さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

題名のない音楽会(4/2)~「劇場支配人の音楽会」~を観て

2017-04-04 22:32:29 | 映画・番組等、各種鑑賞録
新司会者:石丸幹二さんの初回。

出だしはちょっと緊張しているようだったが、ミュージカルをやっている人っていうのは、アナウンサーのように饒舌でなくても、話す言葉がしっかり聴く人の心に入ってくるなぁと感じた。私も外国語の歌ばかり歌ってなくて、日本語の歌やセリフにチャレンジしてみるか。

この番組、私が生まれる前の年から始まってるんだなぁ。つまりその長い歴史は私の人生のほとんどと重なっているわけだが、音楽鑑賞も音楽番組も苦手な私はついつい敬遠し、見始めたのは五嶋さんが司会になった2015年10月から。たった30分なのだからと自分に叱咤激励して、録画は全部撮っているのだが、全部は見切れていない。五嶋さんの最後の方も見れていないため、また後日見て感想をアップすることにしよう。

さて、この劇場支配人の音楽会、何か司会者が新しくなって、新しい視点が入ったかのよう。

今回紹介されたのは以下の三曲。

W.A.モーツァルト/音楽つき喜劇「劇場支配人」序曲より
I.ストラヴィンスキー/「火の鳥」より「魔王カスチェイの凶悪な踊り」
E.W.コルンゴルト/「ヴァイオリン協奏曲」より第3楽章

最初のモーツァルトの「劇場支配人」はなかなか爽やかな選曲だったが、あとの2曲はどう劇場支配人につながるのか・・と思って見ていると、歴史上名高い劇場支配人の見出されて才能を開花させた作曲家の作品、ということだった。

ディアギレフはバレエに詳しくない私でも、一応名前くらいは知ってるが、彼に見出されたのがストラヴィンスキー。だからバレエ音楽が多いのか。

もう一人、マックス・ラインハルトが才能を見出して、ハリウッドに連れてきたのが、コルンゴルト。んんん・・両方ともよく知らないのだが・・・。コルンゴルトは映画音楽の礎を作ったとされる作曲家で、かのジョン・ウィリアムズも影響を受けており、有名なスターウォーズのテーマも、コルンゴルトが作った曲にそっくりなのがある。

で、そのコルンゴルドの「ヴァイオリン協奏曲」・・・素敵だった~。大好きなバイオリニストの小林美樹さんの演奏、カッコよかった。ひゃぁ~こんないい曲を今まで知らなかったなんて。確かに映画音楽みたいというか、宇宙に広がるスケール感とか、人々の活発な営みとか、映画に出てきそうなフレーズがいっぱい出て来る。最後の方はかなり技巧的なんで、簡単そうな、サビっぽいところだけ抜粋して、なんちゃって演奏をしてみたいものである。

ということで、見終わったら、頭がコンコルド・・じゃなくてコルンゴルト一色になっていた。

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