無知の知

ほたるぶくろの日記

MERSについて

2013-05-31 07:53:40 | 生命科学

以前から気になっているMERSはまだ終息していません。新たな患者さんがサウジアラビアで発生したとの報道もあります。SARSと同じ種類のコロナウイルスでワクチンはまだありません。何らかの基礎疾患を持つ方が感染もしくは重症化しているようです。


感染の経路は未だに明らかではないようです。おそらく何らかの動物からの感染であるようですが、動物種については発表がありません。ヒトーヒトの感染は濃厚接触者や治療に関わった医療関係者のみです。

免疫不全のある患者さんの場合、呼吸器症状がなく、消化器症状で発覚した場合もあり、感染を広げるきっかけになる可能性があります。いまのところサウジアラビアを中心とする中東地域に限られていますが、注意が必要です。

太陽系の惑星ー地球

2013-05-26 11:37:15 | 日記

今年の4月に次のような記事があったことを見つけました。

宇宙環境、10世紀にも変化 名大チームが確認         2013/4/24 0:00

 地球に到達した宇宙線が993年に急増し、宇宙環境が大きく変化していたことを確認したと、名古屋大・太陽地球環境研究所の増田公明准教授(宇宙線物理学)らの研究チームが23日付の英科学誌電子版に発表した。

  チームは775年にも同様の現象が起きていることを明らかにしており、今回が2例目。2例とも太陽活動が活発な時期に起きていることなどから、増田准教授は「この変化は、太陽表面で起こる爆発現象の『太陽フレア』の大規模な発生により起きたのではないか」と推測している。

  チームは、樹齢約1900年の屋久杉の年輪を解析し取り込まれた炭素濃度を測定。その結果、宇宙線が大気と反応して生成され、太陽の活動周期の11年間で通常0.30.4%程度の変動しかない放射性炭素「炭素14」の大気中の濃度が、993年に0.9%高まったことを発見した。775年よりは小規模とみられる。〔共同〕(日経記事より全文引用)

 

屋久杉の年輪のC14上昇は太陽フレアによるもの、というのがどうやら最も有力な仮説のようです。

地球が太陽系の惑星だと実感します。様々な波長、様々な強さの電磁波が太陽から発射される。それが地球の電離層を突き抜け大気圏に突入し地球上の全ての物質に放射される。その影響のすべてが明らかになるとき、ヒトはもう進化しているかもしれません。


巨大な太陽フレア

2013-05-17 23:26:17 | 日記

以前の記事に関連する情報が昨年の12月に出されていたことを今日知りました。

「名古屋大学の先生が屋久杉の年輪ごとの14C(カーボン14)を測定したところ約1200年前の年輪から通常の約20倍の変動がみられた、というもの。つまり774-775年に放射線バーストが地球を襲っていたということを意味します。その原因については特定できていないのですが、巨大な太陽フレアというのがあり得る(著者の三宅先生は否定していますが)という意見もあります。」

と書いたのですが、どうやら巨大な太陽フレアが774年にあったと考えられる根拠があるようです。774年にイギリスで日没後の空に「赤い十字架」が出現したという記録を、昨年カリフォルニア大学サンディエゴ校の学生が発見しています。そこには

「A.D. 774. This year the Northumbrians banished their king, Alred, from York at Easter-tide; and chose Ethelred, the son of Mull, for their lord, who reigned four winters. This year also appeared in the heavens a red crucifix, after sunset; the Mercians and the men of Kent fought at Otford; and wonderful serpents were seen in the land of the South-Saxons.」

(抄訳)

「西暦774年。この年、ノーサンブリアはイースターにヨークからの国王、アレドを倒し、マルの息子エサーレドを彼らの王に選んだ。彼は4回の冬を越す間統治した。この年には日没後に空に赤い十字架が現れた。メルシャンとケントの人々はオトフォードで戦った。また素晴らしいへび座が南サクソンの国で見られた。」

と書かれています。この「赤い十字架」とは中国でいう「赤気」=赤いオーロラのことでしょう。低緯度で観察されるオーロラは赤いものです。

また、名古屋大の三宅先生らは屋久島の木の年輪にC14を急増させるほどのフレアの規模を推定する際、太陽フレアが太陽の全方向にエネルギーを放出するとして計算していたそうです。その計算ではこれまでに観測された最大級の太陽フレアの1000倍となっていました。しかし太陽フレアの影響は実際には限局された方向におこります。そのように計算しなおすと、約20倍の太陽フレアでC14を急増させることができることがわかったそうです。

このレベルの太陽フレアであれば、生物を絶滅させることはないと考えられるといいます。もちろん、皮膚がんや海における一次光合成は減少したかも知れませんが。あるいは原因不明の心臓発作による突然死はあったかもしれません。日本は奈良時代。そのころに歴史的大事件はないようですが、空海は774年に生まれています。太陽からの転生だったのでしょうか?


人の営みについて

2013-05-11 08:59:35 | 日記

出雲大社の遷宮も無事に終わりそうです。まずは、おめでたいことです。日本の太古の神々に感謝し、荒れた国土を再生させる決意をしたいと思います。

 
私自身ができることは小さいですが、この国に生かされている方一人一人ができることをしていかれれば大きな変化になるはずです。そうなればいいな、と思います。
 
日本の良さを見直すテレビ番組も多く、番組の制作現場にもそのような雰囲気があることに明るい気持ちがします。決して楽観はできないことも心に留めて、静かに生活していきます。
 
最近ことに大事だと思うのは、表にでてくることと、裏に沈んでいること両方を大事にすることです。どちらに埋没するのでもなく、この世で生きることはその両方を経験すること、だと思います。
 
私はそのバランスの取り方に苦労してきました。しかし、そのバランスとは意識してとるものではなく、やるべきことをやっていますと自然にそのバランスはとれるのだと考えるようになっています。表に出るときは出るし、裏にこもるときはこもる。仕事や学校などの外での活動と家での家事や家族との交流。仕事でのプレゼンとそれに至る様々な活動と準備。学校での試験とそのための準備。などなど、様々なフェーズでこのモチーフは繰り返しあらわれます。
 
陰と陽とはまことに深く本質的なことだと思っています。

あたらしい経験

2013-05-03 12:05:55 | 日記

陽の光が夏のようなのに、空気は早春のように冷たい日々です。5月の最低気温を更新したところもあるとか。変化していることを実感します。こういう急な変化で心配なのは植物をはじめとする自然です。これまでの四季のサイクルを大きく逸脱する変化にはついていけない可能性があります。農家の方は今まで通りのやり方では被害を被るかもしれません。どうぞ気候には十分気をつけて。

 
自然の中での作物作りは難しくなってくるのかもしれません。野菜工場の試みは今後本当に必要なものになるのかもしれません。
 
4月以来、人の縁によって生かされていることを実感する毎日です。ともすると忘れがち。また、気が重くなることがあります。変なことはできないぞ、という責任感といいますか。しかし、それこそが人間が社会の中で人間として生きていく上での姿勢を正すきっかけでもあります。地球の重力があるからこそ骨格がしっかりとし、骨が強化されるように、精神の重力が精神の骨格のために必要なのでしょう。
 
この重みは今までにない経験です。この世でまたまた新しい経験をさせて頂けているとはありがたいことです。ただ、今回のありがたさ、とはふわふわと軽いものではなく、ずしりとした大変に重みのあるものです。じっくりと味わっていきたいと思います。