無知の知

ほたるぶくろの日記

ああ、運動不足が深刻

2020-04-30 18:43:47 | 日記
このところテレワークで、PCと向き合う時間が長く結構参っています。


ご近所の野バラ。清楚な姿が大好きです。


当初は「別に仕事場でもPCで仕事やってるんだから違いはなかろう。」などと高を括っていたのですが、あにはからんや。 凄く大変。

目が疲れる。
運動不足になる。

自宅ですと、大人ばかり。それぞれの仕事や趣味やで皆忙しく、お互い殆ど干渉しない。 よく言えば集中できる。
確かに仕事は効率的で、実際、仕事場にいて、何年もできなかった整理整頓ごとが無茶苦茶にはかどりました。(まだ残ってるけど。。。)

しかし、今までとは違った身体の使い方をしているので、身体が変な反応をし始めています。血行が悪くなって、お腹が異様に冷えたり。同じ距離でものを見続けているので、一時的に近視が酷くなったり。

あわてて、ここ最近はほぼ毎日、何がしかの距離を歩き、腕やらも動かしております。今までちょっとだけ電車に乗って買い物に行っていたのですが、それを歩きにしたり。

すると


こんなシランの咲く野原(小さいけど)を見つけたりしてなかなか味わい深い散歩になっています。

家人は早朝6時頃にウォーキングすることにしたらしいのですが、その時間から川沿いは結構な人出だそうです。皆さんジョギングまたはウォーキング。

いや、若い時は2−3日読書三昧で寝て暮らしていたって全然平気だったのに、今は1日じっとしていると、酷いことになります。
歳を取るってこういうことだったのね。
今さらながらですが、スニーカーを取り出して、せっせと歩いております。

ところで、そんなこんなで調整がつかず、約10日くらいブログもお休みしておりました。
この間、様々な事実、データ、情報が集まってきています。
それらを取捨選択し、今どのような状況なのか、今後どうなるのか。COVID-19とは一体どういう感染症なのか。何がしかのイメージができてきています。
考えがまとまりましたらこちらに書いて行きたいと思います。

まずは仕事のペースなどをちょっと調整しないと、です。

テレワーク

2020-04-18 16:03:44 | 日記
今日の昼頃は凄い嵐でした。いつもは午前中から昼にかけて買い物に出かけますが、今日はその頃が嵐のピーク。嵐が過ぎ去るのを待ちました。

午後になるとすぐに晴れ間が広がり、いい天気に。
早速買い物に出かけました。
すると先日蕾だったレッドロビンが咲き始めていました。(ちょっとピントがあまくなっちゃって。。スイマセン)可愛い花です。

また、あの刈り込まれていた街路樹も
あちこちから新しい葉が出てきています。再生の春。先日のイースターは哀しいお祭りになってしまいましたが、自然は着々と季節を進めています。

お祭りと言えば、あちこちのお祭りは中止になっていますね。氏神様の例大祭も今年は中止との連絡が廻ってきました。仕方ないです。せいぜい家の中でお祭りします。


新型コロナウイルスの影響が深刻になってきて1ヶ月半。1ヶ月前は「コロナ疲れ」状態で、閉塞感を持て余していました。

皆さんそんな気分だったのか、ホワイトデーのころはケーキ屋さんに凄い行列もできていました。
その後に発症者が激増。緊急事態宣言等が出され、仕事の方も本格的な対策を迫られる事態になりました。

先週までは私も数日出勤しましたが、来週からはほぼテレワークのみになります。まあ、経路の分からない感染が増えているので、出勤はしない方が気は休まります。が、われわれ、テレワークなどに慣れないため、あちこちでコミュニケーション不足が発生。
なにやらちぐはぐな事態が発生して、先週まではまともに仕事が進められない状況でした。


今年はイタリアンパセリの状態がよく、わっさわっさです。先日大分収穫してテーブルグリーンに。ときどき摘み取って使います。

今週になって、事態はやや改善。ITに関わる方法も大分浸透し、少しずつスムーズに仕事が廻るようになってきました。
ひと安心です。
そして今は、この先の今年度の予定をどうするか、といった議論に移っています。当初はとりあえず延期して様子を見る、などといったどちらかというとのんびりとした雰囲気だったのですが、事態は全く良くならない現状。とてもそういう態度では今年度は乗り切れない。

もうこの状況が今年度はずっと続くだろう、という予想のもと、仕事を進める雰囲気が人々の間に共有されつつあります。

人々、特に国際的なやりとりを中心に動いている私の仕事としては、今回の状況は最悪です。しかしだからこそ、国際的な協力が必要とされています。

政治的な問題はさておき、学術的な世界ではますますの連帯が重視されています。今回のパンデミックはまさに地球規模の問題ですから。

何ができるのか、何をしなくてはならないのか。日々模索を続けています。。。



次のフェーズへの準備について

2020-04-12 13:51:57 | 生命科学
そうそう、これを待っていました。流石、NIHだと思います。
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『米で新型コロナの大規模抗体検査 感染者の人口割合を推計 』

2020年4月11日 7時09分 NHK

新型コロナウイルスに感染した人が、人口のどれくらいの割合なのかを推計するため、人々の血液に含まれる抗体を調べる大規模な検査がアメリカ西部カリフォルニア州で始まりました。

抗体検査は、人の血液に含まれるウイルスへの免疫反応で作られる物質、抗体の量を調べることで、その人が過去にウイルスに感染したことがあるかを調べるものです。

西部カリフォルニア州のロサンゼルス郡の保健当局は、地元の大学と協力して、10日から住民を対象に新型コロナウイルスの大規模な抗体検査を行うと発表しました。

検査は無作為に選ばれた郡内の1000人の成人を対象に行われ、ドライブスルーの検査場を設けて、2週間ごとに血液を採取して抗体の量を確認し、過去に感染したことがあるかどうかを調べます。

今後数週間にわたって行われるこの検査によって、新型コロナウイルスの感染の広がりや、すでに免疫を持っている人が人口のどれくらいの割合で存在するのかを、より正確に推計できるようになるということです。

こうした抗体検査はアメリカ各地で予定されていて、NIH=アメリカ国立衛生研究所で新型コロナウイルス対策を率いるアンソニー・ファウチ博士は「人々が活動を再開する前に、感染が社会にどの程度広がっているかを知る必要がある」と述べ、住民の外出制限や店舗の営業制限を解除する判断材料として検査は重要だとしています。
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レッドロビンの蕾です! 春たけなわ

これとは別にオーストリアが無作為抽出によるウイルス保持検査をやったというニュースも見ましたが、こちらはあまり意味がないかと。

不顕性感染が多いウイルスなので、そういう方も含め、どのくらいの方が既感染者で抗体を持っているのか?それが重要です。ワクチンができたときに、どの程度の方に接種する必要があるかの試算にも必要な数字です。

東京の現状2

2020-04-11 20:08:47 | 日記
とうとう緊急事態宣言が出て店舗が次々に営業自粛しています。それでも、私も例外ではないですが勤務に出なくてはならない人々は結構いて、今週は今ひとつの人出減少だったかと思います。

なかなか前もっての準備をする組織はIT関連くらいでしょうか。古い体質の組織ですと、職員のITリテラシーが低いこともあり、テレワークをなかなか進めてくれません。いろいろとヘルプが必要なのが大変なのだと思います。
しかし、そうは言っても現在の状況では必須です。テレワークの一層の推進が望まれます。

私も来週は週数日のみ出勤予定です。あとは在宅。ただし、慣れないので皆さんけっこう苦労されています。今週金曜日に試しましたがどたばた過ぎてかえって疲れました。これなら出勤した方がまし!と思ったことです。それもこれも、テレワークの方法論の説明に明け暮れていたからです。(疲れました)


スーパーなどは自粛対象になっていないため、もの凄く忙しいようです。お惣菜など、大変かも知れません。自営の飲食店の方の協力を得て、この際ですから、お惣菜売り場に近隣の飲食店からのお弁当やお惣菜を置くのもいいのではないでしょうか。

今の状況はこれまでの営業、仕事のやり方をガラっと変えるよう促されているように思われます。

自然からの挑戦ですね。
受けて立つしかないでしょう。

と、いうことで

にんにくたっぷりのアリランラーメンを頂いてきました。
右手前の塊はすりおろしにんにく。半端じゃない量でした。
まあ、たまにはこんなガツンと来るものも必要なのかもしれません。

でも生にんにくはちょっと胃に堪えますね。次はやっぱり塩ラーメンにします。


さて、キヤノンと長崎大のLamp法での検査キットが厚労省から行政検査方法として認められたようです。また栄研化学も製造販売承認を取得、体外診断用医薬品として発売されるようです。
これはPCRよりもかなり軽量でコンパクトな機械で増幅ができます。RNAを抽出する必要はありますが、その後はリバーストランスクリプターゼ(逆転写酵素)を追加で入れておくことで、逆転写、そして遺伝子増幅が連続的に行われるようです。

おそらくいろいろあっても1時間くらいで検出まで行くかと。サンプルの移動も一回ですし、誤差が出難いのも素晴らしい。検査技師さんの手間も減ります。

やっと無症状の方は自宅待機、軽症の方はホテルなどの一般宿泊施設で、という運用になりましたので、これからはウイルス検査数も拡大されるはずです。

喉よりも鼻からのサンプルが良い、とか今はかなりの情報が集まってきています。一部ではサイトカインストームも起こす方がいるようですし、その転帰の分別のためのマーカー探索も進んでいます。

そして、何よりも抗ウイルス薬の研究、抗サイトカインストーム薬の研究も特別の予算がつきそうですから、これは鳥インフルエンザに対する防御の研究も一気に進むことになります。

あまり明るくない見通しですが、このウイルスに対しては、結局ワクチンができるか、弱毒株が出てきて人々の間に広がり自然に収まるか、しかないように思われます。

どちらにしても長期的な闘いになると思います。
私は今年度の仕事の予定について、その予想のもと計画変更していくと決心しました。
一部には秋には収まる、等の予想を立てる方もいますが、そうはならないでしょう。

中国の今後の状況も参考になります。武漢の封鎖が解除になり、人々が移動し始めました。その影響がどの程度であるのか。興味深く見守っています。

東京の現状

2020-04-05 18:36:00 | 日記
美術館、博物館が閉館しているのはいささか堪えておりますが、それ以外の生活上の制限はあまり感じていない私ども家族。

とはいえ、連日の暗いニュースに心が痛みます。

第2波の流行が来ています。おそらくは海外からの帰国者によるものかと思いますが、それもウイルスの遺伝子配列によって同定されると思います。

先日軽症者は病院から宿泊施設、または自宅での療養とする、との方針が示されましたが、軽症者を一般宿泊施設へと移行させることで医療現場の切迫状況が少しでも改善されるかもしれません。

COVID-19の平均入院日数は軽症者でも10日以上。医療機関が重症者の治療に専念できる環境を作るためには必要でしょう。



1月後半からはじまった新型コロナウイルスの流行。2ヶ月を過ぎて3月中旬はいささか心理的な疲れがありました。私もそうですが、何となく重苦しい気分が続いていて、明治神宮までお参りに出かけたりしていました。

それよりもびっくりしたのはその前の週の金曜日、品川駅、エキナカでのホワイトディへ向けての行列。大丈夫か?というような混雑で、皆さんの溜まっているストレスが感じられた出来事でした。

ただ、残念ながらその頃の人々の気分と行動が今の感染者増につながっている、と考えられます。

3月25日くらいからぐっと数が増えたことからまた人々の緊張が戻り、今はさらに一歩先の行動変容が起こっていると思います。

しかし、諸組織の認識がまだ甘いところも多いようで、テレワークへの対応の遅れなど、組織体によって大分状況が異なるようです。

実際、朝晩の通勤時は通常ほどではないものの、かなりの混雑ではあります。皆さんまだまだ通勤しているのです。

ただ、通勤時に会話はありませんし、皆さんマスクをされて静かにしています。感染の危険としてはあまり高くないでしょう。


3月中旬ごろまでは夕方帰宅時に、夜の食事会や飲み会の帰りと思しき中高年の方々を相当数見かけました。30、40代の方たちもおそらくはその頃までは集まっての飲み会などもあったかもしれません。

家の子どもも友人と集まる、等と言っていましたが、止めてもらいました。そのかわり明治神宮へ出かけたという経緯です。

閉塞状況は鬱陶しいですが、世界中の都市が同じ状況です。そのことを思いながら、今の状況を乗り越えたいと思います。

3月後半からの皆さんの努力が果たして感染拡大を止めるのか否か。これからの1〜2週間で分かるでしょう。

さて、感染研からイミュノクロマトによる感染の評価法について検討結果が示されました。詳細は下記をご覧頂くとして、
迅速簡易検出法(イムノクロマト法)による血中抗SARS-CoV-2抗体の評価

結論は、
「発症6日後までのCOVID-19患者血清ではウイルス特異的抗体の検出は困難であり、発症1週間後の血清でも検出率は2割程度にとどまることが明らかになった。

また、抗体陽性率は経時的に上昇していき、発症13日以降になると、殆どの患者で血清中のIgG抗体は陽性となった。

一方、IgM抗体の検出率が低く、IgG抗体のみ陽性となる症例が多いことから、当該キットを用いたCOVID-19の血清学的診断には発症6日後までの血清と発症13日以降の血清のペア血清による評価が必要と考えられた。」

一番重要なのはIgMの検出率が低い、という点です。初期発症をつかまえられるか?と期待されたのですが、どうやらこれは難しいようです。

IgGも発症6日以降にならないと検出されないようです。

ただ、検体採取時の医療者の感染可能性は低くなりますし、患者さんにとっても楽な検査です。補助的に使われるのはあってもいいのでは、と考えられます。

あとは適切な抗ウイルス薬と治療のマニュアル化、そして長期的にはワクチンの確立が必須になります。静かに待ちたいと思います。