無知の知

ほたるぶくろの日記

腸管免疫

2018-01-13 19:32:05 | 生命科学

最近、電車内の広告などにインフルエンザ対策関連のものが多くなっています。

流行のハイシーズンでもあり、受験のシーズンでもあり、当然ですよね。

そのなかで今年はとくに腸管免疫増強でインフルエンザ感染予防を呼びかける広告が多い印象です。インフルエンザ予防だけでなく、全身の健康のために重要だと思うので、もっとがんがん宣伝して皆さんにもっと発酵食品を召し上がって頂きたい。

まだまだいわゆるエビデンスが足りないのですが、ともかく腸管にある免疫器官の研究が進んできて、全身の免疫系に大きな影響を与えていることがわかってきています。食物アレルギーだけではないですね。それ以外のアレルギーにも影響がある可能性があります。

現代の人たちはとても衛生的な環境で過ごしています。それはそれでとても重要。

でも、人を含めた動物は微生物とともにあって初めてうまく機能しています。今まで病原性微生物ばかりに焦点が当たり過ぎていて、除菌、滅菌と騒ぎ過ぎ。とくに赤ちゃんのときにやりすぎるとかえって自己免疫疾患を誘引してしまう可能性があります。適度に微生物と過ごすことを私たちは考えなくてはならないのです。

とても難しいバランスですが、でももしかしたらとても簡単なのかもしれません。


終わらせること 始めの一歩

2018-01-08 21:55:39 | 日記

昨日、終わらせることについて書きましたが、その一つ目について実行しています。始めの一歩で、終わるまでにはまだ相当の時間と手間が必要だと思われます。

終わらせることについては私の方に利があって、不利益になる人々もいるようなので、そう簡単ではないかと。しかし、私としては断固として終わらせる決意です。

いろいろあって抽象的にしか書けないのですが、まあ今年は終わらせることに心を砕こう、と決心した背景には、この一件もあるんだよな、と改めて気づいた次第。

始めたり、継続したり、も重要ですが、終わらせることもまた重要。

起承転結ですね。

 

 


何かを終わらせる論理

2018-01-07 12:00:30 | 組織

新年早々、考えているのは

「終わらせる論理」

何かを終わらせなくてはならない、ということがあらゆる局面であります。ところが「終わらせる」「やめる」というネガティブな結論は大概人々から忌避されます。もちろんそれは単なる「逃げ」であったり「責任放棄」であったりするために指弾されるわけですが、そういうことではない、どこからどう見ても終わらせなくてはならないコトというのが、世の中にはあります。

それも個人レベルから国家プロジェクトのレベルまで様々。最近は「終活」と称して個人レベルの終わり方、終わりへの準備がかなり積極的な方向性で行われるようになってきました。

機運としては、そろそろもう少し別のレベルでも「終活」の議論が行われても良い時期に来ていると思います。

積極的に「たたむ」論理が必要なのです。それは何かを始めるためにも必要。今まであった物を片付けなくては始まらないです。

最近植物をよく触るようになって、枯れかけた葉や花がらなどどんどん除いてやることが植物の活力を維持するために重要であることを実感しています。

それなのに、終わらせることに関して私たちはこんなにも不器用です。これではいけません。スマートに、きれいに、次へつながるよう、きっぱりとした終わらせ方を構築しなくてはいけません。なし崩し的な崩壊を待つ、とは愚かなことです。

今年のテーマとして取り組んで行きます。


仕事始め

2018-01-04 19:58:08 | 日記

さて、全国的に仕事始めでしょうか。

とはいえ、お正月二日に出かけましたら、世間はかなり普通に動き始めていました。

いつごろからこういう風になったのかな、と考えてしまいます。

そう、50年前はお正月は静かでした。どこに行っても営業している店は滅多になく、全国的にお休みでした。

ですからその時の暮れの買い物は真剣。お正月休み中、食材が無くならないよう、しっかり考えてあれこれ買い整えたと思われます。それから少しずつ世間はお正月も普通に機能し始めました。

今や流石に元日はお休みしますが、2日からはかなりふつうに世間は動いています。つまり、西洋並みになった、ということなんでしょうか。

ドイツにいたとき、確かに祝日は元日のみでした。ですが、大体皆さん6日の「東方の三博士の来訪」の祝日までお休みされていました。クリスマスイブ(結構その前)からお休みされて、いい感じの年末年始休みを取られていました。ドイツではクリスマス後は離婚が多いなどという統計があるくらい(?)、皆さん家族で過ごされるようです。

それはともかく、お休みは皆できちんと取れるように、お正月は皆で歳神様をお迎えできるようにしたいものです。ある部分くらい、逆戻りしてもいいのではないでしょうか。三カ日はなるべく皆さんお休みにできるといいですね。

故郷に帰るまでは行かなくとも、氏神様へお参りに行ったり、骨休めをしたり。お正月らしく過ごして頂きたいです。

 


謹賀新年

2018-01-01 19:54:45 | 日記

2018年が明けました。

おめでとうございます。

今年も目についた自然科学系の話題を書いていきたいと思っています。自分の専門分野と興味から、どうしてもヒトや病気に関わることが多くなりますが、できるだけ明るい展望のある話しを選んで行きたいと思います。

訪問してくださった方の役に立つような話題を心がけます。

今年もよろしくお願い致します。