無知の知

ほたるぶくろの日記

生もと造りの日本酒

2017-01-14 18:02:25 | 日記

大七さんのお酒を年末に入手しました。

以前ここで日本酒について書きましたが、その際調べた中でも評価の高かった生もと造りのお酒です。

やっとこさお正月に頂きました。

さて、そのお味。なんともすっきりとしたきれいなお酒でした。

旨味成分が程よくあって、甘みも感じるものの後味はすっきり。

 

思い入れも相まって、しみじみと美味しかったです。

魚介を中心としたおせち料理には良く合いました。

いろいろ調べていてやっと頂いた大七でした。実はこれまでも日本酒専門店に何度か通い、いわゆる生もと造りのお酒を頂いてはいました。酒蔵によって個性があって、しかし共通するのはくどさの無いすっきりとしたお酒。あれこれ飲んでも香りがいろいろなので、とても楽しめました。

大七はその中であまり癖の無い香りでした。

ワインで言えばフランスワインのコンセプト。食事に合うお酒ですね。そしてアミノ酸が豊富なので塩気のもので爆発的に味わいが増します。

塩をなめながら日本酒を飲む、というのはそういう意味合いがあります。お吸い物の塩分濃度が重要なのと同じです。

生もと造りの日本酒は実にグローバルな味わいであると感じました。世界に誇れるお酒です。


サステナブル

2017-01-07 11:33:40 | 日記

このところサステナブル(sustainable)という言葉を良く耳にするようになりました。サステナブル社会、などと使われています。

サステナブル=環境に優しい という語感ですが、つまりは地球に優しい。

18世紀頃から石炭、石油を使ったエネルギーに我々は頼って生きています。原油の値段に一喜一憂し、中東の平和も石油ありきで保たれてきました。

子どもの頃に、石油ってなんだろう、と調べたところ、その頃の日本では有機成因説が有力だったため、石油は化石燃料なんだということ、生成には百万年以上の時間がかかっている、という文章を読んで「それじゃあいつかは無くなるってことじゃないか」と愕然とした覚えがあります。

地球が営々と育んで来たものをぱかぱか使っていいわけがない。作るのに百万年以上かかってるのに、今われわれは浪費して数百年で使い尽くそうとしている、とその文章にはあったと思うのですが、恐ろしく思いました。

その後、石油の生成過程についてはいろいろな説が出ているようで、最近では藻や微生物がが原油のようなものを作ることが確認され、それを燃料にしようとして努力されている方達もいます。また、無機的に生成されるという説もあるので、必ずしも石油は化石燃料ではない可能性もあります。

ただ、金や銀の採掘跡、石切り場の跡地、陶土の採掘跡など見ていますと、溜め息がでます。人間の欲の深さが哀しいですね。

さて、それはともかく、再生が数十年単位で、使用したらそれを再生できる、そのようなものを使って行こう、地球が永い年月をかけて人間が再生することが不可能なものを蕩尽するのはやめよう。その意思や良し。

ものを丁寧に作って、丁寧に使おうという態度は、人間が謙虚になることです。

再生エネルギーが現在最も望まれているもので、福島の事故以来、世界の人々の意識はさらにその方向へ向いています。この風を逃すこと無く、研究が加速することを祈ります。

 


謹賀新年

2017-01-04 08:23:26 | 日記

2017年が明けました。おめでとうございます。


昨年はかなりときどきの更新にもかかわらず、いろいろな方に訪問して頂きました。ありがとうございました。
今年はもう少し心して現在の科学の最先端のことなどを紹介したいと思っておりますので、本年もまた、よろしくお願いいたします。


今の科学状況は技術革新が相次いでいて、もの凄いスピードで動いています。この先の社会のあり方がかなり変わってくるのではないかと想像されるものも多く、今後に備えるためにも積極的に紹介するべきと思っています。