現在の私たちの家計に影響を与えるものは何でしょうか。もちろん、これまで私たち影響を与え続けてきたもの、例えば給料はこれからも影響を与え続けるのですが、その変化が小さくなった分、影響度は低くなりました。そして、劇的に変化したのは為替です。バブル時代にも、為替は大きく動いてはいたのですが、国や企業や銀行がクッションになっていて、私たちの生活にまで大きな影響はありませんでした。しかし、昨今、それは即座に反映されていきます。例えば原油の値段がガソリン価格に反映し、東京電力や東京ガスは価格に転嫁しています。銀行にしても、外貨預金という為替リスクを預金者に負担させるシステムを推進しています。さらに、外国の人件費、つまり給料ですが、それがわたしたちの生活に影響を与えています。100円ショップの多くが中国製品であるように、外国の商品にも、日本企業の高い技術や管理が導入されて、見た目も、中身も、日本製品と遜色がなくなりました。1~2年前の食の安全問題を機に、さらに、その差は縮まっていくでしょう。その分、他国の人件費は上がっていききますから、日本製品との競争関係化は激化していくでしょう。これまでは、日本製品は良い製品だが高価、中国製品などのアジア製品は安いが粗悪品というイメージが払拭されるのもそう遠くない日だと思います。
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