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無知の知

ほたるぶくろの日記

気ままな京都旅行2

2025-03-25 18:56:02 | 日記
年度末なので、何かと忙しくしています。
無理しないをモットーにしているのですが、やっぱり疲れるようで。
咳が止まらなくなる時があります。
休むと治ります。

ということで、休み休み調子を見ながら動いています。

まずは先日の蹴鞠の補足です。
一種の神事なので、四隅には斎竹(いみだけ)があり、蹴鞠の最初と最後にはこうして鞠に対して敬意を表します。
上写真の右側には鞠が置かれています。

さて、御所からでまして、御苑の中を少し散策します。

なんせ広いので、歩きでがあります。


梅がいい感じに咲き始めていました。(2月下旬)

蝋梅

御苑の南の端には九條池があり、ほとりには九条邸跡があります。
上の建物は

拾翠亭(しゅうすいてい)。九条家の建築物で200年前ほどの江戸中期のもの。歌会や茶会などに用いられた別邸だそう。

公開されていて、中を拝見できます。

中の部屋から池を臨みます。

床の間の材が珍しい。

そしてこれは初めて見ます。
窓の桟に透かし彫り。
なかなか風情のあるたてものでした。

築200年の木造建築で、池にこんなに近いのに、よく保存されています。
手入れが大変だろうな、と拝察したことでした。

つづく


京都へのきまま旅

2025-03-23 09:09:13 | 日記
具合の悪い時の間隙を縫って京都を旅しました。

子供とのふたり旅で、あまり予定は立てず
『京都謎解き街歩き』をガイドにあちこち行ってみる、という旅。
どこに行くかはその時の気分で、という気まま旅。

そうでないと休日らしくないですからね。
時間やタスクに縛られない、というのはとても重要な感覚。

おまけに、今回の旅では子供が出先で発熱。そのままダウンしました。

(その風邪がその後私にもうつって大変な目にあった(っている)という次第。
鼻から副鼻腔にかけてひどい炎症、その後咳、というタイプ。)

幸か不幸か、初日まだ元気な時に『京都謎解き街歩き』はほぼ終わり、
夕飯の店はすでに決めていたので、子供は宿でゆっくり療養。
私は宿の近くをもっぱら歩きました。

御苑の近くの宿でしたし、ちょうど京都御所の公開時期でもありました。

これまでも御苑には何度か行っていましたが、
御所は外から拝見しただけ。
予約も要らず入れるとのことなので、行ってみました。


門を入ってすぐのところ。

復元された牛車。
最近、泉式部日記や西行の物語など読んでいましたので、興味深く拝見。

先日上野で開催されている大覚寺展でも紹介されていた嵯峨天皇縁の嵯峨御流。
御所の公開に合わせて展示されているようです。

その他の流派の生花もあって、なかなか豪奢な眺めでした。

紫宸殿です。

左端に見えるのが、右近の橘、手前が左近の桜。
今の時期は殺風景です。

橘は寒さに弱いため、冬にはこうして囲いを作って養生しているそうです。

そして清涼殿。菅原道真公の怨霊の物語など思い起こされます。
かなり丈の高い建物なので、夏はいいでしょうが、冬は寒そうです。


ちょうど蹴鞠の実演もありました。


蹴鞠は鹿皮で作られた白い鞠を(鞠の神が宿っているとされている)下に落とさないよう、輪になって蹴りあう、というもの。
一種の神事だったようです。


つづく

咳に悩まされました

2025-03-20 08:35:30 | 日記
年始にインフルエンザ。
回復に大分時間がかかりました。

で、やっと回復した、と思った3月初旬、今度は鼻風邪。
この風邪が曲者で、咳がぶり返した。
おまけに諸々あって忙しく、これまた回復に大分かかりました。

今度こそやっと。。かも?


東寺にて(向こうに見えるのは有名な塔)

昨日は東京も雪(とみぞれ)が降ったりして寒かったのですが、
湿度が上がりました。
咳には何よりです。

そんなこんなしているうちに年度末。
今年度はあまり問題なく終了できそうです。

とはいえ、いろいろな問題点はそのまま。
抜本的な解決には至らない。

なんとなく機能性の低い建物のような。
断熱・機密が低いので、冷暖房したりしても夏は暑く冬は寒い。
そんな感じ。
多分建て替えるしかないのかな、という感じがしています。

これってかなりあちこちの「制度」「規則」「法律」に見られる現象。
きっちり議論して構築する、という大仕事のできない昨今。

あまり良い状況ではないけれど、目を逸らさず観察を続けます。
問題の本質を見つけて、そこめがけて何かできないか。
ま、探るしかないです。





円空仏

2025-03-04 18:16:53 | 日記
先日、三井記念美術館で開催中の『円空仏ー飛騨・千光寺を中心にしてー』に行ってきました。

円空の仏様は以前から興味深く拝見していました。

私のなかでは、木喰上人の仏様とどこか通じるものがあって、
それぞれにシャーマンとしての素養をお持ちだったのではないか、
と思っています。

生まれは岐阜県あたりとされていますが、白山信仰にも篤かったようです。
仏様の他、彼は神像も製作していることを今回初めて知りました。
白山妙理大権現像など何体も作られています。

護法神立像 (千光寺)

金剛神立像(飯山寺)(右2躯)

三十三観音立像(千光寺)

展示の一部のみが撮影可、となっていました。

独特のポーズです。
胸前に両手を掲げています。
宝珠を捧げ持っている場合もあります。

日本の信仰について体現されていた方なんだな、と感じ入りました。