アメリカ大統領の動向と言うものが経済に大きな影響を与えるということは、近年の金融緩和策の時代には当たり前のことのようだ。今日、びっくりしたのはアメリカの10年もの長期国債の金利が急上昇していたことだ。金利が直近値で0.787%と前日まで0.6%半ば台であったことを考えると突然の上昇である。何があったのか。トランプ大統領が予想の反して、短期間で退院したという情報が流れたからだ。国債の金利が上がるということは国債が売られたということである。つまり、安全遺産の国債が売られて、株などの資産へとお金の流れが移るということだ。トランプ大統領は自分の退院でNY株価が上がったとPRしていたが、現状は驚くほどの株価の上昇ではない。ただ、株への投資金が増えることは間違いない。それにしても、私が最も驚いているのは日本の株価の安定性である。世界の株価が大きく上昇と下落を繰り返している中で、これまではNY株価に引きづられていた東京株式市場の株価が比較的に安定していることである。日本企業の安定性が買われているのかもしれないし、比較的にコロナ禍の被害が軽微であった日本に資金が逃避しているのかもしれない。(くちなし亭、2020.10.06)
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