夢をかなえるキャッシュフロー表

キャッシュフロー表はあなたの人生を変えることが出来ます。あなたの人生をさらに豊かにします。

バブル期に大量に造られた橋が一気に耐用年数を迎える。

2024-06-08 10:17:05 | FP
田中角栄が日本列島改造論を表し、日本のインフラ事業を進め始めたのは1972年である。日本はその後、高度成長期とバブル期に入った。高速道路が多く造られ、トンネルが掘られた。そのような中で、最も、耐用年数が少ないのは橋である。高速道路の橋もそうである。一般的な橋の耐用年数は50年と言われている。橋を大量に造った分、50年後にはそれと同じくらいの補修と解体費用が掛かるのである。バブル期にはなんでもなかった費用が少子高齢化が進む今の時代には、その費用負担は厳しいのである。コンクリートはもともと、引っ張る力に弱い。それを補強するために、中に鋼材を通して引っ張り、コンクリートに圧縮力を与えることでこの弱点を補っている。ひび割れが防げるなどの効果も期待できるが、鋼材が切れてしまうと非常にもろくなってしまう。この鋼材だが、当然、これは鉄なので、雨水などで腐食し、さびてもろくなり、切れる。羽田へ向かう高速道路の橋げたなどが、鉄のさびで真っ赤になっているのが見えるだろう。どんなに厳重な管理をしていても、雨風に耐えるには50年が限度かもしれない。それには膨大な費用がかかる。(くちなし亭、2024.06.08)

Y-FP Office Japan(http://www.y-fp-office-japan.jp)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする