無知の知

ほたるぶくろの日記

関東は味が濃い?

2018-08-25 09:45:34 | 日記

今回は巷に流布する「妄説」について少し書いてみます。

世間の関西人(といっても私のまわりの)言うところの「関東のうどん」は醤油色で「とても食べられない」ものらしいのです。

それを美味しく頂いて育ったわたくしですが、それが何か?

関東のいわゆる蕎麦やさんがこしらえる、そばつゆをベースにしたうどんのおつゆは強烈な「出汁」の味です。醤油は色は濃いですが塩分濃度は低いので塩辛さはありません。メイラード反応の結果生じたカラメル色です。これも味(特に香ばしい甘み)のうち。大変おいしい。

特にたぬき、や天ぷらだとつゆの味が引き立ちます。子どもの頃の私は毎回おつゆまで残さず美味しく頂いておりました。

一方で、別に関西のお料理を頂いても「薄味」とも思いませんし、しっかりしたお味のあるお料理と感じ、美味しく頂いております。もちろん出汁の種類は関東のものとは方向性は違うものの非常においしい。濃厚なお味も多いですね。大阪の「けつねうどん」など濃厚の極みです。ほんと、大好き。

旨味(この中にはアミノ酸系甘みもあります。)、甘味、塩味、ほんの少しの苦み、香ばしさ、場合によっては酸味。これらのバランスのあり方が重要です。関東の味も関西の味もそれぞれにその絶妙なバランスがあって、その違いは大変面白いものです。バラエティが豊富であることはとても大切なことです。

「関西は薄味、関東の味は濃い、だだ辛い(塩辛いの意味らしい)。」

とは何なんでしょう? どこにそんな関西の味や、関東の味があるのでしょうか?

私、以前からこの言葉を聞くたびに「はあ?!」と思っていました。一つにはとても料理の味が分からない、料理のできない(しない)方(専ら男性に多い)が言うせいもあったでしょう。

これまで、セクハラとパワハラにおびえていたため、滅多に反論しなかったわたくしですが、もういいかな、と思います。

ご冗談でしょ! いい加減なこと言うのは金輪際やめてください。

それから、関西の方(もっぱら上記の条件に当てはまる方)が良くされる質問。「関西の味は薄くて物足りないでしょう?」

ご冗談でしょ! いい加減なこと言うのは金輪際やめてください。

「関東の味は醤油味、関西の味は出汁の味」というのも大ウソです。

10代最後の頃に、奈良で親子丼を頂いたとき、余りに黄色い親子丼にちょっと引きましたけど、味には文句はなかったです。おお、関西の味文化は大分違うらしい、ということは学びましたが、「まずい」とは思いませんでした。

他文化について論評する時は節度ある、リスペクトを忘れない態度が重要だと思います。

これって、何に対しても重要だと思います。昭和も遠くなる今日、新しい時代をむかえるにあたり、心しておきたいことです。

多様であることは豊かであることですから。


秋が来た

2018-08-18 11:19:32 | 日記

お盆明けからすっかり秋めいています。

昨日の帰宅時には、空の雲が涼しげでした。空の色は少し水色めいていて、あのきっぱり青い夏の色ではなくなりました。

陽の光も大分傾いてきたので、強さが和らいでいます。

今年はベランダのバジルとトマトがそこそこ育ちました。おかげさまでバジルはジェノベーゼソース2回分収穫しました。

 

ジェノベーゼソース(分量は全て大体)の材料

オリーブオイル・・・・カップ1~1.5

松の実・・・・・・70~100グラム (フライパンで多少煎っておく)

パルミジャーノ・チーズ・・・・・・・50グラム

にんにく・・・・・・・・2片

塩・・・・・・・小さじ2

バジルの葉・・・・・・・大ボウル1

バジルの葉以外の材料をミキサーでよく撹拌。ある程度細かくなったところで少しずつバジルの葉を加える。ひとつかみ入れてグリン、グリン、グリンくらいの調子で仕上げて行く。

塩をちょっと強めにすると、そのまま何にでも使えます。

まずはパスタで、チキンソテーに、ピザに、サラダに加えて、夏の香りを楽しませて頂きました。

上の写真は現状ですが、まだまだ元気なので、あと一、二回は収穫できそうです。冬に向けてジェノベーゼソースを作り置きしておこうかな。

今年はベランダ菜園のスタートが遅くて連休を過ぎてからでした。ミニトマトは今ひとつで、10個くらいの収穫だったでしょうか。台風の度に葉がぼろぼろになってしまって、花は咲けども実がつかず、の日々でした。丈だけは伸びてしまったので、下の方の新芽に期待して、思い切って切りました。

再生したら写真でお目にかけましょう。

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今年のお盆

2018-08-15 09:47:04 | 日記

昨年は義父の初盆で、かなり忙しいお盆でした。

準備や片付けもあったため、お盆を含む一週間、家を空けていました。助かったことに、確か昨年の今頃、東京は割合涼しく、ベランダの植物たちも腰水作戦で何とかなったと記憶しています。今夏でしたらすっかり枯れていたことでしょう。

今年のお盆は実家の方に行くことができて、そちらの仏壇にお線香を上げることができました。久しぶりです。

今年のお正月には家人の具合が良くなかったため、実家での新年のお祝いは中止しました。

昨年はお正月早々あまりよろしくないことがあって、その後も1月末、4月と身内での葬儀があり、8月の新盆、10月末にはまた家人が緊急手術、入院。息つく暇もありませんでした。ひょっとして昨年はお正月しか実家に行けなかったかもしれません。

その記憶も定かでないほど昨年はいろいろありました。

 

9月頃、私は既にかなりくたびれていたと思います。実際、そのころ左手親指の症状が出始め、右肩が痛くなって堪え難く思っていました。それで、これはよくないと決心して、運動に出かけたのでした。

ところが10月末の家人の一件でさらに消耗してしまい、今年の春には右あごにも違和感が出ました。運動はそれなりに効果があって良いのですが、基礎体力が無いとかえって体調が悪くなるようです。

ですから最近豆乳であちこちの症状が改善しているのは本当に有り難く感じています。一種の栄養不足とも言えるので、健康の維持は奥深いものだな、と実感しています。これである程度回復したら、また運動の負荷をかけてみましょう。

 

今年はお正月以来、かなり淡々と推移しています。これがどれほどありがたいことか。お盆も静かにお参りしたり、掃除をしたり、身体を休めたり。

ベランダの植物の緑など楽しみつつ御先祖様との最後の一日を過ごします。


女性の立場に対する配慮

2018-08-05 09:46:03 | 個人的日記

前回も書きましたが、昭和の時代、日本の人々の成功の鍵は

『如何に利己的であり得るか?』

だったと思います。

『きれいごとなぞ言っている青臭いヤツには出世、成功はあり得ない。』

本音はそうだったと思います。

 

現在の日本は、品のない、人間として終わっている人間が金を握り、権力を握り、その他の良心の人々を搾取する国なのです。

残念なことになっています。

少子化のために、子育てのためのいろいろな優遇措置(おもに経済的な)をしても無駄でしょう。

それよりも根本的なこの国の深層意識が変わらなくては無理だと思います。

いま一度、女性の妊娠から出産の神秘と重要さ、子育ての意義深さ(これは男性にとっても非常に意義深い)について静かに考えてみてください。

どうしたらこれらの事項を今現在のように粗末に扱えるのでしょうか?

ここが分からない、という方がこの国に多い限り、日本は滅びます。

どうでも良い、という方がこの国に多い限り、日本は滅びます。


昭和はいよいよ遠く

2018-08-01 07:06:02 | 個人的日記

ハラスメント = 昭和

ですね。

日大アメフト部、ボクシング連盟 と今年に入ってからもかなり動きがあります。

私もこちらの方面、いろいろな経験があります。

現状、まだ存命の方々も多いですし、公表はできません。

なぜなら周囲の状況からして、まだ危ないからです。例えばちょっと検索を試みても当該加害者の件については、まったく引っかかってきません。おかしなことは山のようにあって、誰かがつぶやいていても良さそうなのに、まったく引っかかってこないのです。(かくいう私もつぶやかないわけですが)

「本当に恐ろしい大きな構造」は表面に出てこないのですね。

現状問題のある60代の人々を責任ある地位に就けたのは今の80代かと。

彼らは何故か、迫力、声の大きさ、など暴力的力を持った人間を重視してきました。彼らをもって「リーダーシップ」のある人間、と評価してきたのです。「リーダーシップ」 これもまた疑問の多い概念です。

とんでもないことです。しかしそれを良しとする時代の空気があったことも事実です。貧しく、正義の無い、儲かれば何でも良し。なりふり構わず。そんな形容詞が浮かぶ「昭和」です。

ともあれ「ハラスメント」という概念が一般に流布し、定着してきているのは良いことです。「平成」の大きな成果ですね。