夢をかなえるキャッシュフロー表

キャッシュフロー表はあなたの人生を変えることが出来ます。あなたの人生をさらに豊かにします。

中国のジレンマとドイツの政策変換。

2019-08-20 10:11:03 | FP
中国とドイツの経済減速を懸念して、世界の投資家の心理は安全資産へと向かった。その結果、為替では、日本円とスイスフランが他の通貨に対して、値上がりした。中でもアジア通貨の暴落が激しく、円を除いて、殆どの通貨が対米ドルで、下落した。5月に起こったことが、8月にも繰り返された。中国は香港問題と国内景気問題という政策的には、どちらを優先するべきか悩んでいるところだろう。香港で強圧的な行動に走れば、中国国内からの資本流出が加速し、対米ドルでペッグ制を取り、アメリカからも優遇策を受けている香港という足場を失う可能性が高い。だからと言って、このまま、香港の自由化を認めれば、チベットや新疆ウイグル自治区などへ波及し、共産党政権の足場を崩しかねない。だから、ぐずぐずと推移しているのだが、10~11月頃に、このままでは三度通貨危機が発生する。一方ドイツである。これまでは財政健全化の急先ぽうで、ギリシャやイタリアなどの景気刺激策をことごとく批判してきたのであるが、今回の通貨危機で、財政出動もやむなしと舵を切ったようだ。それが市場に安心化をあたえ、日本円もスイスフランも、対米ドルや対ユーロで、値下がりに転じている。ただ、本格的な政策転換であるかどうかは、しばらく様子を見る必要がある。何といってもドイツの首脳陣は頑固者だ。(くちなし亭、8月20日)

Y-FP Office Japanトップページ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする