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江戸は166人の警官で守られていた。

2017-11-05 09:47:58 | FP

今日、アメリカのトランプ大統領が来日される。その警備のために、東京中に警官が集まっている。都心の高速道路はすべて通行止めとなる。それほど厳重にしなくても、日本であれば大丈夫だと胸を張りたいところだが、何が起こるか分からない世の中なので、細心の注意を払いたいのだろう。まあ、その厳重警備を相手側にも、見せる必要もあるのかもしれない。さて、日本は治安が良いとされている。その基礎は江戸時代からの自治だったと思われる。勝海舟は明治政府の進める自治制度についてこう述べている。「地方自治などいふことは、珍しい名目のやうだけれど、徳川の地方政治は、実に自治の実を挙げたものだヨ。名主といひ、五人組といひ、自身番(警察)といひ、火の番(消防)といひ、みんな自治制度ではないかノー」と。勝海舟が生まれたころの江戸は、そのほとんどを自治に委ねていたのである。警察に当たる奉行所の役人の数はわずか166人である。100万人とも言われた江戸市民をわずか166人で治安を守れるはずがない。100万人が一斉にかかってきたら、166人ではとても太刀打ちできないのである。100万人に対してはさすがの鬼平でも逃げるだろう。当時、江戸にいた侍の数は旗本8万騎と称されていたが、実際は経済的困窮で、その実数はもっと少なく、さらに言えば、実力的に弱体化していたと思われる。そのような支配体制にありながら、江戸で暴動が頻発しなかったのは、勝海舟の言う自治があったからである。自治が治安を守っていたのである。もちろん、地方では農民一揆などは起こっていたが、江戸で起こらなかった理由は、現在の北朝鮮の平壌とその他の地域の関係のように、江戸はその他の地域に比べて、はるかに恵まれていたからでもある。(2017.11.05)

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