追憶の日々を送っていましたら、いつの間にか花粉症の季節は終わって、もう初夏です。
陽の光は大変強い。私は早速調光サングラスを使い始めました。紫外線に当たると色が変わり、サングラス化するというものです。昨年作りました。
さて、花粉症は終わってしまいましたが、折角なので、続きを書きます。
※ 近所に咲く薔薇です。私より少し上の女性が丹精していらっしゃいます。いつも楽しませて頂いて、有り難く思っています。
私が花粉症を発症した時の状況を憶い出してみました。
いつかどこかに書きましたが、私は子どもの頃から、慢性鼻炎、蕁麻疹などアレルギー症状をいろいろ発症してきました。
世間で花粉症が騒がれるようになったのはもう私が20代でしたが、いつかはきっと来るんだろうな、とは思っていました。20代では湿疹が酷い時で、本当に往生しました。これも以前記事に書きましたが、本当に「骨が痒い」という感覚は恐ろしいものでした。
その後しばらく何もなかったのですが、東京都心部のあまり空気の良くない研究所に移り、東京近郊に住み始めて1年半ほどたった頃、始まりました。
私の場合、眼から来ました。ある日眼が充血していることを指摘され、とうとう花粉症の症状が出たことを知ったのでした。その後ひどい鼻づまりとくしゃみ鼻水で眠れない日々を送ることになりました。その当時も鼻炎スプレーはありましたが、過去の経験から信用せず、まずはクロモグリク酸配合の目薬を購入しました。その際の圧倒的な薬効にびっくり。
ひょっとしてこれは点鼻薬も行けるかも、と思い使い始めました。
夜、寝る前に鼻が詰まっている状態で、一吹き。するとすぐに鼻の粘膜が動き始めるのが分かりました。みるみるうちに鼻の奥が広がるのが感じられたのです。そして数分のうちに鼻で息ができるようになりました。
その利き方はすごいもので、本当に感動しました。もちろん、その夜は実に良く眠れました。
画期的なことでした。私にとって、鼻づまりで睡眠不足、はもう一生つき合って行かなければいけない身体の不調、と半ばあきらめていましたので。鼻がすっきり通っている、というのは素晴らしいことでした。
その後この薬がポピュラーになりました。多くの人々が使い始め、少しずつネガティブな情報も出始めました。例えば、使いすぎるとかえって鼻づまりが酷くなる。鼻出血をおこす。などです。それで耳鼻科の医者の中には、これらの薬を「百害あって一利無し」などという方たちもいるとか。
とんでもないでことす!
使い方についてちゃんとしたインストラクションをすることが重要。確かに使い過ぎますと、鼻血がでます。鼻づまりにもなりました。
しかし、それも一時的なもの。使い方を間違わなければ、きちんとした睡眠が取れるようになるのです。寝不足を解消する方が余程重要。
鼻づまりによる呼吸不全で息苦しいための寝不足で何が起こっているか?
血中の酸素濃度が下がるために心拍数は上がり、血圧も上がります。睡眠の質も悪くなり、脳のリセットが妨げられるのです。寝たのに、疲れが溜まっている。そんな状態を続ければ命取りです。
一部の耳鼻科医は不勉強なまま、適当なことを言わないで頂きたい。また医者の言うことだからと肩書きのみを信用して情報を鵜呑みにすることも避けたいです。科学知識は日々更新されています。自分の現在の知識は一時的なものであることを胸に刻み、機会があればまずは調べる。それが自分の、家族の命を守ります。