リオ五輪・・終わっちゃいましたね。
食堂に貼られたこのメダル表もそろそろ見納めです。
銅メダルが大幅に欄をはみ出しているところを見ると、これを作った人はこんなに銅メダルが獲れると思ってなかったんでしょうね。
日本人選手の活躍が連日のようにメディアを賑わしておりますが、私は例によってほとんどテレビで観戦することはありませんでした。翌朝ネットニュースで見て、必要に応じて動画でチェックしただけです。
ここが私のいけないところ。運動部出身なのにスポーツ観戦が苦手なんです。音楽やってるのに音楽鑑賞が苦手・・というところは、去年と今年で是正しつつあるのですが、スポーツ観戦ができるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。
もともとじっとテレビを見るのが苦手。腰痛もちだからというのもあるが、スポーツ観戦が苦手なのは、心臓が悪かった時の記憶が抜けないから、手に汗握る展開が苦手なんだよね。
今回バトミントンのタカマツ組が、もうダメか・・とみているみんなが思った時、彼女たち自身は前日見た伊調馨選手をはじめとする女子レスリングの逆転金メダル劇を思い出し、自分たちの逆転を信じて闘ったのだという。強いなぁ。そして違う種目の選手達の闘う姿から、ちゃんと得るモノを得てるところがいいじゃないですか。私もスポーツ観戦できればなぁ・・と思うのはこういうところ。
まぁ、実際には、ここまで夏バテのバテバテで、睡眠時間を削って観るのは厳しく、かつ自分は自分でコンクールが気になって観戦どころではなく、まぁ僭越ながら彼らと一緒に戦っている気分で山を乗り越えたのでありますが。。。
今回の日本選手の活躍は、もちろん彼らの努力や、ドーピングに屈しない公正さという要因もあるだろうが、現地の親日的な反応もおそらくプラスに働いたんじゃないかと思います。開会式ではブラジルの歴史が演じられる中、ちょうど広島での原爆投下時間や、平和式典とかぶせて、日本移民を登場させ、日の丸をイメージしたコスチュームで比較的長い間踊りを披露していたのを見て、いつものオリンピックと違うな・・と感じました。また日本選手団は各自日の丸とブラジル国旗を両方持って行進し、ひときわ高い声援を浴びていたのが印象的でした。全部をチェックしたわけではないけれど、自国の旗や徒手で行進する国が普通な中、日本選手団のこの態度は大変粋だと思いました。(韓国等、数人がブラジル国旗をひらひらさせていた国もないわけではなかったですが。)
また試合中も相当にブラジルの方々から声援をいただいたそうで、それは実にありがたいことですね。ブラジル人は素直にブーイングをする人達だから、陸上競技で銀メダルを取ったフランス人が表彰式でブーイングを受け、悲しい顔をしている写真などがネット上で話題になりましたが、日本選手は逆に声援をもらっていたというのは嬉しいです。もともとブラジルは日系移民も多く、親日的だからという背景はあるでしょうが、卓球の福原愛ちゃんは中国でも大人気。中国語が堪能なだけでなく、人柄の良さ、責任感の強いところ、チャーミングなところが好かれるんでしょうね。私も今回のオリンピックで彼女がさらに好きになりましたよ。諸外国の人達から好かれるというのは気持ちが良いもので、必ずしも親日的ではない国の人にも好かれる愛ちゃんのような人の態度を見習いたいなと思うわけです。
女子レスリングで吉田沙保里選手が惜しくも四連覇ならず銀メダルでしたが、彼女を破ったアメリカのマルーリス選手は、吉田選手に憧れ、吉田選手を目指して頑張ってきた人です。勝ったあとの彼女の眼は澄んでいて、とても心を惹かれました。この日は、吉田選手とマルーリス選手の顔を見て、何度泣いたことでしょう。国境を越えて影響し合う人間の生きざまの美しさを見る思いでした。それにしても女子レスリング選手たち。。。かっこいいですね。私もウエストさえ絞れば、結構レスリング体型かもしれません。でも吉田選手より30キロぐらい重いですから、相当絞らなければならないですが、ちょっと絞ってみるか・・的な気持ちになっています。
柔道やシンクロの復活、日本史上初の男子400リレー「銀」などは、明確な戦略や頭を使った練習、正しい指導の成果でしょうね。柔道では「ヘーシンク・ノート」という昔の東京五輪時の無差別級金メダルに輝いたヘーシンクの練習を見た指導者たちよる詳細な分析ノートを見て、そこから読み取れる柔道界の団結した勝つための執念が、井上監督に大いに影響を与えたようですね。シンクロは井村コーチが戻ってきて選手たちを追い込む井村流の指導が実を結んだというし、そしてリレーでは「アンダーハンドパス」に磨きをかけ、色々計算しながら練習を進めたところが功を奏したようです。こういう話を聞くと、自分の場合に置き換えて考えてみたくなります。一流のアスリートたちの日々の過ごし方、考え方から少しでも何かを学びたい・・と思うわけであります。
閉会式も良かったですね。確か長野五輪だったかなぁ・・閉会式で五輪旗が次のソルトレイクシティに渡されるとき、ソルトレイクシティの市長さんが女性だったのね。赤いスキーウェアのようなものを着て、スタイル良くて、旗を振る姿がカッコイイと思ったの。そんな時代は日本には来ない・・・とその時思ったのですが、小池百合子都知事、素敵な着物姿で、バッチリ決めてくれましたね。安倍総理のアベマリア・・じゃなくてアベマリオも良かったです。日本のアニメやゲームが好きで、日本語を学ぼうと思う外国の方は大変多いそうですし、私は一度そういう方の日本語をテレビで聞いて、あまりのうまさに絶句したことがあります。私自身はゲームは大嫌いだけれど、アニメやゲームが好きで日本語を学ぶ方にはとても親近感を感じます。オペラが好きでイタリア語を勉強しようとしている私も同類ですからね。
ということで、ちゃんと観戦してないくせに、ダイジェストやネットニュースだけを見て、色々書くのもおこがましいとは思うのですが、いろんな意味でプラス思考をくれたオリンピックだったので、感謝を込めて書いてみました。
食堂に貼られたこのメダル表もそろそろ見納めです。
銅メダルが大幅に欄をはみ出しているところを見ると、これを作った人はこんなに銅メダルが獲れると思ってなかったんでしょうね。
日本人選手の活躍が連日のようにメディアを賑わしておりますが、私は例によってほとんどテレビで観戦することはありませんでした。翌朝ネットニュースで見て、必要に応じて動画でチェックしただけです。
ここが私のいけないところ。運動部出身なのにスポーツ観戦が苦手なんです。音楽やってるのに音楽鑑賞が苦手・・というところは、去年と今年で是正しつつあるのですが、スポーツ観戦ができるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。
もともとじっとテレビを見るのが苦手。腰痛もちだからというのもあるが、スポーツ観戦が苦手なのは、心臓が悪かった時の記憶が抜けないから、手に汗握る展開が苦手なんだよね。
今回バトミントンのタカマツ組が、もうダメか・・とみているみんなが思った時、彼女たち自身は前日見た伊調馨選手をはじめとする女子レスリングの逆転金メダル劇を思い出し、自分たちの逆転を信じて闘ったのだという。強いなぁ。そして違う種目の選手達の闘う姿から、ちゃんと得るモノを得てるところがいいじゃないですか。私もスポーツ観戦できればなぁ・・と思うのはこういうところ。
まぁ、実際には、ここまで夏バテのバテバテで、睡眠時間を削って観るのは厳しく、かつ自分は自分でコンクールが気になって観戦どころではなく、まぁ僭越ながら彼らと一緒に戦っている気分で山を乗り越えたのでありますが。。。
今回の日本選手の活躍は、もちろん彼らの努力や、ドーピングに屈しない公正さという要因もあるだろうが、現地の親日的な反応もおそらくプラスに働いたんじゃないかと思います。開会式ではブラジルの歴史が演じられる中、ちょうど広島での原爆投下時間や、平和式典とかぶせて、日本移民を登場させ、日の丸をイメージしたコスチュームで比較的長い間踊りを披露していたのを見て、いつものオリンピックと違うな・・と感じました。また日本選手団は各自日の丸とブラジル国旗を両方持って行進し、ひときわ高い声援を浴びていたのが印象的でした。全部をチェックしたわけではないけれど、自国の旗や徒手で行進する国が普通な中、日本選手団のこの態度は大変粋だと思いました。(韓国等、数人がブラジル国旗をひらひらさせていた国もないわけではなかったですが。)
また試合中も相当にブラジルの方々から声援をいただいたそうで、それは実にありがたいことですね。ブラジル人は素直にブーイングをする人達だから、陸上競技で銀メダルを取ったフランス人が表彰式でブーイングを受け、悲しい顔をしている写真などがネット上で話題になりましたが、日本選手は逆に声援をもらっていたというのは嬉しいです。もともとブラジルは日系移民も多く、親日的だからという背景はあるでしょうが、卓球の福原愛ちゃんは中国でも大人気。中国語が堪能なだけでなく、人柄の良さ、責任感の強いところ、チャーミングなところが好かれるんでしょうね。私も今回のオリンピックで彼女がさらに好きになりましたよ。諸外国の人達から好かれるというのは気持ちが良いもので、必ずしも親日的ではない国の人にも好かれる愛ちゃんのような人の態度を見習いたいなと思うわけです。
女子レスリングで吉田沙保里選手が惜しくも四連覇ならず銀メダルでしたが、彼女を破ったアメリカのマルーリス選手は、吉田選手に憧れ、吉田選手を目指して頑張ってきた人です。勝ったあとの彼女の眼は澄んでいて、とても心を惹かれました。この日は、吉田選手とマルーリス選手の顔を見て、何度泣いたことでしょう。国境を越えて影響し合う人間の生きざまの美しさを見る思いでした。それにしても女子レスリング選手たち。。。かっこいいですね。私もウエストさえ絞れば、結構レスリング体型かもしれません。でも吉田選手より30キロぐらい重いですから、相当絞らなければならないですが、ちょっと絞ってみるか・・的な気持ちになっています。
柔道やシンクロの復活、日本史上初の男子400リレー「銀」などは、明確な戦略や頭を使った練習、正しい指導の成果でしょうね。柔道では「ヘーシンク・ノート」という昔の東京五輪時の無差別級金メダルに輝いたヘーシンクの練習を見た指導者たちよる詳細な分析ノートを見て、そこから読み取れる柔道界の団結した勝つための執念が、井上監督に大いに影響を与えたようですね。シンクロは井村コーチが戻ってきて選手たちを追い込む井村流の指導が実を結んだというし、そしてリレーでは「アンダーハンドパス」に磨きをかけ、色々計算しながら練習を進めたところが功を奏したようです。こういう話を聞くと、自分の場合に置き換えて考えてみたくなります。一流のアスリートたちの日々の過ごし方、考え方から少しでも何かを学びたい・・と思うわけであります。
閉会式も良かったですね。確か長野五輪だったかなぁ・・閉会式で五輪旗が次のソルトレイクシティに渡されるとき、ソルトレイクシティの市長さんが女性だったのね。赤いスキーウェアのようなものを着て、スタイル良くて、旗を振る姿がカッコイイと思ったの。そんな時代は日本には来ない・・・とその時思ったのですが、小池百合子都知事、素敵な着物姿で、バッチリ決めてくれましたね。安倍総理のアベマリア・・じゃなくてアベマリオも良かったです。日本のアニメやゲームが好きで、日本語を学ぼうと思う外国の方は大変多いそうですし、私は一度そういう方の日本語をテレビで聞いて、あまりのうまさに絶句したことがあります。私自身はゲームは大嫌いだけれど、アニメやゲームが好きで日本語を学ぶ方にはとても親近感を感じます。オペラが好きでイタリア語を勉強しようとしている私も同類ですからね。
ということで、ちゃんと観戦してないくせに、ダイジェストやネットニュースだけを見て、色々書くのもおこがましいとは思うのですが、いろんな意味でプラス思考をくれたオリンピックだったので、感謝を込めて書いてみました。