無知の知

ほたるぶくろの日記

再生のとき

2020-06-30 19:05:13 | 日記
6月の上旬に家人が大きめの手術をしました。今時の外科は術後どんどん動かすのが主流のようで結構な手術の後でしたが2日後には立って歩き始め、2週間弱で退院してきました。

とはいえ、やはり色々な機能がダメージを受けているし、手術の傷の痛みもあるようで、なかなか本人的には結構大変なようです。

この春にバッサリやられた近所の街路樹。大分再生してきました。大和芋も負けてないんですけどね。

2年ちょっと前に一度緊急手術になって、その後経過観察。そして今度は根治に近い手術をしました。

大動脈解離 なのですが、私は母をこの病気で亡くしました。今からかれこれ10数年前です。もう一代前の方々ではがんで亡くなる方が多く、そんなこともあって、私はがんに関わる分野の研究者として数十年、活動しました。

個人的にがんについてある程度知るべきことは知り尽くしたかな、と思った頃、母はこの病気で逝ったのですが、なんとその後家人がその病気で倒れることになるとは予想だにしませんでした。

ここからは、因縁じみた話になりますが、その後家人の親戚もこれを発症。
(ただし寛解で現在は普通に暮らしています。)
おやおや、なんて思っていたら、
先週は私の方の親戚がこれで亡くなりました。
父の方の係累なので、母とは関連がありません。遺伝的な問題ではないと思います。

絶句です。

というわけで、私の次のテーマは「動脈乖離」のようです。
こういう因縁があるのですね。
合掌

ロゼッタ再登場! 続き

2020-06-28 10:55:54 | 日記
私が「ロゼッタ再登場」に興味を持っているのは、かねがね考えてきた、将来のデジタルデバイスの収斂を予感させるからです。

今ある、スマホやタブレットやPC。
それらがこのまま、ずっと存在し続けるのかどうか、とても疑問なのです。自分自身もこれから何を使うべきか、ずっと迷っていました。


PCが発展し、使えるデバイスとして定着したのが、おそらく2000年以降。

そして2007年にiPhoneが発売され、2010年にiPad。またアンドロイドを始めとするその他OSのスマホやタブレットもその間に登場、定着してきました。

画面をスワイプすることでいろいろできるなんていうのは驚愕の技術ではありました。しかし、スマホもタブレットも、PCと携帯電話の機能を中途半端に融合したような感じで、まだこの先があるだろうなと思っていました。


その一方で、PCは高度化しすぎて、普通の生活や仕事にそこまで高度な機能は必要?という面もありました。どんどん進化するOSに対応したソフトウェアのバージョンアップも有料のことが多くなって、経済的な負担も馬鹿になりませんでした。
1990年代〜2010年頃まで、そんなPCの発展に翻弄されてきた感があります。そうして、私も含め皆さん、PCは便利なようで実は不便かも、というちょっと複雑な感じも持ち始めていました。そんな頃にスマホやタブレットが出てきたのです。

高度になりすぎたPCよりもより身近な、直感的な操作で様々なことができるデバイス。キーボードがないことでいわゆるPCらしくなく、とっつきやすかったかもしれません。父も最初はPCでしたが、度重なるバージョンアップに音を上げ、今はタブレットです。

何かを閲覧したり、調べたりのためにはいいのです。検索し、閲覧する、というアーカイブ機能については圧巻のものがあります。大体、辞書ひとつとってもすごいことになっています。今や何種類もの分厚い辞書をスマホやタブレットに「入れて」あるいは最近は「クラウドにおいて」いつどこでも単語を調べることができます。

あるいは世界中の図書館や図書ライブラリとつながっていれば、理論的にはどんな文献でも見られることになります。可能性の問題ですが。これは実にすごいことです。


ただ、仕事をするにはやはりPCが必要。そしてPCがあれば、追加としてのタブレットの選択肢はない(少なくとも私は)。

ところが、そうこうしていたらタブレットにキーボードを合体させる、という選択肢が出てきました。まあ、入力の助けにはなりますが、だからといって劇的に状況が変化するわけではない。
で、アップルはこの先どうするのかな、というのが気になっていました。

いつまでもこのスマホ、タブレット、PCのラインアップを続けるのか?
それともどこかに収束していくのか?
ここ10年くらい、この疑問はずっと頭の片隅にありました。その間にもPCのスペックは確実に上がり、その他通信などのインフラもかなり良くなりました。

そして、この「ロゼッタ再登場」の情報が来たのです。

PCのCPUをiPhoneやiPadのものと同じにし、PCをiPadに近づける。するといよいよiPadはPCと一体化するのか? 

と思っていたら、新しいCPUを搭載した次のモバイルPCはタブレットとPCの機能を併せ持ったPC、との情報が。来年あたりに市場に出てくるようですね。

そう来ましたか。。。この到達点は腑に落ちます。アップルの解答ですかね。

するとスマホはどう進化していくのか?電話機能はどうなっていくのか?
携帯電話の通信についても4Gから5Gへと変わろうとしています。災害の時に最後まで機能するのはどれ?というのも重要。軽くてどこへでも持ち歩けるサイズのデバイスは必須です。なくなることはあり得ないでしょう。

ロゼッタ再登場!

2020-06-24 07:35:27 | 日記
パソコンとの付き合いはかれこれ、もう30年。

て、たったの30年なんですか。。。 いかにこの業界の進展が速いことか! ですね。
私の分野ではアップル社のマックを使うことが多かったので、プライベートでもマックを使ってきました。

最初はワープロ(ワードプロセッサー)というマシーンとPCは別物だったのです。なんかソニーのすっごい初期のPCを触った覚えがあります。
もうあれは大人のおもちゃ、でした。とてもじゃないですが、全く実用的ではなかったです。BASICとかを動かしたのかな。おもちゃとしては面白かった。

一方で、大学には大型計算機センターがあって、パンチカードとか使いました(古っ)。FORTRANでなんかのプログラムを組んで、なんて課題が出て、それをパンチカードで読ませて、動かしていました。

そのときすでに対話式、とかいうのもあって、別途端末を使う実習もありました。ログインすると、
「Hi, I'm here!」
だったかなんか、そういう回答がピッときて、(素早かった)「おお〜」とか思った記憶があります。


いやいやそれはともかく、マックでした。

マックユーザーにとって大きな事件といえば2005年。
それまでマックPCの心臓部、CPUはIBM社が製造していたアップル社専用のCPU、「パワーPC」などだったのですが、なんとインテル社の汎用CPUを採用すると発表したのでした。

CPUが変わる、ということはOSの基礎部分がごっそり変わることを意味します。
激震が走りました。
それまでのアップルユーザー(私も含む)が使ってきたファイルはどうなるの!?開けられなくなっちゃうの!?

ということで用意されていたのが『ロゼッタ』という翻訳システムでした。パワーPC上で動いてきたソフトをインテル社CPU上で動かすためのシステム。
だから「翻訳」を暗示する「ロゼッタ」だったんですね。
この時のOSはOS9だったのですが、確か2種類ありました。パワーPC上で普通に動くOS9とインテルCPU上でロゼッタを介して働くOS9。
なんだかな〜 なんて思いました。

そして、その後OS X(オーエス テン)が登場し、インテルっぽいマックへ変身したのでした。UNIXを使った経験があると馴染みのある感覚で、私はとても気に入っていたのです。安定性も高くなりましたし。

それまでのマックユーザーはマックのクラッシュによく出会ったのです。なんかやってると突然「爆弾マーク」が出てきて、終了。再起動。
それまでにやっていた仕事が全ておジャンに、、などという悲劇がよくあったのでした。

あはは〜 昔話です。 懐かしいな〜。

OS Xになって、すごく安定したマックを使って15年。すっかりインテルマックに慣れてきたのですが、一昨日、
「アップル社がマック ロゼッタの商標登録を申請している。」とかいうニュースが!
ロゼッタ?!
え? なんか聞き覚えがある! 何、何?

何とアップルが自社製CPUに回帰する、とのニュース。

実はiPhoneについてはずっと自社製プロセッサでやってきたアップル。iPhone, iPadで検証を重ねて、とうとうPCデスカ!
なんと、、、。(続く)

うんちゃらペイやら何やらで悩みます

2020-06-20 18:30:18 | 日記

これは去年の紫陽花です。今年はあっというまに時期を逃しました。テレワークしている間に紫陽花はすっかり咲いてしまっていて。。。外に出ていませんと季節の動きが速いです。今年は桜も何だか印象が薄かったです。

最近ちょっとした電子マネー系の洪水に翻弄されています。COVID-19のこともあって、最近電子決済へ移行する方も多いとか。6月からは新たなキャンペーンも始まったようで、毎日のように宣伝が入ってきます。

とはいえ、実は私、日本人らしからぬ、電子決済派で、2001年にSuicaが出てきた時には感動し、いち早く導入したものです。それでも最初は交通関係のみしか使えない電子マネーだったのですが、だんだんと普通の店舗での決済ができるようになってきて、FeliCa搭載のケータイが出てきた時には迷わず機種変更しました。

この時、使用していた前のケータイが大分年季の入ったものでした。
あの頃のケータイは私にとっては単なる「携帯の電話」でした。もちろんネットにつなげるとやら、メールもできるとやら謳ってはいましたが、普段PCを使い慣れている人間にとっては魅力ゼロ。遅いし、小さいし、打つのに大変だし、何でケータイみたいなデバイスでインターネットしなくちゃなんないの?!でした。

だから本当に10年近く経ってたんじゃないでしょうか。ショップのお兄さんが「おお、歴史的な機種ですね」なんて化石扱いされました。

FeliCa搭載のケータイに変えた時、インターネット接続も大分スムーズになっていて、画面もかなり見やすくなり、カメラがついているので、ちょっとびっくりしました。

でもやっぱりインターネットはPCに比べればかなりスペックは低い。変えたのはもっぱらFeliCaのためでした。

初めてケータイで定期を買って改札を通る時にはドキドキしました。「ピッ」と鳴った時には心の中で大喜び。そして、駅ナカであれこれお惣菜など購入したり、も全部ケータイとなっていきました。決済できる店舗も増えていましたし本当に便利。荷物がたくさんあってもケータイでぴっとやれば良いのです。お財布を取り出して、、と思ったら何かが落ちて、なんてこともなくなりました。

その後、スマホが主流になりつつあってもなかなかFeliCaが搭載されなかったので、このFeliCa搭載携帯もかなり使ったのではないでしょうか。周りの方がどんどんスマホになっていっても、基本料金は高いし、モバイル電話やメールは本当にいざ、と言う時のみの私。FeliCa搭載なしではとても使う気になれませんでした。

そして、2014年、やっとスマホでもSuicaが使えるようになり、遅まきながらスマホに変えました。スマホはもう小型のPCなので、本当に理解しやすいし、使いやすい。それはわかっていたんだけど、ほら、FeliCaが。。。というくらい、私のモバイルデバイス歴はFeliCaに翻弄されてきました。

そのくらい電子決済に慣れ親しんでいる私なのですが、昨今の「うんたらペイ(QRコード決済)」の洪水はちょっとどうなの、という感じです。

最近ほぼ毎日のように新たな電子決済システムをメールで促されています。じゃあ、とおもって検討しても、それほど魅力的なシステムでもない。確かにFeliCaには特殊な機械が必要なので、お店側は導入が大変。そこで一つは何たらペイを使えるようにしようか、とは思っているのですが、さてどうなりますか。。。

時代の流れか

2020-06-13 16:48:03 | 日記
最近びっくりしたのが「づぼらや」さんが閉店、とかレナウンの経営破綻。時代が移り変わっていることが身に沁みます。

アパレルの不振については、COVID-19で外出の機会が減ったから、というのもあるかもしれませんが、世の中の流れとして、着るものに対して、みなそれほどの執着がなくなったからなのではないでしょうか。

私の親の年代は、丁度おしゃれに気を使う時期が戦中戦後。不満が募っていたようです。何度かその話は聞きました。亡くなるまで、着るものをあれこれ考えるのが大好きでした。

私個人の感覚かもしれませんが、私はそれほど着るものに執着がありません。TPOにふさわしいものがあればそれでよし、と言う感じです。美しいものなど嫌いではないですが、生活に必要かどうか考えると、メンテナンスの手間や経費もありますし、どうしても無駄、と言うことになります。

人口が減った、と言うよりも、皆さん着ることにそれほど費用をかけなくなったのではないでしょうか?
価値を見出さなくなった、といいますか。


近所のお気に入りのバラ。これは昨年の今頃の写真です。今年はタイミングが合わず、写真に撮れませんでしたが、今年も美しく咲いていました。

さて、話は全く変わりますが、先日SNSでふとYoYo-Maを見かけ「おお、あの青年が!」とびっくりしたり、五嶋みどりさんをYoutubeでお見かけし「おお、あの天才少女が!」と感慨に耽ったりしていました。

自宅にいることが増えたので、これまでなかなかできなかった静かに音楽を聴く時間も持つことができます。今やデジタルでいろいろな音源が出回っています。多少の費用をかければすぐに聴くことができたりして、もう本当に素敵な時代です。

そんなこんなで強く感じるのは時代の流れ。
大分変わりました。 昭和は遠くになりにけり。

それなのに、国会では相変わらず「昭和な議論」や「懲りない所業」が暴露されたりしていますね。いよいよかな、などと思ってしまいます。