無知の知

ほたるぶくろの日記

秋の空気

2023-09-30 10:04:34 | 日記
先週くらいから、秋らしさがぐっと増したような。

このところ、我々も仕事でどうしても出勤せざるをえず。
かといって、父のところからではとても通勤できない。
仕方なく、一人で在宅療養できるよう手配を進めてきた。

在宅看護と介護事業者の手配もついて、やっと仕事に集中できるか、
と思っていたところ。。。
お願いしていた療養型の病院に空きが、との連絡が入り、
急遽、父は入院することになった。

とても助かった。

ここ数日、昼間は看護師やヘルパーの方にケアしてもらい、
夜は一人で過ごしていた父。
父も不安だったろうが、我々も非常に不安であった。
気が気ではなかった。


先週木曜日に無事入院。
いろいろ用意して、父を連れて行った。
緩和ケアを提供してくれる、療養型病院である。
居住する感覚で過ごせるよう配慮されている。

幸い強い痛みなどは今のところないので、貧血でぼんやりはしているが、
強い痛み止めは必要ない。
何かしら楽しむことができる日々が過ごせるように、と願っている。


そういうことで私たちも少し栄養を。



牡蠣の鉄板焼き。 これは美味しかった。



野菜炒め。


ちょっと生牡蠣も


もちろんデザートも。

ふう、この秋はまだ忙しそうだ。







終末期療養

2023-09-17 16:22:11 | 日記
春頃から、がくっがくっと痩せ、筋力も落ちて、息苦しさも訴えていた父。
6月くらいから私も本気で父の医療機関に関わり始めた。

それから色々あって、8月半ばには末期がんであることが判明。
その後二回の入院で少し息苦しさをとる治療をし、本人の感覚としてはかなり楽になったようだ。

そうは言ってももはや立つのがやっと。椅子からの立ち上がりでさえも手すりがないとうまく行かない。

8月半ばはまだ自力で階段を上り下りしていたが、今は難しくなってしまった。家の中での移動さえもままならない状況なので、もはや自宅での生活は難しい。

本当に展開が速い。こっちの認識が遅れがちで、対応が後手後手になってしまった。父にはかなり辛い思いをさせてしまった。もう少し早く気づいていれば。。 言い訳をさせてもらえば、父はそれなりに医療機関に通っていたのだ。それなのに、彼らは父の本当の病態を見つけられなかった。

頓珍漢なサジェスチョンをもらっていて、いい加減、業を煮やして医療機関を変えたところ、末期であることがわかった次第。

この顛末についてはそのうちまとめて書いておきたい。

ともかく、もう父に残された時間はごくわずか。その間に、なるべく後悔しないよう、やっておきたい。





特別展「古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン」へ行った。
生贄を常とする文化なので、なかなか共感はできないのだけど、天文学の発達がすごい文化だ。



そして、特にマヤ文明のレリーフなどは素晴らしく美しい。

最近文字の解読も進んでいるようなので、彼らの文化の全貌がわかってくるだろう。これらの文化財に触れていると、長い時間の中に生きる私たちについて、とても冷静に考えることができる。

頭を冷やしに行ったような感じでもあるかな。

今年はまだまだ暑いですね。皆様お気をつけてお過ごしください。