子供の頃入院したことなど憶いだしていました。小4のときホジキン病を疑われ、検査のために約一ヶ月ほど入院していたことがあります。ホジキンを疑っていた小児科医長は否定的なデータばかりが出てくるにもかかわらず、珍しい「症例」に出会ったことを信じたかったらしく、執拗に検査を続けていました。この医者のことは今も忘れられません。いい修行をさせて頂きました(笑) ただ、別の先生が「大したことではないと思うんだけどな~」と言っていらしたこともあり、心には救いがありました。ですから自分の中のどこかでは悪性リンパ腫などではない、と信じていましたので、本当の意味で死を覚悟したわけではなかったと思います。ちょっと中途半端な修行ではありました。
しかし今一度、そのときのことなどを思いだしますと、職場でのあれこれが少し遠いものに感じられます。自分が今生きている。そのことのありがたさをじんわりと胸に感じることができます。おかげさまですね。
ところで先日、白山に今年もライチョウが確認されたというニュースをみました。白山のライチョウは70年前(昭和の初め)に絶滅したと考えられていたのですが、昨年一個体確認され話題になっていました。果たして年を越せるのかと心配されていましたが、今年もまたヨタヨタと歩いている姿が確認されたようです。おそらく昨年確認された個体だということで、もしやたった一羽でお過ごしなのか?と心配してしまいます。これからも注目していきたいとおもう話題です。もしも白山でライチョウを見かけましたら、どうぞそっと静かに遠くからエールを送ってあげてください。