H教授はタブロイドPCがお気に入りである。私が何か質問をしたり、疑問を提示すると、すかさず、彼のタブロイドPCが登場する。便利そうではあるが、感情の伴わない機械に教えられているようで、どうもなじめない。だから、あまり中身を見ることもなく、分かったふりをして、「ふむふむ。」と言って、返す。だが、世の中のPCはタブロイド型へと移りつつあるようである。出荷量もノートPCを逆転したとのニュースを聞いたことがある。さて、10月22日のアップルの製品発表会である。クックCEOは「ここまでタブレットが急速に普及することを想像できたか。多くの人はタブレットが売れないだろう、売れるのはネットブックであると言っていたが、いまでは,そう言っていたメーカーでさえ、タブレットを作っている。ネットブックはどこに行ってしまったのか」と自らの優位性を誇示している。確かに、世の中に出回っているタブロイドPCの8割以上がアップル社製のiPadなのだそうだ。だから、強気である。今回、発表した新製品には、タッチパネルのような機能もなく、指紋認証で起動を可能にするTouch IDの搭載も見送られたようである。かつて、携帯電話器メーカー、ノキアは携帯は話せればよいのだという単純な発想で、日本の優秀な携帯器メーカーをガラパゴス化させた歴史がある。だが、そのノキアもアップルやサムスンのスマフォに押されて、あっという間に市場を失ったことは記憶に新しい。
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