無知の知

ほたるぶくろの日記

これからの防災

2019-10-27 16:14:00 | 日記
先日の大雨の被害に遭われた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

例年ですと、穏やかな秋の日々のはずですが、今年は台風が多く落ち着かない秋となっています。台風15号、19号で既に被災した地域にまた大雨、のニュースに接しやり切れない思いです。


メタセコイアの花 (今頃が花の時期なんですね) 都内某所

雨雲のでき方、動き方など、最近の特徴があるのかもしれません。同じようなところを何度も雨雲が通るのには理由があるはずです。

今まで安全であったところがそうでは無くなっている可能性があります。新しい知見と予想の方法で、先手先手の防災が望まれるところです。

送電もそうですが、治水についても考え直す必要があります。ダムからの放水にしても、河川の水位情報にしても、その地点での情報は最終的には下流や氾濫可能域にお住まいの住民の命を守るためです。

その肝腎の最後の情報伝達が伝わらず、住民の方達は「知らなかった」。そしてそれぞれの測定をしていた方達は、測定までが自分たちの仕事で、伝達すべきことをしかるべき部署へ伝えるとされており、それ以上のことは考えたことは無いとのこと。

全体の統轄ができていない、ということが明らかです。最終的に住民の方にどうして頂くのがいいのか。当事者を含めた真剣な議論が必要でしょう。

どうも海外かららしい

2019-10-24 06:47:51 | 日記
今月初めに、宅配業者を装ったおかしなSMSが来ました。
うっかりURLをぽちっとしたのですが、セイフティ保全アプリが働いて、
接続先は危ないところなのでダメです!
という警告を出してきました。
やれやれ、すんでのところでした。

しばらくして、職場で先日こんなことがあって、と話しをするとあちこちから、
「あら、私も。」
という方が数人いらしてびっくりしました。
そのときの電話番号は携帯の番号だったかと。
一応、ネットで調べ、しかるべきサイトに詐欺SMSの発信元、と書き込んで情報共有しておきました。


都内公園のラクウショウの実

昨日、またもや怪しいSMSが。今度は三井住友銀行を装ったもの。不正アクセスがあったのでパスワードなど変えろ、などというもの。今度はそれがウソだとすぐ分かったので、URLをポチリませんでした。

今度の電話番号はどう見ても海外からのようだったので、一体どこからだったのか調べてみると、どうも香港からだったらしい。
先日も東南アジア方面で日本人の若者集団が捕まっていましたが、そういう人たちなんでしょう。

問題は、電話番号がどこから漏れるのか?あるいはもう行き当たりばったりのランダムなのか?

まあ、あまり詮索しても仕方ない。それよりは常に気を付けること、ですかね。

携帯の会社など、SMSで重要な情報を流さないようにして頂きたい。
SMSはもはや危ない経路。できればもう使いたくないですね。

ちょっとショックでした

2019-10-19 21:49:25 | 組織
○マ○シ会、という農業共同体があります。
戦後間もなく設立され、今まで70年余り続いている、不思議な集団です。
これがまた三重にある、というのも何とも言えない。

私もかつて学生だったころ、この共同体について少しだけ耳にしたことがあります。
まあ、ユートピアを構築しようとして、閉じた共同体を作っていて、内情を漏れ聞くに、思想統制、洗脳と思しき「余計なお世話」的、個人的思想への介入があるようで、ぞっとしました。



今回なんと某電子図書サイトを検索するうちに、その共同体の中で生まれ育った方が描いたマンガの紹介に出会い、久しぶりにその名を聞いてびっくりしました。

「まだ続いていたんだ。」

というのが正直なところ。そして、レビューから推測される、子どもたちの『虐待』ともとれる育てられ方に心底驚きました。また、レビューを書いている、マンガを読んだ若い方たちの感想が、大変興味深かった。

これって虐待?と拒絶反応を示す方もあれば、淡々としたマンガ著者のスタンスに興味を感じている方も結構いる。

虐待の中で生きてきた著者が、淡々とその虐待の状況を語る、のはそうならなければ生きて行けなかったから、という事実に気付いてください。

この共同体については「大人に対する『研鑽会』と称する会の実態は『洗脳』である」と某精神科医師も指摘している。私も過去にいろいろ聞いていたがその通りだと思っている。人間の個性を「癖」等と称して徹底的に破壊矯正しようとする。そして人々の情緒を破壊し、ロボットのように「淡々と目の前の事柄に対応して行く」人間を作ろうとしている。

擁護するわけではないが、おそらくは真に宗教的に「人の生きる、とは修業である」と観じ、「淡々と目の前の事柄に対応して行く」とは理想ではある。

だが、その両者の「淡々と目の前の事柄に対応して行く」精神的境地は全く逆である。前者は破壊された精神の行き着いた『果て』、であり、後者は積極的な『到達点』である。

最終地点の人間の有り様が似ているとは、皮肉なものである。

某宗教学者は著書の中で、「○マ○シ会の実顕地を作りだしたのは日本人であり、そこには個人を集団と融合させることに価値をおく日本的な価値観が生きている」とか「○マ○シ会は日本企業の究極形?」とか主張しているらしい。これは彼としては肯定的な主張なのだが、私はこの主張は否定的な意味で的を得ている、と思っている。

この「個人を集団と融合させる日本的な価値観」や「日本企業の究極形」が、まさに日本を衰退に導いている。もちろん「個人を集団と融合させる」ことは宗教的には大変高い到達点であり、境地であることは分かっている。

しかし、他人をそのような境地へ追い込むことは、虐待である。
許されない悪魔の所行なのである。どんな綺麗ごとや言い訳もあり得ない。
「基本的人権」は人間社会の叡智である。

やっと今年の金木犀

2019-10-17 07:46:26 | 日記
今年は例年より遅い金木犀の開花でした。

大体昔の体育の日10月10日前後に開花していたのが、昨年は9月末。何でこんなに早くなったのか、と思っていました。
ところが今年は遅い遅い。10日になっても蕾も見えない。

今年はどうなってるんだろう、と思っていました。
そして台風一過。
火曜日の出勤途中に、職場周辺で金木犀が咲いているのを発見しました。

写真は昨日朝の様子です。すっかり満開。

やっと咲いてくれました。
でも、どういうことか香りが弱い感じ。
多分自宅周辺でも咲いているはずなんですが、全く気付きませんでした。

例年ですと、歩いていて「あれ?」と香りに気付くのですが、
昨日朝も全然気付かず通り過ぎてしまいました。
今朝、注意して観てみます。

毎年金木犀の咲く頃は陽射しも和らいで、涼やかで乾燥した秋の日々なのですが、
今年はちょっと様子が違います。
天気の悪い日が多くて穏やかではないです。

台風19号の被害状況がどんどん明らかになってきていて、
大勢の方が、水の被害に遭われたことが分かってきました。
早い復旧を祈ります。

何とも残念な

2019-10-14 11:03:03 | 日記

被害に遭われた皆様へ、心よりお見舞いを申し上げます。

 

いつものことですが、台風が過ぎてしばらくしませんと被害の全貌はなかなか分かりません。

今回は特に雨の被害が大きいので、時間差で洪水があったり、雨のあまり降らなかった下流でいきなり堤防決壊、など、特に災害の予測が難しかったのかもしれません。

日本の治水は難しそうです。ダムの緊急放流についてのお知らせもそうですが、情報の伝え方も丁寧にしませんと誤解を招きます。関係者の方のご苦労を思うと胸が痛みます。もちろんいろいろな事情があって、理想通りに物事が進んでいないせいもありましょう。

 

さて、土曜日は朝から既に雨が酷かったですし、午後は風がどんどん強まっていましたので、一日家から出ることは無く、専ら台風の強さと位置を確認しながらあれこれ読み散らしていました。

今回は個人的には風が恐ろしかったのですが、社会的影響では雨の被害が大きいですね。

特に北陸新幹線の基地が水没したのは驚きでした。

地図で確認しましたが、川の近く。ハザードマップでも洪水浸水域であることが示されていました。危険があることが指摘されていたようですが、そのままにされていたという情報があります。

いろいろ事情はあったんでしょうが、新幹線を頼りにしているものとしては残念な限りです。

実は最近、金沢出張が結構あるため、北陸新幹線を利用することが多かったのです。あの感じでは、復旧にかなりかかる様子。つまり、昔の経路、小松空港経由、の飛行機移動をすることになりそうです。

予想して対処する。シンプルなことが難しいのは良くない傾向です。