無知の知

ほたるぶくろの日記

整形外科医の枕

2010-09-09 22:14:53 | 日記
今日は本当に涼しくて感激しました。ひんやりとした風が心地よく、暑くなく、寒くもなく、思わずニコニコしてしまうようないい気候でした。気持ちよく出勤させて頂きました。やっと秋の雰囲気が出てきましたし、食欲も少し回復するかもしれません。この2週間くらいは、なかなか食べられなかったのでした。もっとも小食だからといって何の問題もなかったのですが。

ところで最近「整形外科枕」が話題になっています。5000人、10ヶ月の予約待ち、と報道されていまして、気になりましたので少々調べてみました。これは整形外科医があれこれ考えて作った枕だそうで、個人の計測データに従って高さ、形状を決めるらしいです。個人の体型に合わせてつくるオーダーメイド枕で、アフターケアもあり、しばらく使って体型や枕が変化したら、そのつど調整するそうです。

一体どのような枕に調整するのでしょうか?
仰向けに寝たときに頸を正しく保持し
1)神経の出口である頸椎椎間孔を変形させない。
2)気道を変形させない。
高さが目標だそうです。
神経を圧迫しないことから、肩こり頭痛が改善したり、呼吸がしやすくなってより深い睡眠に入ることができるのでしょう。
でも、そういうことでしたら自分でもある程度調整できそうですね。基本に低めの低反発枕を用意して、それにタオルを巻き付けて高さを調節したらよろしいのではないでしょうか。高さは首が自然な形に保持されて、呼吸がしやすいかどうかを基準にすればよいようです。

私はこれに加えて、布団やベットのマットレスなどによる睡眠中の脊柱の変形も重要だと思います。お尻は腸骨などの骨盤の骨と脂肪とでかなりの重量があります。頭に次いで人間の身体では密度が高く、重い場所だとおもいます。そのためどうしてもお尻が沈み込んだ形になり、脊柱が変形します。それによって椎間板も変形し、神経が圧迫されてしまいます。私は旅行先のホテルのベットが柔らかすぎるときなど、お尻の下にバスタオルを挟んだりしてなるべく脊柱がまっすぐになるようにします。それをしませんと、次の日に右の耳の後ろから肩にかけて凝ってしまい、大変なことになります。

さて、多剤耐性菌のことで新たな動きがありました。多剤耐性菌の発生源と考えられているインドの保健省が抗生物質の乱用を規制するための検討に入ったということです。今回問題となっているNDM1遺伝子もインドで発生したと考えられています。インドの人々は医者にかからず、ご自分の判断で抗生物質を使われることが多々あるようです。これが今回のような多剤耐性菌を産み出す土壌となっているようです。インド政府の対応を今後も注目していきたいと思います。