無知の知

ほたるぶくろの日記

未来のAIとのつき合い方

2019-11-30 16:39:18 | 日記

先日AIの発達で人間の仕事がなくなるのか、の話しを書きました。

製造業について言えば、かなりAIとロボットにやってもらえる可能性はあります。ただし、それは大量に作ったり、速く作ったりする部分。良いものを作るための改良、試作、は人間がやる必要があります。

何にせよ、ステレオタイプを作り上げるのは人間の仕事です。細々と、人間はこの作業を続けないとダメでしょう。技術が継承されないからです。

AIに学んでもらう技術は、あくまでも人がつくり出し、磨き上げたものです。

 

ところで、人々の仕事の問題ですが、やはり、仕事はするしか無いでしょう。何らかの社会的活動に時間を使い、生活のための資金を得ること。それを社会的にどの程度保証するか、は知恵の使いどころです。

単なる生活資金提供、ではなく、何らかの義務なり、役務をお願いするのが良いかもしれません。小規模な公共事業をいろいろ考えればいいかもしれません。

AIに関連して、在宅でできる仕事も増えてきているのではないでしょうか。

何でもよいのですが、生活保護、ということばを止めて、ある種の公共事業の雇用者、という扱いにできるといいかもしれません。これは全くラフなアイディアですが、社会福祉とはそのようにあるべきかな、と思っています。


冬めく東京

2019-11-28 06:37:54 | 日記
大分寒くなってきました。

特にこのところ東京は雨が続きます。湿気がありますと、喉や鼻の調子は良いので悪くないのですが、暗いのと色が美しく撮れないので残念です。

気温が急に下がったので、いい感じで紅葉が進んでいるのに。。。

さて、秋が深まると楽しみなのは新蕎麦。
先日は都内某所のお蕎麦屋さんで昼のセットを頂きました。



ミニ海鮮丼とお蕎麦のセット。
蕎麦はもちろん新蕎麦!その隣は茄子の揚げ浸し。
その右は色が飛んでしまっていて見えなくて申し訳ないです。ゆずの皮の入った葛切り。素晴らしいゆずの香りでしたよ。これも秋冬の香りですね。秋だな〜としみじみ味わいました。

都心でも紅葉が進んでいます。ハナミズキの赤い葉は、もう散ってしまいました。銀杏が大分黄色くなってきました。台風で葉が傷んでいるのですが、色づくとあまり目立たなくなりますね。もう少し黄色くなって天気がよければ綺麗だと思います。

今日はこれから5℃近く気温が下がって、そのままらしいです。真冬ですね。札幌は一日氷点下とか。最高気温マイナス2℃とは、欧州での冬を思い出します。今日は暖かくしてお出かけください。
私も首周りをさらに強化して出かけます。

いきなり冬

2019-11-24 11:29:44 | 日記
最近、いきなり団子とかいきなりステーキとか、「いきなり」なものが多いですが、とうとう季節まで「いきなり」になってしまって。

つい数週間前までは最低気温だった15℃くらいがいきなり、最高気温とか、それより高いとか。もう、ついていけません。。。
一昨日はとうとう最高気温が10℃でした。 もちろん北の方ではもっと冷えているでしょうけど、東京では真冬の気温。例年だと12月くらいかと。

ダウンを出したり、手袋を探したり、ひとしきりあたふたしました。

そうこうしていたら、よく行くお店で、こんなものが!


味噌生姜ラーメン

味噌は甘味噌、自家製のラー油が半分に入っているので、いろいろな味わいを楽しめます。寒くなると、味噌と生姜と唐辛子はありがたいですねぇ。
温まります。

ああ、手続き。。

2019-11-22 07:42:10 | 日記
先日、河川の水位データが最終的に必要としている付近住民へ効果的に伝わっていない、ことを書きました。観測のために機器や、人件費がかかっているのです。『税金から』その投資をしたにもかかわらず、人命が失われた。
これ如何に?

何でこんなことが起こるのかと思っていたところ、下記のニュースを見つけました。

「茨城5河川で氾濫情報出せず 原因は煩雑手続き?」
台風19号による大雨で、茨城県を流れる那珂川や久慈川では氾濫が発生したのに警戒レベル5相当の氾濫発生情報が出なかった。国土交通省の検証で、 所管する常陸河川国道事務所では他にも3河川で水位情報を出さなかったことが判明。これらは住民の避難行動に影響した可能性もある。同省は発表手続きの複 雑さを原因とみるが、専門家は「予測技術を十分に生かせていない」とも指摘する。
 「情報を送るという地域との約束を果たせなかったのは大変申し訳ない」。14日の検証チーム初会合後、国交省河川情報企画室の平山大輔室長はうなだれた。
 同省によると、台風19号による大雨で那珂川、久慈川の計20地点で越水や溢水(いっすい)、堤防の決壊が発生。常陸河川国道事務所はこれらを把 握していたが、那珂川では一度も、久慈川では決壊した1地点で情報を出さなかった。さらには茨城県内の3河川(涸沼川、桜川、藤井川)でも警戒レベル4相 当の氾濫危険情報を出さなかった。
 また、全国でも氾濫発生情報が出た2河川(吉田川、千曲川)、氾濫危険情報が出た6河川(鳴瀬川、吉田川、竹林川、鬼怒川、烏川、碓氷川)で、住民向けの緊急速報メールが配信できなかったという。
 これらの原因について同省が注目するのは発表までの手順だ。指定河川洪水予報は河川事務所と地方気象台の共同発表のため、河川事務所は気象台と電話で連絡を取り合い、双方の決裁を経て情報を発表する。
 河川事務所と気象台の「二重行政」になっている上、近くで別の氾濫が確認された場合、途中でやり直さなければならない。緊急速報メールの配信は河川事務所の上級庁、地方整備局の決裁が必要になる。
今回、常陸河川国道事務所で生じた計20カ所の氾濫発生数は「10カ所前後」とされる他の事務所と比べて格段に多かった。担当者は「複数河川で多数の情報が集中し、相当な混乱が生じた」と話し、手順の自動化や簡素化、人員配置の見直しを解決策として挙げる。



 ただし、マンパワーには限界がある。災害が既に発生している可能性が高い警戒レベル5相当の情報が、洪水関連では、発生を直接確認しないと出せな い氾濫発生情報しかないことも問題視されている。現在、主に雨量予測に基づく大雨特別警報はあるが、水位予測に特化した洪水特別警報はない。
 河川防災に詳しい中央大理工学部の山田正教授(防災工学)は「洪水特別警報は空振りを恐れて導入できていないのが実態。気象災害の激甚化で防災政策が新たな段階に入った今、空振りを許容できるようにする法整備も必要ではないか」と話した。
■指定河川洪水予報
 流域住民に早めの避難を呼びかけるため、大河川を管理する国や都道府県など河川管理者と気象庁が共同で発表する4つの情報。水位の上昇に応じて氾 濫注意情報、氾濫警戒情報、氾濫危険情報の順に警戒度が上がり、氾濫発生が直接確認されると警戒レベル5に相当する氾濫発生情報が出される。氾濫の発生を 確認した地点ごとに発表しなければならない。
(産経新聞11月17日配信)

ここに書かれている以下の2プロセスは絶対に改善すべきと思われます。

○ 指定河川洪水予報は、河川事務所と地方気象台が共同発表すること、と定められている(?)。河川事務所は気象台と「電話で」(つまり、常に人がそこにいる前提)連絡を取り合い、双方の決裁(決済権者が常にそこにいるとは限らない)を経て情報を発表する。
○ 近くで別の氾濫が確認された場合、(決済プロセスを?)途中でやり直さなければならない。緊急速報メールの配信は河川事務所の上級庁、地方整備局(気象庁とは別途、ということ)の決裁(ここでも人間の常駐、決済権者との連絡)が必要になる。

図を観るとそのプロセスの流れが分かりますが、時々刻々と変わって行く状況に対応できるシステムとは思えない複雑さ。何カ所も人間の確認や手入力、文案作成があって、そこに配置される人が必要とされています。

ここは自動化されるべきと思います。今回のように20カ所もの洪水箇所がある場合、入力ミスも含め、人為的なミスの発生も考えられます。

またその20カ所は次々に発生することが予想されます。プロセスを途中まで進めていると、また次の決壊情報がやって来て決済のやり直し、では担当者も混乱するのではないでしょうか。

情報文の作成も人間がやるのでしょうか?
情報文は被害に遭う可能性のある住民へ向けてのものだと考えるなら、文案として
「(いつ)(どこで)(何が)起きそう。だから、(どこに)いる方は、(ここ)を避けて(どこへ)避難するべき。」
というもので十分でしょう。( )内は観測されたデータから自動的に入力されるようにしておく。それを平時にセットアップしておき、緊急時には自動的に情報が発信されるようにしておけば良いのでは?

また、今回、「避難したら、そこも浸水した。」とか「避難したら、避難所が開設していなかった。」などの話しも聞いています。避難所の設定も、もう少し精査されるべきかな、と思われます。

喉元過ぎれば、ということでは困るのです。治水は日本ならではの重要案件。
徹底検証と対策の策定、その実行が望まれるところです。

風邪の時の養生

2019-11-17 16:46:20 | 生命科学
先週とうとう寝込むことになりました。土、日曜日は鼻水が出て、頭が若干重いなあ、と思うくらいでした。それが日曜日の夕方から本格的に頭が痛くなり、熱が出てきました。いかにも副鼻腔辺りが炎症をおこしている、という感じの痛みと熱感の場所でした。

全身ではなくて、頭頂部から耳にかけての部分が熱を帯びて重怠い感じ。そこを冷やすと気持ちいいのですが、冷やし過ぎますと気分が悪くなります。冷やしたり、止めたり、を繰り返していました。

月曜日の朝は頭痛がピークでした。全身状況は悪くないものの、熱っぽい。

ということで思い切って休むことにしました。本当はその日もいろいろ用はあったのですが、先週は火曜日以降は休めない状況でしたので、大事をとりました。

これは効果がありました。火曜日、完全ではないものの気管支への拡大はなさそうで、喉の痛みもなく咳もない。 ほっとしました。

先日の上野。紅葉が始まっていました。

ウイルスの種類にもよりますが、鼻風邪の場合は鼻の症状が治まった後の養生が肝腎です。暖かくして、栄養と休息が大事。そこで無理をすると呼吸器へ影響がきます。

今回もそれが一番心配だったので、その後もできるだけ無理な動きはしないようにしていました。ウイルスが制圧されても、体力が落ちますと日和見菌が悪さを始めたりするのです。皆様もお気をつけ下さい。一度熱が下がってからの追加の養生が大事です。

私はお陰さまでなんとか先週を乗り切りました。この週末はぐったりしていて、さらに養生しています。風邪のウイルスはアデノ、エンテロ、などなど、何種類もありますが、原因ウイルスを自身の免疫力が駆逐する以外の治療法はありません。

自身の免疫力のみが頼りなので、それを最大限援助するのが最良の「治療」ということになります。感染につきものなのは炎症。サイトカインによる様々な症状がでます。痛みと熱が主なものですが、熱を持っているところを緩やかに冷やすことで大分楽になります。

熱が下がったら、栄養と休息。このとき体力は落ちています。いわゆる病み上がり。ウイルスはいなくなりましたが、免疫力はウイルスへの対応向けになっています。

いつもは増殖が抑制されている他の微生物にとってはまたとないチャンス。彼らにやられないように十分注意する必要があるのです。それゆえ、栄養と休息。ウイルスとの闘いで消耗した体力(免疫力)が回復するまで、約一週間はそっと過ごす必要があるようです。

今回、病み上がり期間を十分に休息できなかったのですが、まわりの方のヘルプと幸い身体を動かす仕事ではなかったことで何とかなりました(と思う)。ふう。

ちなみに喉が痛くなった場合はシリアスであるべきです。熱が下がった後の養生は徹底した方が良いかと。悪くすると肺炎をおこします。

病院へも適当な時期にお出かけください。症状を抑えることは一概に悪いことばかりではありません。症状の悪化が命の危険を招くこともありますので。