無知の知

ほたるぶくろの日記

久しぶりの雨は豪雨

2010-09-08 23:23:49 | 日記

今日の午後、東京都心は豪雨でありました。私の仕事場でも外の様子がわからないほど雨が窓に叩きつけていました。周囲にあります高層ビルの30階以上は黒い雲の中にすっぽり隠れ、あたりは夕方のように暗くなりました。改めて自然の力強さを見せて頂きました。水の被害に遭われた方も多かったのではないでしょうか。お見舞い申し上げます。

帰宅時にはもう雨のピークは過ぎておりまして、私はおかげさまで傘を拡げることもなく帰ってきました。そうして今夜は久しぶりに涼しい晩になっております。こうして台風が通り過ぎるたびに秋らしくなっていきましょう。少し頭もしゃんとして、仕事がはかどるようにもなってきました。

さて、多剤耐性菌については、新たに多剤耐性緑膿菌も全国の医療機関の6割で検出されていたことが公表されました。用があって病院へいかれた際には、くれぐれも気をつけられますよう。具体的に気をつけるべきは
1)バックや袋物などを床におかない。
2)病院の壁、椅子、手すりなどにはなるべく触れない。
3)帰宅したら手を洗う。
4)着ていたものはなるべくお洗濯。
などでしょうか。アルコールなどを使う必要はないと思います。過剰に神経質になることなく、上記の点に気をつけて頂くだけでまず大丈夫だと思います。あとは各医療機関が抗生物質の使い方、衛生管理、感染症対策の点で十分な対応をして頂くことです。誠実な病院を選びたいものです。


多剤耐性菌の広がり

2010-09-08 00:12:51 | 日記

この世で我々が経験する一切はありがたく受け取るべきものである。そもそもこの世に人間として生まれてこれたこと。日本に生まれたこと。これだけでもこの地球上の全ての人々の境涯を思えばありがたいことです。その恩恵にまずは気がつかないといけないのでしょう。

言うは易し。。。

さて、このところ問題となっている多剤耐性菌について書いておきたいと思います。最近報道されている多剤耐性菌は二種類、アシネトバクターと大腸菌です。どちらも毒性は弱く、普通の健康な方ではまず問題にはなりませんが、免疫系の弱くなっている方やお年寄り、乳児では深刻になる場合があります。

そして今ひとつの重大な問題点はNDM1という多剤耐性遺伝子を持った大腸菌が検出されていることです。インドやパキスタンで広まっているもので、今回初めて日本で検出されました。この遺伝子は他の細菌にも伝播する可能性がある点で非常に警戒する必要があります。今回はあまり病原性の高くない菌の中で見つかったのですが、これが高病原性の細菌に移った場合厄介なことになります。

厚生労働省がこれらの多剤耐性菌がどの程度日本で広まっているのか本格的な調査を始めるということです。ともかく、むやみに抗生物質を使わず、常識的な殺菌、清潔維持に気をつけることと、免疫力の強化を心がけていく必要がありましょう。その一つは望ましい腸内細菌叢の維持です。それによって皮膚の常在菌にもよい影響が出ると思います。エビオス、パンラクミンなどの摂取は単なるおまじないではなく、現実的な免疫力増強の手段です。心身の不調を感じておられる方は、ぜひ真面目に取り組んで頂きたいと思います。