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「あんなの売れないよ」は無価値な発言なので無視するべき

バンクーバーの雪ってシャリシャリですね、ノルディック複合クロスカントリーでもこけてましたし。モーグルも靄が出てるし、夜やればいいのに。滑降も延期だし、雪大丈夫?

するとすぐに「温暖化」というキーワードが出てくる安易さにもう辟易。「だったらワシントンDCでやれば」で秒殺程度の無意味なコメントを何故入れたがるのでしょう。

 

本題。多くの突飛だけれどヒットした商品は前評判も悪かったであろう。昨年の包装学会でロッテの人が「Fit’sを推進する際に誰も認めなかった」みたいな発言があったし。新しい事をしようとすると反対勢力がある程度出る。逆に言うと反対勢力無い商品、誰もが「売れる」と思う商品は旬が過ぎているに違いない、それを宣伝力で売ることもあるであろう。しかしそれはエポックメイキングだとは思わない。

「売れない」理由の多くは「誰が買うか」という点に尽きると思う。買う人が想定できないときに「売れない」と判断するわけだ。または過去の経験で言うこともあろう、まぁそんなのは当然で30年前に電気自動車を出しても売れなかったであろう。過去のある一時点で売れなかったから現在も売れないと言う判断は、(以下表現自粛)。

その売れそうに無い商品の開発者には売るターゲットが決まって居るであろう、それを理解できない人はネガコメを発する。それはある意味正しい。だって世の中に出る商品の大半は駄目な子で、批判をしておけば勝率9割なのだから。もちろん王道の商品でもデザインが悪い、販売戦術が悪い、どれも正しい。で、正しいからなんなの?

批判する人のほとんどは売上に責任を負わない部署の人間であるか、営業だ。例えば研究所とか工場とか。生産性の低い仕様、面倒な仕様は嫌いなのだ。営業も売り方が分からないので途方に暮れるわけだ。

企業の体力にもよると思うけど売れない商品ははっきりしている、2番煎じと無難な商品だ。だから尖った商品を追い求めるか、それでも無難なジリ貧をとるか。なぜなら無難な商品は流通バイヤーには説明が論理的に行える、比較的簡単だ。しかし尖った商品は説明が難しい。新しいモノ好きのバイヤーがちょっかいを出してその結果返品では困るし。はたまた無視される場合もあるであろう(尖った商品は売価が高い)。

 

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