さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

スイス5日目

2019-03-15 22:57:03 | 鉄への道?


今日は生徒3人で自由行動。一日、ルツェルンでまったりと過ごした。フルートの生徒さんが去年の夏にもマスタークラスに参加しており、ルツェルンに土地勘があるので、声楽の2人は彼女に頼ってついて行った。


アインジーデルンからいつものウルトラマン仕様(私が勝手に命名)に乗ってBiberburgg まで行き、そこから


VAEという列車でルツェルンへ。


客車はこんな感じ。


中はこんな感じ。


窓から絶景の景色が見える。


あいにくの雨で、どうしても雨粒が一緒に写ってしまう。


途中、羊の群れにも遭遇したりして、景色を楽しんだ。


ルツェルン到着。これが先頭の機関車の側面。


これが先頭の機関車の顔。


となりに緑の機関車もいた!


ホームの反対側にはこんな機関車も。


ルツェルンのある中央スイスはスイス発祥の地であり、ルツェルン自体もかつて首都であったこともあるようだ。今はスイス第4の都市。毎年8月から9月にルツェルン音楽祭が開かれるが、駅前のこの建物が会場になるという。去年聴いたことがある、フルートの生徒さんによると、内装も音響も大変良いホールということだ。


駅前のモニュメントも趣深い。


このように激しく電線が走っているのは、トロリーバスが走っているからだ。


これがトロリーバス。もちろんトロリーバスに混じって、普通のバスも走っている。


まずは最初の目的地であるカペル橋へ向かう。


ルツェルンのシンボルでもあるこのカペル橋は、実は湖から襲ってくる敵を街から守る城壁の一つで、完成は1333年だという。鎌倉幕府滅亡の年だねぇ。


木造の橋としてはヨーロッパ最古で、1993年8月の火災で橋の大部分が失われてしまったが、1994年4月に再建された。八角系の塔、ヴァッサートゥルムはカペル橋より早い時期の1300年頃に建てられ、敵の襲来を見つけるための見張り台として作られたが、拷問部屋や、貯水塔としても使われたそうだ。


ヴァッサートゥルムの石積みをよく見ると、程よく磨耗して、じつに古式ゆかしい。


カペル橋の近くにあり郵便局の建物も大変風格がある。ここで、若い子達が日本に絵葉書を出した。


そのあとはカフェで腹ごしらえ。


パニーノテリヤキというものを頼んだが、スパイシーで、全然照り焼きじゃなかった。美味しかったが、スイスのものはなんでもチーズが入っていたりしてとてもリッチなので、小さくもお腹にずっしりくる。今回もこの程度の大きさで四苦八苦し、左側のお菓子は持ち帰りにした。


このアップルサイダーも美味しかった。


腹ごしらえの後は、バスで交通博物館へ。


いきなりかましてくるこの円盤はトンネルを掘る時のものだろう。


裏から見るとこんな感じ。


SLコーナーは期待通りグッとくる。明治初期に新橋・横浜間を走ったSLと同じ匂いを感じるよね。


この機関車も素敵だ。


屋外のトンネル見本で背伸び。


足こぎ船に歓声をあげる若い子達を後ろから見てほくそ笑む。


戦闘機の前でも〜


いや、全体見せろって?


潜水艦って実物を見るの初めてだなぁ。


ボブスレーに乗り込もうとする私。


車コーナーもあった。


初期の自転車。とても乗れる気がしない。なんか痛そう。


でも私はやっぱり機関車が好き。

そうねー、この博物館、スイスパスで入場料半額になるけど、結構お高くて、微妙な展示も多く、乗り物がよほど好きな人でないと、難しいかもね。


バスで駅前に戻ってきたあとは、イエズス教会。1666年、スイスで初めて作られたバロック様式の建物だ。


近くで撮ると、こんな風に塔が短く写るので、ロイス橋の上とかちょっと離れたところから撮るのがオススメ。


中は本当に素晴らしく、お砂糖の王国に来た気分。


後部のオルガンも見栄えがする。


隣のフランシスコ教会は13世紀後半の建立。こちらはゴシック洋式だがフランスで見慣れたゴシック建築とはちょっと違った雰囲気がする。


ステンドグラスは正面後方のみ。正面の部分のみ天井にヴォールトがあって、たしかにゴシックという感じがする。


向こうの方に城壁が見える。


ロイス橋を渡って、旧市街へ。こんな風に壁画のあるお店やホテルが並ぶ一画があります。


泉の彫刻もなんだか凝っている。ちょうどその時、金管合奏が聞こえてきた。トランペットボランタリーだ。


吹いていたのはこのおじさん達。ピッコロトランペット、B♭管トランペット、トロンボーン、ホルンの合奏だ。なかなか癒されたのでお金を入れてきた。


この泉はカラフルでエキゾチックだ。


その後、旧市街と新市街を行ったり来たり。新市街に大胆に便座をディスプレイしている店を見つけて驚愕。


さて、待ちに待った今日の夕食。


ちょっとカッパドキアの洞窟レストランを思い出す、風情のある趣き。


私はラム肉の煮込みを注文。全然臭くなくて、柔らかくて美味しかった。


このジュースも美味しかった。店の人はスプライトみたいなもんだといっていたが、スプライトよりずっと美味しかった。


若い子達もそれぞれ郷土料理や、アルペンマカロニ?のようなパスタを頼んで舌鼓を打っていた。スイスはジャガイモや乳製品が本当に美味しいよね。


レストランの錠前にそそられたのでワンショット。


帰りはすっかり真っ暗。ロイス川沿いのカフェの明かりに照らされて、水面がとても綺麗だわ。


カペル橋も、ちょっぴり怖いけど、ライトアップされてた。


帰りもVAEに乗って帰ってきた。前日のダボスに比べると、ルツェルンへの電車旅はとても短く感じられる。

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