもののピントが合わず産卵撮影は失敗でした。

飛立つ寸前


そう簡単に来るはずはありませんが、次を待ちます。15時過ぎ、卵塊を付けた♀が樹上から草陰に入りました。
出て来るのを待っていると、近くを飛んでいた♂が襲いかかって卵塊を付けたまま沼の奥に逃げてしまいました。

探雌する♂です。これまでは目視すら難しい遠い所ばかりを飛びましたが、この日は撮影可能。それでも遠い。

♂ 飛翔









2017.6.23 福島県


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