私たちの生活に影響を与えたものは何だったでしょうか。最も関心の高かったことは給料でした。給料自体も毎年大きく上がっていましたし、また出世とも当然リンクしていました。社会全体の成長と共に、会社も成長を続けていましたから、ポストも増え、誰もが当然のように出世していきました。だから、30歳係長クラスで幾らと、当然、誰もが出世することを前提に受給額の話もすすんでいました。雑誌はボーナスの比較表まで載せて、会社ごとの競争を煽ったのでした。
次ぎに不動産でしょうか。不動産に関係するのは金利です。不動産というのは金と一緒で、限りある資源です。欲しいという人が増えれば、値段は上がります。金利は一般的には経済成長率にリンクします。この二つが共に高い水準にあったのが、日本のバブル期です。このころのサラリーマンの生涯収入を成長期ですから、1億5千万円とします。仮に5000万円の不動産を買ったとしたら、金利が0なら、生涯収入の1/3に当たるだけですが、仮に5%なら、生涯収入を食いつぶすほどの額になります。だから、不動産を持とうとした一般的なサラリーマンにとっては不動産を持つために、一生働き続けるような時代でした。ですから、当然、不動産を持っている人、あるいは不動産を相続できる人との間の格差はひろがりました。そして、その頃に、不動産を長期ローンで取得した人の多くは、ローンの返済も終わり、不動産は手に入れましたが、それほどの預貯金は残していないという現実に直面しているのです。
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