週間朝日に,勇んで買ってはみたがほとんど使わない残念な家電の話が載っていた。家電ライターの藤山哲人さんやSUUMOなどの評価をもとに、ざんねんな家電ランクを点けたというという。1位は美顔器などの美容家電だそうだ。理由は思ったほどに効果が見えないということらしい。まあ、一度使ったら、びっくりするほどの美人になる機械はないので、この落胆される気持ちは分からないでもない。2位は健康器具で、最近の代表例はテレビCMなどで大いに宣伝しているおなかにパッドを装着する機器である。電気を流して刺激し、腹筋が鍛えられると言う。ただ、残念商品になってしまったのは美顔家電と一緒で、その効果を得るには継続的に長い時間が必要なのだ。それを試したからと言って、次の朝、起きてみたらムキムキのキン肉マンになっているはずがない。3位はこの種の話では有名なホームベーカリー(パン焼き器)である。結構材料費が高いし、手間もとる。音もうるさい。近くにはおいしいパン屋さんもある。そんなこんなで結局パン屋さんでパンを買うことになった。この手の家電の愚痴話は多い。たこ焼き器や餅つき機、ヨーグルト製造機、などなどである。唯一家庭に定着しているのは炊飯器くらいのものではないか。ただ、私は使っていて、手放せないものがこの週刊誌ではだめ家電に入っていたものが二つあった。一つはフードプロセッサーで、私の正月料理、栗きんとんの作成に欠かせないものだ。もう一つはレコードプレイヤーで、時々聞くレコードの音色に私の心は和むのである。(2018.06.07)