さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

職場の歓送迎会でもドンパス

2017-04-24 23:12:35 | ただの日記
今月は、5人の転出者と4人の転入者が発生した我が職場であるが、大異動の歓送迎会にふさわしいレストランを貸し切りで予約することができ、貸し切りなら余興でもやろうかと、私と、もう一人踊り好きの男性が手を挙げて、出し物を披露。

声楽曲を職場で披露するのは初めてだが、何よりも困るのが伴奏のこと。折角なら今やっているドン・パスクワーレの「あの目に騎士を」を歌いたいので、ネットで必死で探したら、RICORDIから模範演奏とカラオケCDのついた「コロラトゥーラソプラノのためのオペラ・アリア集」というのが出ていることが分かり、早速注文。

届いてみたら、最初のテンポがやたら遅く、逆に速い処は速すぎること、変な位置でカットが入っていることから、なかなか歌いづらいCDであることが分かった。

だがこれしか選択肢がないので、これをiPhoneに取り込んで、耳コピアプリで速度110%にして歌うことにした。それでも昨日歌ったのとはスピードや間の取り方が全然違うので、昨日2回、今日は3回聴いて、リズム感を叩きこんだ上で、今日のレストランでの本番に臨んだ。

トイレの中で着替えていて、酔っぱらって大声で離す同僚たちの声を聴きながら、こういう環境でちゃんと歌えるかしらととても心配だった。

出番が来て、トイレのドアから登場するというサプライズ登場をして、Quel guardo il cavaliereやSo anch'io la virtù magica冒頭のちょっとゆっくりする箇所を狙って、転出者にちょっとしたプレゼントをかごから出して配りながら歌うという演出をしてみた。あとは隠していた薔薇(昨日の小道具)を取り出して、最後に想定外の人に渡す・・ということもやってみた。


思った以上に盛り上がり、曲中でもやんややんやの大騒ぎで、ポイントとなるところで伴奏が聞こえないという苦しい箇所もあったが、そこは昨夜から5回聴いてテンポ感と間合いを体に染みつけておいたせいで救われる。

なので、日ごろオペラどころかクラシックなんて聞かない酔っぱらった人達に、カットしているとはいえ5分40秒もの間、音楽を楽しんでいただくのは大変なことであったが、何とかうまく行ったし、場も盛り上がったし、何よりも転出者に大変喜んでいただけたので本当にやってよかったと思う。

やはりドンパスはいいな。音楽に詳しくない人でも、聴いてて楽しくなる曲のレパートリーを常に持っていたいものだと思った。

もう一人の同僚によるダンスも良かったし、司会・進行、料理、転入者・転出者の挨拶、贈る言葉、部長席からの一言・・・すべてがとてもよい、中身のある会になった。
コメント (1)
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