韓国の仁川（インチョン）で行われているアジア大会だが、昨夜の競泳では、日本の男子競泳陣の活躍が目立った。２００メートル自由形では萩野公介が中国の孫楊と韓国の朴泰桓（パク・テファン）を抑えて、金メダルを獲得した。孫楊はロンドン五輪の自由形で２冠だし、朴泰桓（パク・テファン）は北京で韓国競泳界初の五輪金メダルをつかみ、地元の英雄だった。勝負はこの二人の戦いと思われていたのだが、ラストの５０メートルで、様相は一変した。その他のレースも、１００メートル背泳ぎは入江陵介が、２００メートルバタフライは瀬戸大也が他の選手を圧倒して、優勝したのであった。ただ、競泳という種目はメジャーなスポーツの割に、活躍国が限定される。特に、アジアの中では、日本と中国の２国対決のようである。だから、わざわざ、アジア大会など行わなくても、日中競泳大会でも開けば、それで十分なようだが、オリンピックではとても、決勝には進めない選手が登場できる場であり、彼らの成長を楽しむ場でもあるのかもしれない。
