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立場を理解できない人、建前を嫌悪する人

なんかblogの更新が遅れている。まぁ気にしないで自分のペースで。

標題の件、立場の発言を理解できない人が相当数居る。あれってなんなんだろう、そしてその人は常に本音かというと全くそんな事はないわけで、疲れる。

相手の立場を理解できない人は「いい人」なんだと思う。そして自分に対しては過去の経験を生かして立場を使う、しかしあくまで「経験上」なので無意識。そして相手には相手の建前を認めず、自分だけ建前を主張する。簡単に言えば馬鹿なんだけど「いい人」なんだよね。自分のポリシーとしては「常に本音」なので相手に強要する、自分は「本音の世界に生きている」と勘違いしている。

ちょろまかすのは簡単なんだけどこっちが「尻尾を捕まれない」ように立ち振舞うのは結構面倒。なんせ本人は「本音で生きてる」と勘違いしているし、多分それを指摘すると理解できない上怒り出しそうだし。簡単に彼のポジションを承認・認定してしまうと私の立場を危うくしそうだし。

要はポジショントークと本音トークの違いが分からない奴が結構居るという話し。当然若い奴は血気盛んで真っ直ぐでそんな傾向があるのはいいんだけど、いい年をしたおっさんがその手の理解を欠くのは犯罪的だと思うんだよね。
そして本社の仕様策定部隊は若い奴ら多いのもこの手の問題を引き起こす。いや彼等は真面目で真っ直ぐですよ、いい人ですよ、だから性質が悪い。

例えば私の職場は研究職・技術職で、基本的に伝えられる事は「事実」でしかない。我々の成果を売り込むためにその「事実(ポジショントーク)」を下敷きとした見通し(本音トーク)を述べるのですが、それは見通しでしかない。ビジネスはある意味やってみなくては分からないので高等な判断が求められるのは常だと思うんですが彼等は見通しに保証を求めるわけです。そんなアホな。

多分技術屋は責任の範囲を小さくしようとする小ずるい人間が多いと想像できるのでこのような愚痴がでるのかもしれない。成果は主張したいが責任は負いたくないと。
でも少し違うのは技術屋も責任を取る事は少なくない。要は「見通し」を規定事実として扱うのは困ると言っているだけで、「事実を共有して」リスクを取るのはOKだということだ。

ポジショントークと本音トークの違いが分からない程度の知性の持ち主とはリスクを共有できないのだ。

 

ここで話は終わりなのだがちょっと雑談。
「議論できない人」って居る。議論とは問題点を指摘しあって、方針を修正することであろう。「(彼の)上司にこう言われた」とかが典型なんだろうけど、彼にとって結論は決まっているので説得の場になる。問題点があろうがなかろうが上司の方針を貫くのが「議論」なのだから、通常の議論は成立しない。多分その担当者も自分の無理さを理解しているので早く終わらせようとする。決定事項を告げるだけならそれでもいいが「商品の問題点を議論しよう」と言っておいて、問題点を提案したら「それはいい」では議論ではない。そして技術的な致命点は考慮するがマーケティング上の問題点は「○○が言ったから」という不毛の結論が幅を利かす、当然普通はその本人にも疑問があるわけだが。そして疑問が無い奴は最強なのだ、周りの部署からは馬鹿認定されるのだが出世できる。出世した瞬間に調整能力が無いので無視されて悲惨なたらい回しになるんだろうけど。

特定の誰かを頭に描いて書いている訳ではないのであるが気分が悪くなってきた。終わり。

 

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